安徳天皇漂海記 の商品レビュー
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歴史ファンタジー!!平家物語かと思いきやいきなり水蛭子。そして海を越えて隣の国へ!始終哀しい話だけど史実を踏まえて時々宝具も出てきて楽しかった。
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2006年第19回山本周五郎賞 久しぶりに「耳なし芳一」をYouTubeで聞いて 山本周五郎賞で残していた安徳天皇を読もうとやうやう手に取る 壇ノ浦の戦いで入水された幼帝安徳天皇 その後遺体は確認されていない この安徳天皇を物語の軸に技巧的で幻想的な 歴史小説 二部構成とな...
2006年第19回山本周五郎賞 久しぶりに「耳なし芳一」をYouTubeで聞いて 山本周五郎賞で残していた安徳天皇を読もうとやうやう手に取る 壇ノ浦の戦いで入水された幼帝安徳天皇 その後遺体は確認されていない この安徳天皇を物語の軸に技巧的で幻想的な 歴史小説 二部構成となっており 第一部は、東海漂泊 吾妻鏡・金槐和歌集・平家物語等々をどれだけ読み込まれての創作かと感銘します その中で、言葉と和歌と文学で社会を治めようと したかの源実朝と形状を変えた安徳天皇の邂逅は 歴史と運命と文学の邂逅のように 第二部は、南海流離 安徳天皇がその形状のまま海を超えてというところですが、日本史アジア史共にポンコツのため ここまで話が広がるとなんの話かわからず お詳しい方は楽しめるかと思います 読む前にイメージしていた安徳天皇とは全く違ったビジュアルで多少驚きましたが 歴史に残された文献からまるで史実かと思わせるファンタジー
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〈「不可思議なるものはな、魅入るのだ。すべて不可思議なるものは、はるか上天(テングリ)へと続く彼方の消息を帯びておる。彼方は人に憑き、人は彼方に魅せられてやまない。魅入られた魂が何事もなくこの世に還ってくることは、汝が思っているほど容易ではないのだ」〉 壇ノ浦の合戦で入水した...
〈「不可思議なるものはな、魅入るのだ。すべて不可思議なるものは、はるか上天(テングリ)へと続く彼方の消息を帯びておる。彼方は人に憑き、人は彼方に魅せられてやまない。魅入られた魂が何事もなくこの世に還ってくることは、汝が思っているほど容易ではないのだ」〉 壇ノ浦の合戦で入水した幼帝、安徳天皇は神器である琥珀の玉に封じ込められ、それ以降の時代を、海を隔てた異国を漂って、数奇な運命をたどっていく。その運命に交差するのはマルコ・ポーロであり、もうひとりの少年皇帝であり、そうか、ふたりの少年皇帝の運命はこうやって交差するのか、と史実に材を採って、想像力が無限に広がっていく展開に感動を覚えました。 この作品自体が、互いを寄り添わせながらより強い光を放つ琥珀と翡翠の玉のように、とても美しい伝奇小説でした。正直、内容をどれだけ理解できているか怪しいけど、この作品に出会えてよかった、と強く思いました。
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久々に一気読みの面白さ…! 伝承、歴史、それらの共通項、これらをパズルのピースのようにパチリパチリと当てはめつつ、幻想譚に仕立て上げた、なんとも豊潤な作品! 個人的なアレだけれども、以前に平家物語·安徳天皇の伝承や、神仏習合の信仰や龍蛇伝承を調べていて、平家物語ゆかりの壇ノ浦や...
