「分かりやすい教え方」の技術 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
分かりやすい教え方を教えてくれる本。自分が著者だったらハードルが高いと思いながら手に取った。分かりやすい教え方を教える著者のお手並み拝見。結果、それなりに分かりやすかった。著者の実体験から学んだ内容で構成されているため、それが書籍にそのまま反映されている。自分自身の講師としての失敗談さえも執筆の題材にしてしまったり、末尾にまとめが載っていて読者が情報を整理できるようにする等エッセンスが各所に散りばめられている。目新しい情報は無いものの、薄っぺらさがなく好印象。
Posted by
「分かりやすい」シリーズはなるほどと驚くことが多くて好きだけど、「教え方」は精神論方面の話が多い。新しい発見もあまりない。 本の中に大阪商人の「勉強する」という言葉の解説が推測として書かれている。これは間違い。
Posted by
教え方の技術、とありますが、 分かりやすく教えるための心構えから書かれています。 本書自体がポイントをしぼり、大見出し小見出しなど使って 大変分かりやすく書かれているため、 「教えるとはこういうことか」とよく理解できます。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
<抜粋> ● 「心構え」と「技術」がある。 ● ダメな教え方。 1.情熱がない、力みすぎる 2.押しつける、褒めない 3.双方向であることを忘れている 4.詰め込みすぎる ● 「説明」は「一時的理解」、「教える」は「永続的理解」、「知識や技能の定着」。定着するにはわかりやすい説明が必要。 ● 「教える」とは技能が定着するだけでなく、生徒が幸せになることを考える。 ● 情報がサイズが小さく、シンプルで、合理的だとわかりやすい。また、物事を分解して、教えること。 ● 教える心構え 1. 先生役を気楽に引き受ける 2. 生徒をお客様と思う 3. 生徒の文化を尊重する 4. 生徒を可能性のタネとみる 5. 生徒を楽しませる ● 生徒に対する期待値を下げれば、いらいらすることもない。 ● 生徒に対して好感を持てば、先生に対しても好感を持つ。生徒の長所を3つ見つけてみる。 ● 生徒がダメだから成績が上がらないという理由は、自分で「私には教える能力がありません」と言っているようなもの。だめな生徒を教えることは、自分が有能であることを示すチャンスと考える。 ● 研修でクイズを取り入れるなど、わかりやすさだけでなく、楽しさを与える。勉強=楽しいものと理解してもらう。 ● 教える技術 1.生徒のレベルに合わせる 2.目標を明確にする 3.間の挫折地帯を認識させる 4.目標を分解する 5.腹八分目を守る 6.褒めて伸ばす 7.繰り返し、ダメ押しする 8.与えるのではなく、引き出す ● 生徒の発想を否定するのではなく、まず「そういう考え方もあるんだ」と受け入れてみる。 ● 少し難しいことを教える時は、詳細から教えるのではなく、まず要約したものを教える。全体像をわかってもらうことで理解を深める。 ● 挫折するポイントがあり、ブレイクポイントがあることを伝える。そうすることで、頑張っていると開けるときが来ることを理解させて、やる気が継続する。 ● もっと食べたい状態でおわらす。(研修も) 重要ポイントを絞り強調する。最後に総まとめ で見せるだけでわかりやすくなる。 ● 覚えたければ、人にどんどん教えること。教えているときに自分が理解できていないところがわかってくる。 <感想> 教え方のポイントがわかりやすく体系立てて書いてある。
Posted by
自分にとっては原点回帰となった一冊。 教えることの基礎基本を確認できた。 教えることをスタートしたばかりの人には、是非読んでほしいです。
Posted by
Posted by
書かれているのは一般的な教える技術という印象ですが, 教え方の技術について 整理されていてよかったです.
Posted by
相手目線で、分からせるより理解させること、勉強させる行為よりも知識を如何に定着させるかが肝心。情熱、忍耐力なんだね。コーチングの本。
Posted by
「教える」のと「説明する」のとは違うという主張は言われてみれば当たり前だが、意外と忘れがちなことでないだろうか。 あと大事なんは、1か月以内に復習せよというところかな。
Posted by