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子どもたちの遺言 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2022/09/07

読みながら、見ながら、自分の子供達を思いつつも、自分が歩んできた子供時代も思い出した。 ただ楽しい、くだらないことで笑ったり。 そんな純粋だった幼児期、学童期。 そこから思春期に入ると自分なりの悩みが出て生きづらさを感じていた。学校も窮屈だった。 嫌な思い出もある。楽しい思い出...

読みながら、見ながら、自分の子供達を思いつつも、自分が歩んできた子供時代も思い出した。 ただ楽しい、くだらないことで笑ったり。 そんな純粋だった幼児期、学童期。 そこから思春期に入ると自分なりの悩みが出て生きづらさを感じていた。学校も窮屈だった。 嫌な思い出もある。楽しい思い出もある。 そんな子供時代を思い出した。 と同時に自分のまだ未就園児の2人の子ども達は、どんな風に育っていくのだろうかと思った。 今はまだまだ幼いけれど、必ず成長はしていく。 成人した姿はまだ想像つかないけれど。 とにかく健康で幸せに育ってほしい。

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2020/09/06

「大人の言葉がもっぱら頭脳から発せられるのに対して、子どもの言葉はからだ全体から、そして心の表面からではなくその底のほうから発せられる。」 だから、大人の言葉に比べると、そういう子どもの言語のほうが詩に近いと谷川俊太郎さんは書いている。 初めは谷川俊太郎さんが子ども達にむかっ...

「大人の言葉がもっぱら頭脳から発せられるのに対して、子どもの言葉はからだ全体から、そして心の表面からではなくその底のほうから発せられる。」 だから、大人の言葉に比べると、そういう子どもの言語のほうが詩に近いと谷川俊太郎さんは書いている。 初めは谷川俊太郎さんが子ども達にむかって遺言を書く、という発想だったけれど、死に近づきつつある大人よりも、まだ死からはるかに遠い子どもが大人に向かって遺言するほうが、この時代ではずっと切実ではないかと思って、発想を逆転させた。それで完成したのがこの詩集です。 どの詩も、大人に問いかけていて、はっとさせられるものもあります。 子育てに忙しい親が、子どもが何を考えているのか分からないという大人が、自分という存在について考える人が読むと、何等かの気づきが得られると思う。解決はしないかもしれないけれど。

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2016/11/27

子ども達の写真を見てるだけで、幸せになれる。 どの年代の子たちも、とても可愛い。 そして、年齢を重ねてから、子ども達の側に立って、この詩を紡ぐことが出来る、谷川俊太郎さんの言葉の力、スゴイ。

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2016/09/20

この詩集は詩がさきにあってそれにあわせ写真をとったのかな? 子どもの写真がほっこりとするとても素敵なものでした。

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2015/12/16

谷川さんから子供たちへの遺言という形から、生まれたての赤ちゃんから今生きる大人の全てへの遺言という形に変えての詩集。最初の詩からやられ、手元に来てから三回読み返した。文庫のほうが沢山の詩が読めるし、持ち運びができていいと思っていたけれど、うん、写真の力も凄い。詩だけでは感じない空...

谷川さんから子供たちへの遺言という形から、生まれたての赤ちゃんから今生きる大人の全てへの遺言という形に変えての詩集。最初の詩からやられ、手元に来てから三回読み返した。文庫のほうが沢山の詩が読めるし、持ち運びができていいと思っていたけれど、うん、写真の力も凄い。詩だけでは感じない空気感のようなものがぐっと胸や頬を押してくる、写真集としてもいいものだった。

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2013/05/14

谷川さんの詩集。 子どもからの遺言という形。 ブランチで紹介されて気になったので・・・ 赤ちゃん目線なのが好きだなー 谷川さんの詩は、読みやすい。

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2013/02/04

 大好きな谷川俊太郎さん いつもドキッとさせられます。 親になると、なんだか途端に 子どもだって一生懸命考えていて、 子どもの世界があることを すっと忘れてしまったりします。  いつも子どものように考えていると いい親になれないのかもしれないけど、 たまに思い出して、子どもと...

 大好きな谷川俊太郎さん いつもドキッとさせられます。 親になると、なんだか途端に 子どもだって一生懸命考えていて、 子どもの世界があることを すっと忘れてしまったりします。  いつも子どものように考えていると いい親になれないのかもしれないけど、 たまに思い出して、子どもと一緒に 遊んだり泣いたりしてみないとな〜と思いました。

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2012/07/28

一つ目の詩を読んで、パレスチナ映画で観た少年と、福島の子どもたちが浮かんできて、涙。→衝動買い。こんな風に子どもの視点を表現できる谷川さんはすごい。まだ子どもの感覚が残ってる人なんじゃないかな。 当たり前のことを、みんなが享受できる世界にしていく流れに力を貸したいね。

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2012/07/07

 やはり谷川俊太郎という作品。  子どもが可能性を持って成長しながら、悩み、考え、自己を確立し、育った環境に感謝もしていく過程を、写真と詩で綴っていく。  でも、大人になるとこの子どものころの心のうちを言葉で表現できなくなってしまう。だから「子どもたちへの遺言」としようと思った題...

 やはり谷川俊太郎という作品。  子どもが可能性を持って成長しながら、悩み、考え、自己を確立し、育った環境に感謝もしていく過程を、写真と詩で綴っていく。  でも、大人になるとこの子どものころの心のうちを言葉で表現できなくなってしまう。だから「子どもたちへの遺言」としようと思った題を「子どもたちの遺言」として、私たち大人への子供たちからのメッセージを送ってくれたのだろう。

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2012/06/03

生まれたての子ども、小さい子ども、思春期の子ども、そして成人した子ども……。それぞれの子どもたちからの、「遺書」という名のメッセージを、詩人谷川俊太郎が綴ります。

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