久々に一気読みの面白さ…! 伝承、歴史、それらの共通項、これらをパズルのピースのようにパチリパチリと当てはめつつ、幻想譚に仕立て上げた、なんとも豊潤な作品! 個人的なアレだけれども、以前に平家物語·安徳天皇の伝承や、神仏習合の信仰や龍蛇伝承を調べていて、平家物語ゆかりの壇ノ浦や宮島、源氏の鎌倉に行ったことがあったので、それらで得たものがダイレクトに響いた読書体験になった。 (壇ノ浦と門司にはまた行きたいなぁ…) その立場からすると、第一章で大満足だったのだが、それを第二章で本来関わりあいがない異国人をおいたうえでの結末はまた良かった。 他者との関わりあい、滅亡の悲劇は、国や時代に関係なく人々、漂泊の安徳天皇を襲う。 しかし、日本を一度出ることで狭い地域の濃厚な恩讐からは少し離れることで、救いの道につながる。 海におわす恐るべき御霊から、年相応の童(もしくは長い年月を強いられた老年、日本版さまよえるオランダ人)、流された蛭子と様々な姿を見せる安徳天皇。 平家物語の悲劇の幼帝、諸星大二郎のアレ、いろいろな安徳天皇がおられるが、この作品の描き方はすごく良かった。
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大河ドラマで源実朝が気になって、実朝が出るから読んだのだけど、面白すぎて作者天才か?と思っている。 あくまでもファンタジーではあるものの、表に出てる史実と辻褄が合うようなストーリー、至る所に散りばめられた伏線を見事に回収していく様は天晴れとしか言いようがない。 1部に関しては和歌の使い方がとても良い。和歌は場面によって様々な解釈ができると思ってるのだが、ストーリーの流れにあった和歌を持ってくるのがうますぎた。和歌があるおかげで感情移入しやすくなってる感じがする。 2部は1部とのつながり、そして元ネタとなっている『高丘親王航海記』とヒルコを出してくるのが最高に震えた。 私は中国の歴史にはあまり詳しくなく、まさか南宋で壇ノ浦とほぼ同じことが起こってるなんて知らなかったので、史実なのか検索して鳥肌立つくらいびっくりした。この二つを繋げたのが本当に天才だと思う。 そして蜜の沼は『高丘親王航海記』を読んでたらそういうことねーーー!となるし、1部の流れはほぼ太宰治の『右大臣実朝』なので、どちらも読んでいるととても面白い。(高丘親王の方は本書のあとに読みましたが) かなりファンタジー要素が強いので万人にお勧めできるわけではないけど、好きな人はかなり好きだと思う。
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檀ノ浦に沈んだ安徳天皇が琥珀の珠内に眠ってて、板東まで運んで源実朝に引き合わせ。江ノ島の洞窟に一旦隠し置いて。公暁に殺害された実朝の首を忠臣が運んでいったら、あろうことか、珠内から御手が伸びてきて、首を抱き取ってご満悦…なんというイマジネーション!しかし私、スミマセン、第一部でリタイアします(汗)
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ひょろひょろと妙に軟弱な感じが続く日本編はどうにも気乗りしなかったけど、後半の世界編はどいつもこいつも男らしくて良いじゃん。ワンピースくらいイケイケじゃん。わしゃクビライカーンとかただ目が細いだけで大したことないなんて思ってたけど、見直したよ。やっぱ王様ってのは偉いもんだ。 とい...
ひょろひょろと妙に軟弱な感じが続く日本編はどうにも気乗りしなかったけど、後半の世界編はどいつもこいつも男らしくて良いじゃん。ワンピースくらいイケイケじゃん。わしゃクビライカーンとかただ目が細いだけで大したことないなんて思ってたけど、見直したよ。やっぱ王様ってのは偉いもんだ。 というわけで、概ね天皇はどうでも良いというか、飾りだった感。
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漂流記系のお話が好きだったのでこれを見つけてすぐに飛びつき、予想を裏切らない面白さだったよ。高丘親王の漂流記の後にぜひどうぞ。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2014/01/post-49af.html
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東海漂泊◆南海流離 第19回山本周五郎賞 著者:宇月原晴明、1963岡山県生、作家、早稲田大学文学部日本文学科卒 解説:皆川博子、1929朝鮮京城出身、小説家、東京女子大学外国語科英文学専攻中退
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