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ヤバい社会学 の商品レビュー

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41件のお客様レビュー

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2009/10/04

社会学、特に日本の社会学界に多い、統計調査を一切排除した 100%エスノグラフィの社会学の本。 特徴としては ①統計比較がない ②主体が「個人」(大半が著者) ③著者の感情の起伏が省かれていない 一番印象的だったのは ...

社会学、特に日本の社会学界に多い、統計調査を一切排除した 100%エスノグラフィの社会学の本。 特徴としては ①統計比較がない ②主体が「個人」(大半が著者) ③著者の感情の起伏が省かれていない 一番印象的だったのは 当時のアメリカ政府が出していた、貧困街への見解と 現実とのギャップの点。 ギャップがある事ではなく 現実を知ろうとも、伝えようともする事がないままであること。 今の日本でも、富裕層の権力者(特に政治家)もその対極の下層の人々も 同じような関係ではないのかと思えた。 日本は、人種という分かりやすいもの違いがないから よけいに難しいのかもしれない。 社会科学の本で こんなにワクワクしたのは初めて。 (藤村先生ごめんなさい)

Posted byブクログ