天と地の守り人(第三部) の商品レビュー
偶然、図書館で目にしてから約半月。 本当に面白くて、これが夢中になって読むということなのだろうなと思いながら最後まで一気に読みました。 児童文学という括りになってはいますが、バルサとタンダの関係や親子の関係性は、大人になり親になった今だからこそ感じる部分も多かったです。 ハラハラ...
偶然、図書館で目にしてから約半月。 本当に面白くて、これが夢中になって読むということなのだろうなと思いながら最後まで一気に読みました。 児童文学という括りになってはいますが、バルサとタンダの関係や親子の関係性は、大人になり親になった今だからこそ感じる部分も多かったです。 ハラハラ・ドキドキしながら、あたたかい気持ちになれるこのシリーズが大好きです。
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「感無量」、「感慨にふける」・・・ あぁ、この読後感をどう表現してよいのやら。 ついに、終わってしまった。バルサとチャグムの長い長い物語が。 この「天と地の守り人」は三部作で、タルシュ王国の北への侵攻を前に、第1部と第2部で、様々な戦略、駆け引き、思惑があって、そういったものが...
「感無量」、「感慨にふける」・・・ あぁ、この読後感をどう表現してよいのやら。 ついに、終わってしまった。バルサとチャグムの長い長い物語が。 この「天と地の守り人」は三部作で、タルシュ王国の北への侵攻を前に、第1部と第2部で、様々な戦略、駆け引き、思惑があって、そういったものがあったからこそ、最後のこの第3部は話の展開も早く、ページをめくる手が止まらないとはこういうことか、というほど早く読み終えてしまった。そして、「守り人」シリーズでは私としては初めて、何度も涙が溢れた。 戦争や、歴史上の戦など、これまで何度も映像で見聞きしたけれど、これまでで一番と言っても過言でないほど、チャグムとともに自分の身に迫って「戦」を感じた気がする。それほど圧倒的な描写だった。 チャグムと帝の関係、バルサとタンダの関係。 そうくるか、そうなったか・・・ 「守り人」シリーズ、噂通りの傑作だった。「ファンタジー」、「児童書」という枠にとらわれず、多くの人に読んでもらいたい。 「ラピュタを崩壊させる言葉は?」 「バルサ!(あ、違っ!!恥・・・)」
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守り人シリーズの完結編。 第三部まで一気読みしてしまった。 タルシュ帝国から、自国新ヨゴ王国を守るために、ロタ王国とカンバル王国との同盟を得る旅へと出るチャグム王子。 バルサが再度護衛士となり、二人で様々な困難に立ち向かっていく。 あ~面白かった~ 成長していくチャグム王子、バ...
守り人シリーズの完結編。 第三部まで一気読みしてしまった。 タルシュ帝国から、自国新ヨゴ王国を守るために、ロタ王国とカンバル王国との同盟を得る旅へと出るチャグム王子。 バルサが再度護衛士となり、二人で様々な困難に立ち向かっていく。 あ~面白かった~ 成長していくチャグム王子、バルサのタンダへの気持ち、それぞれの国の野望・・・ 続きが気になる。
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守り人シリーズ、最終章の最終巻!終わりの終わりです。 ついに帰ってきた新ヨゴ皇国、バルサとチャグム、それぞれの目的と役目を果たすわけだけど、どっかで交わるのかと思ったら交わらない!!逆にそれがリアルでよい。そしてスケールのでかさがすごいね!こんな国と国との大激戦まで出てくるようになるとは、精霊の守り人を読んでいたときは想像もしなかった。 最後はもちろん大団円なわけだが、チャグムはもちろんのこと、バルサも落ち着くべきところに落ち着いた感じでよかったね。エピローグで、チャグムが遊びに来る話でも書いてくれないかなぁ。いや、それは想像で補うべきですね。 二人とともに精神は守り人世界に行ってきた身としては終わったしまって喪失感でいっぱいだが、素晴らしい物語に感謝したいと思う。 …と書いときながらアレなんだけれども、途中の四路街脱出のくだりでタルシュ兵斥候と邂逅するシーンについて、あとでまだ上手く使うのかと思ったけど特に出てこなかったのはちょっと残念。このエピソードはどう必要だったのか、私の読解力がないのかもしれないが。
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あぁぁ、読み終わってしまった。。 いつかは来る終わりだけど、、本当に終わってしまって、、寂しすぎるー。。 守り人ロスー。(இдஇ; ) シリーズを通しても本作は圧巻でした。 どう終息させるのかと思っていたけど、素晴らしすぎて言葉にできないくらい。 すべての登場人物が本当に魅力...
あぁぁ、読み終わってしまった。。 いつかは来る終わりだけど、、本当に終わってしまって、、寂しすぎるー。。 守り人ロスー。(இдஇ; ) シリーズを通しても本作は圧巻でした。 どう終息させるのかと思っていたけど、素晴らしすぎて言葉にできないくらい。 すべての登場人物が本当に魅力的で、シリーズの最初から最後まで最高に楽しませてもらいました。 素敵な時間をありがとうと言いたい。笑
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面白かった! チャグムとバルサの人生、こんなに深く結びついてたんだね。血まみれだとしても、チャグムやアスラを守り抜いたバルサは子供を守る獣の母親みたい(;_;) タンダはそれを待つ大きな木かも。雨露しのいで、木陰で休ませてあげて。生きるのはしんどいけど、どうぞみんなが幸せでありま...
面白かった! チャグムとバルサの人生、こんなに深く結びついてたんだね。血まみれだとしても、チャグムやアスラを守り抜いたバルサは子供を守る獣の母親みたい(;_;) タンダはそれを待つ大きな木かも。雨露しのいで、木陰で休ませてあげて。生きるのはしんどいけど、どうぞみんなが幸せでありますよう。
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チャグムが地上の帝となり、父である帝は天上の帝となる。 現実世界の天皇や各国の皇帝を思い浮かべてしまったのは僕だけだろうか?児童文学と思いきや、それぞれの世代の読者が、それぞれの思いで熟読できる壮大なファンタジーであると改めて思う。
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ああ終わっちゃった。もっとこのシリーズ読みたいなあと思ったのが一番の印象。すべての登場人物がリアルで生き生きとしている。物語とは思えない。最後のシーンは作者が書きたかったんのだろう。短槍を立てかけて我が家に入るシーン。タンダの笑顔が目に浮かぶようである。 ちっとも恋愛のネタは書かれていないのに、なんと愛に満ち溢れた2人だろうと思う。
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あー。終わってしまった… 精霊の…からの壮大な物語。 チャグムがグングンと成長する姿と、バルサが慎重にしかし確実に、人生に対する考え方を変えられていく姿。 これからも、会えなくても共鳴しあっていくんだろうな。
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新ヨゴ皇国に帰還したチャグムと、タンダを探すバルサ。 真正面から向き合ってなお、父と袂を分かつことになるチャグム。 半死のタンダを見つけたバルサは、壊死したタンダの腕を切り落とし、寄り添う。 川が海へと流れるように、すべてが気持ちよく収束していく様がすごい。 はじめからこの結末が用意されていたような気さえする。
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