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日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか の商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

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2024/09/21

第92回ビブリオバトルinいこま「三冊屋」で紹介された本です。 2022.6.26 ①『さよなら俺たち』清田隆之 ②『貴様いつまで女子でいるんだ問題』ジェーン・スー ③『日本人はなぜ「さようなら」と別れるのか』竹内整一

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2024/04/30

とにかく読みにくい。レトリックの要素をもっと減らして、もっとロジックに寄せて書いてほしい…と思ってしまった。

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2019/07/24

テーマが面白い!と思って手に取ったが、小難しいことがいっぱい書いてあった。別れの挨拶は世界的にも3つに分類(①良い別れ系②再会系③神のご加護を系)されるらしいが、「さようなら」はどれにも当てはまらず、この独特の別れ方から、日本人独自といえる文化を見つけだそうとする試み。「そうなら...

テーマが面白い!と思って手に取ったが、小難しいことがいっぱい書いてあった。別れの挨拶は世界的にも3つに分類(①良い別れ系②再会系③神のご加護を系)されるらしいが、「さようなら」はどれにも当てはまらず、この独特の別れ方から、日本人独自といえる文化を見つけだそうとする試み。「そうならざるえないならば」という諦観と、受入れる心、文章や会議の最後に「以上です。」と付け加える風習との類似性から探っている。面白いが小難しい。

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2018/03/15

昔「さよならは別れの言葉じゃなくて~♪再び逢うまでの遠い約束~♪」という歌があったけど、やっぱりさよならは別れの言葉なんだなあ、と思った。「再び会う」期待や祈りは込められていない。花は散る、人は死ぬ、諸行無常。「さらば」「さようであるならば」さようなら、なのだろう。いろんな人の死...

昔「さよならは別れの言葉じゃなくて~♪再び逢うまでの遠い約束~♪」という歌があったけど、やっぱりさよならは別れの言葉なんだなあ、と思った。「再び会う」期待や祈りは込められていない。花は散る、人は死ぬ、諸行無常。「さらば」「さようであるならば」さようなら、なのだろう。いろんな人の死生観なども語られているが、特に十返舎一九の辞世の句、志賀直哉や吉田兼好が印象に残っている。

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2016/02/24

一般に世界の別れ言葉は、「神の身許によくあれかし」(Goodbye)か、「また会いましょう」(See you again)か、「お元気で」(Farewell)のどれかである。なぜ、日本人は「さようなら」と言って別れるのだろうか。語源である接続詞「さらば(そうであるならば)」にまで...

一般に世界の別れ言葉は、「神の身許によくあれかし」(Goodbye)か、「また会いましょう」(See you again)か、「お元気で」(Farewell)のどれかである。なぜ、日本人は「さようなら」と言って別れるのだろうか。語源である接続詞「さらば(そうであるならば)」にまで遡り、また「そうならなければならないならば」という解釈もあわせて検証しながら、別れ言葉「さようなら」にこめてきた日本人の別れの精神史を探究する。

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2015/11/26

 世界の別れ言葉は、一般的に、「Good-bye、Adieu(=神があなたとともにあらんことを祈る)」、「See you again、再見(=再び会おう)」、「Farewell、安寧ヒ ゲセヨ(=お元気で、安らかに)」の3つに大別できるが、日本語の別れ言葉「さようなら」はどれにも...

 世界の別れ言葉は、一般的に、「Good-bye、Adieu(=神があなたとともにあらんことを祈る)」、「See you again、再見(=再び会おう)」、「Farewell、安寧ヒ ゲセヨ(=お元気で、安らかに)」の3つに大別できるが、日本語の別れ言葉「さようなら」はどれにも当たらない。「さようなら」は、「さらば」あるいは「しからば」という言葉で、もともとは「そうであるならば」という接続詞なのだ。ではなぜ、日本人は別れ際に「そうであるならば」と言うのか。そして、この別れ方が一般的ではないなら、それは日本人のどのような世界観を映し出すものなのか。  この問題を、とりわけ死生観の次元で検証したのが本書だ。「サヨナラダケガ人生ダ」とうそぶく日本人の持つ無常観の源泉を探りながら、その精神史を別れ言葉によって探求した一冊。

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2015/06/12

「さようなら」とは不思議な言葉だ。 左様なら、なんなのか。ずっと疑問に思っていた。 これが別れの挨拶として、定着するに至るまでどのような経緯があったのか、それを考えるヒントにこの本はなる、と思う。 かつて文章の中で、文学の中で、この言葉がどのように使われてきたか、ということはよく...

「さようなら」とは不思議な言葉だ。 左様なら、なんなのか。ずっと疑問に思っていた。 これが別れの挨拶として、定着するに至るまでどのような経緯があったのか、それを考えるヒントにこの本はなる、と思う。 かつて文章の中で、文学の中で、この言葉がどのように使われてきたか、ということはよく研究してある。 美しい言葉である。「さようなら」。 この言葉によって日本人の精神性がわかるか?答えはNOだ。 挨拶はどのような場面で使われるか、それがどのような心持ちであるか、は、自由であるから。 ゆえにこの本ももう少し違うアプローチなら、よりよかった。 内容は大変興味深いので一読の価値はある。

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2013/12/26

数年ぶりに再読。タイトルだけで買った記憶があるけど、きらいじゃない感じ。きちんと理解してない部分もあるけど、個人的には「もの」「こと」のあたりが特に興味深かった。

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2013/09/07

図書館で出会ったが、いつか買って手元に置きたい。 「今」に含まれるもの、「みずから」と「おのずから」 この二点が個人的に発見だった。 「自然・自然な」が英語ではnature, naturalで、同じく"自然"を使うことに面白さを感じた事があるが、"自...

図書館で出会ったが、いつか買って手元に置きたい。 「今」に含まれるもの、「みずから」と「おのずから」 この二点が個人的に発見だった。 「自然・自然な」が英語ではnature, naturalで、同じく"自然"を使うことに面白さを感じた事があるが、"自然"の捉え方、視線の違いまでには思い及ばなかったため。 古典の引用が多いのも、勉強になりました。

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2013/06/23

東大倫理思想のペリカン文化人は眉唾本が多いが、本書は、さようならという言葉を巡って、日本人の精神のありようを少しづつ浮き彫りにしていく。その思索の様は、特に文学作品の豊富な引用とあいまってなかなか説得力もある。日本人の「哲学」とは本来かくあるべきという良いお手本ではないかと感じる...

東大倫理思想のペリカン文化人は眉唾本が多いが、本書は、さようならという言葉を巡って、日本人の精神のありようを少しづつ浮き彫りにしていく。その思索の様は、特に文学作品の豊富な引用とあいまってなかなか説得力もある。日本人の「哲学」とは本来かくあるべきという良いお手本ではないかと感じる。

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