押入れのちよ の商品レビュー
笑いと恐怖、そして哀切
9話の短編集。どの話もぞっとする怖さがあるのだが、表題作「押入れのちよ」や「しんちゃんの自転車」など、ちょっぴり切なかったり、またブラックユーモアに溢れた話もあったりして、満腹感を感じられるⅠ冊だ。
ミルク
荻原ワールド炸裂!傑作ホラー
幽霊とサラリーマンの奇妙な同居を描いた表題作ほか、涙あり笑いありの“荻原流”怪談ホラー9篇。夜に読むとちょっとドキドキ。
aoi
「押入れのちよ」は面白かったけど、他の作品が何となく今の時代にあってない気がしました。 やはり現代物の小説は、その時代に合う合わないで読後感が違うのかも……。 キャラクターの書かれ方が、悪い意味で昭和感に溢れていて、昭和生まれの自分的にも令和に読むんじゃなかったな、と思ってしまい...
「押入れのちよ」は面白かったけど、他の作品が何となく今の時代にあってない気がしました。 やはり現代物の小説は、その時代に合う合わないで読後感が違うのかも……。 キャラクターの書かれ方が、悪い意味で昭和感に溢れていて、昭和生まれの自分的にも令和に読むんじゃなかったな、と思ってしまいました。 昭和初期とか戦時中とかの話になると「そう言う時代だから」と納得できるけど、戦後以降の昭和〜平成ってなかなかに難しいのかもしれない。激動すぎて。 出版された当時に読んでおけば良かったなあ。
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「世にも奇妙な物語」を観ているようでした。 背筋がゾクッとする話あり、 怖かわいい話あり、 怖可笑しい話、怖切ない話など楽しく読めました。
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安心して読めるホラー短編集 ちよ可愛いです ゾッとする話もあるんですが 心温まるお話もあって、面白かった 私は主人公がマヌケすぎる「殺意のレシピ」と「予期せぬ訪問者」が好きでした 「介護の鬼」が怖かったです
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相変わらずライトでかなり読みやすい。 ホラーものが多く感動系が少ないのが珍しい。 ホラーと言っても笑えるようなものが多くゾクゾクするタイプではない。 コールが面白かったのと、 表題作は今まで読んだ話の中でもトップ10には入るほど好きだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ホラーは大の苦手ですが、裏表紙の解説を見て何と無く読む事に。 押入れのちよは怖いというかドジな感じが可愛いらしく、こんなお化けが居たら時々我が家にも現れて欲しいと思ったけど、悲しい記憶が甦るのは切なく悲しかった。
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人間の闇の部分が上手く描写されていました。特に「殺意のレシピ」は夫婦関係の機微をブラックに表現している点が秀逸でした!
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荻原浩さんは初めての作家さんかな? どの話もちょっとブラックで味のある短編集。 表題作「押入れのちよ」がやっぱり一番良かった♪ ラストの「しんちゃんの自転車」もちょっと切なくて好き。 荻原さんはちょっと毒のあるお話が多いのかしら⁇
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