残される者たちへ の商品レビュー
凄く良かった。だらだらと続いていくんじゃなくて、しっかり最後に謎が解けていく収束感があった。SF好きじゃないと読んでいくのはつらいかもしれないけれど、おすすめの本。
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荒廃した団地に潜む秘密を描いたSFミステリー。 マンモス団地として賑わっていた方野葉団地。 その団地にある小学校の同窓会に参加した川方準一。 そこで出会った幼馴染みの同窓生。押田明人について、川方は一切の記憶をなくしていた。 また団地に住む少女・芳野みつきは交通事...
荒廃した団地に潜む秘密を描いたSFミステリー。 マンモス団地として賑わっていた方野葉団地。 その団地にある小学校の同窓会に参加した川方準一。 そこで出会った幼馴染みの同窓生。押田明人について、川方は一切の記憶をなくしていた。 また団地に住む少女・芳野みつきは交通事故で母親を亡くしてから、自分の中に母親の記憶が宿っていることに気付く。 団地で起こる不可解な事件と現象。 団地に関わる者に現れる奇怪なアザ。 奇怪な現象に潜む団地の秘密とは!? 東京バンドワゴンシリーズ作者によるミステリー。 ややSFのようで、そうでもないような曖昧な感じで何とも言えない。 生き継がれる者たちが大切にしなければならない「心」を啓発しているのかもしれない。
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以前に読んで、ちょっと後味が悪かった記憶があったのだが、娘の勧めで再読。勧められた理由の一つは団地が舞台だということ。親しみがわく部分もあるし、それ故に不気味なところもある。記憶していたほど悪い結末じゃなかったし、面白いとは思うのだけれど、消化不良な気分がのこっていて、それが後味...
以前に読んで、ちょっと後味が悪かった記憶があったのだが、娘の勧めで再読。勧められた理由の一つは団地が舞台だということ。親しみがわく部分もあるし、それ故に不気味なところもある。記憶していたほど悪い結末じゃなかったし、面白いとは思うのだけれど、消化不良な気分がのこっていて、それが後味の悪さになっていたのかもしれない。
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「言葉ではいい表せない」「それ」とは。表現してもらえないので、少々あいまいもことしてしまう。 いいヤツなんだか、悪いヤツなんだか…。
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デザイン事務所を経営する川方準一のもとに、同窓会の通知が届く。準一の通った小学校の子供たちは、 ほぼ全員が〈方葉野団地〉の子供だった。準一は、親友だったという押田明人に会場で声をかけられるが、 彼のことを何も思い出せない。他の人間はすべて覚えているのに。悩む準一は、団地の幼なじみ...
デザイン事務所を経営する川方準一のもとに、同窓会の通知が届く。準一の通った小学校の子供たちは、 ほぼ全員が〈方葉野団地〉の子供だった。準一は、親友だったという押田明人に会場で声をかけられるが、 彼のことを何も思い出せない。他の人間はすべて覚えているのに。悩む準一は、団地の幼なじみで 精神科医の藤間美香に相談する。美香は、〈方葉野団地〉に住む中学生、芳野みつきの診療も行っていた。 みつきは、自分を庇って死んだ母親の記憶を見るようになったという。記憶のずれと 団地の存在に関係があると見た準一と美香は、団地の探索に乗り出した。 二人は〈方葉野団地〉で、想像もしなかった“のこされるもの”に遭遇する…
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頭の中の真っ白な空間にぽつりぽつりと登場人物があらわれて、その人たちがみんなゆっくりとべつべつの場所からひとつの場所を目指していくイメージ。 急がずあわてず、それぞれが自分の内面を見つめて進んでいく感じ。
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同窓会に参加した主人公は、兄弟のように育ったという親友の記憶を一切失っていた。 辿っていくうちに、子ども時代に過ごした団地へと集約されていき、そこで大きな変化に遭遇する。 ミステリーの思わせぶりな書き方に吸い込まれて最後まで読む。 最後はわかったようなわからないような。SFだった。
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荒廃していく団地。大阪で言えば千里ニュータウンとかそういった場所かな…… 同窓会で出会った男性が全く記憶にない。 他の同級生のことは全て覚えているのに、そして同級生は彼のことを知っているのに、自身だけに記憶がない。 ちょっとした気持ち悪さが団地の現状に重ね合わせられて、不安感がずんずんと膨らませられる。 ホラーという直接的な恐怖を与える書き方でないだけに、その不安感は増幅させられたまま物語を読み終えても残ってしまう。 「残された者」たちがどう生きていくのか興味が沸くラスト。傑作として誰かに薦める……ような作品ではないんですが、個人的には「雰囲気」が好き。
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2014.6.22 読了 最初は 小路さんっぽくない?と 思いながら読んでましたが、 悪人が出てこないってとこは やはり小路さんかな?? ^_^ 不思議な話だった。 その一言に尽きる。 けど、謎だらけで 気になって 最初は ガンガン読み進みました。 けど、途中から あまり...
2014.6.22 読了 最初は 小路さんっぽくない?と 思いながら読んでましたが、 悪人が出てこないってとこは やはり小路さんかな?? ^_^ 不思議な話だった。 その一言に尽きる。 けど、謎だらけで 気になって 最初は ガンガン読み進みました。 けど、途中から あまりにも ありえなくて ちょっと 読むのがしんどくなってきたところで、 ページ数もなくなってくるし、 これ ちゃんと終わるの??なんて思いつつ。 なのに、真実が明らかになってきたとこで 涙が出てしまった。 結構 ハマってたんだ。。。と気づきました。
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かつては人々の生活の賑わいに満ちていた巨大団地を舞台に紡がれる物語。 出だしはミステリ風味→最終的にはSFといった感。 抜け落ちた記憶、入り込んできた記憶、謎の痣、、、と魅力的なキーワードが散りばめられているものの、後半の展開は些か強引さを感じずにはいられない。 ちょっと消化不良気味。
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