ジウ(Ⅰ) の商品レビュー

誉田哲也【著】

2022/03/25

まだ、登場人物に感情移入できず。
でも、シャワー室とクライマックスの花沢旅館ホテルでのバトルシーンは骨が砕け散る音と血の臭いがしてイイ。
ドラマは未観。
脳内キャストは門倉美咲は新垣結衣、伊崎基子は菜々緒だな。

2022/01/09

誘拐事件に人質事件、それらが絡みあって事件は進行する。警察ものにありがちなセクハラ男たち。男社会にいる女性を描くために必要なことかと思ってこれまでいろいろ読んできたが、機動隊内部での強姦未遂。ここまでくるとやりすぎの感じ。犯人逮捕に功績のあった門倉美咲は夕刊紙に下着姿を晒され、伊崎基子は写真週刊誌でその美貌をほめそやされる。警察ものに女性を登場させる意味はなんだろうかと考えてしまう。ジウ・サーガを結末までは読んでみたいとは思っています。

2021/11/05

まだ主人公の2人が掴み切れないですが…
登場人物が多い、主人公が2人、そしてどうも好きになれない…と苦手要素満載_φ(･_･

ストロベリーナイトに追いつくには読まねば
リンクしてるなら読破せねば！

東さんとジウは◎なんで次読んでみます♪(´ε｀ )

2021/10/28

シリーズ1ということもあり警察組織に関するいろいろな部署が出てくる。
読み始めは多くのな部署、多くの登場人物に戸惑ったが、主は妥当な範囲に収まっていく。
女性刑事の対象的な二人によって未解決の事件と籠城事件が紐付き、解決していく。
ただ犠牲が大きいし、この二人もそれなりに。。。
「ジウ」は主犯の中国人の名前。シリーズ2に続く。

2021/09/30

基本的に警察ものの小説は読んでこなかったんだけど、誉田哲也だし、どうもこっち方面が有名らしいので、手に取ってみた。

結論としてはハマった。ドはまりした。
なかなかエグイ描写があるので、そこは好き嫌いがはっきりするところ。

美咲と基子という二人の女性警察官を軸に物語は進行していいきます。
とある誘拐事件をきっかけにとある人物や組織と関わりあっていく二人。
美咲はおっとりタイプで、基子はストイックなタイプ。
まったく正反対というよりは相いれないであろう二人だが、美咲は何とか基子と接点を持とうと試みる。
まぁ概ね失敗するのであるが。

で、この話は各キャラの視点で話が進むので、何を考えているか、反対側からはどう思われているかがわかるわけですが、途中から、頭の中で「ああ、これは武士道シックスティーンの早苗と香織か。元ネタはコレか！」となぜか嬉しくなるという、物語と関係ないところで感動するという。

武士道～を先に読んでいるので、あれだけど、そうかそうかそういう事か。
あれをきっとえぐい部分を抜いたのが武士道～だったのだろうと推測。
ジェネレーションでは、若干暴力っぽいっ描写は入るけどね。

となると、続きも気になる。
同じようにお互いを意識しつつ進んでいくのか……？

そもそもジウとは何なのか？

続巻に続く。

2020/12/05

人質籠城事件が発生。所轄者や機動隊とともに警視庁捜査一課特殊犯捜査係が出動する。
そこで、特ニの女性巡査が差し入れ役として、籠城先に飯を届けにゆくが...脱がされ...
しかし、逮捕に及ぶ犯人と別件未解決児童誘拐事件が交差し始める。

三部作のためか、完全にフリの一冊。
こういう場合、長編の上下巻にして欲しいな。

2020/11/23

警察内部や犯罪履歴をよく知らないと書き表せない表現で、読者を引き付ける一冊だと思います。このままⅡに突入だ！

2020/11/09

姫川玲子シリーズの誉田哲也ににょる作品。時系列的には、ジウⅠの方が、姫川玲子初登場作の『ストロベリーナイト』よりも先に出ている。

世界的に、このジウシリーズと姫川玲子シリーズはつながっているんですね。和田一課長や今泉警部、林警部補など、姫川玲子シリーズにも出てくる人物たちがこちらにも登場しています。

人として壊れかけている？？伊崎と、人が良い門倉。凸凹コンビが仲がいい・・・とはならず、伊崎は門倉をどこかで馬鹿にしているという設定。それはそれでいいのかも。

ジウシリーズは、全3部作なので、ジウⅠではまだ序章という感じですね。

2020/12/13

誉田哲也さんは押しも押されぬ人気作家です。僕も武士道シリーズは大大大好きで、完結した時にはしばらくロスになったぐらいです。
翻って彼の本分であるサスペンスが、エンタメとしては結構えぐいので正直苦手です。というかストロベリーナイトで合わないものを感じて、遠巻きにしていたのが正直なところです。
本棚の肥やしになっていたこの「ジウ」をとうとう読んでみました。やはりなかなかのえぐみが有り、ところどころ辛い部分があったのですが、スピード感とキャラクターの分かりやすさが読む手を止めさせませんでした。
美人で心優しい有能な美咲。死をも厭わない戦闘機械のような基子。この二人のコントラストが素晴しく、この先の展開に期待せざるを得ないです。
主人公は美咲なのですが、基子の敵に回すと非常に厄介そうな異常性が小説としては魅力的。美咲はある意味普通なのでそんなに引っかかりありません。
次回作も短いスパンで読んでみようと思います。

2020/08/26

3.8
姫川玲子シリーズ、歌舞伎町セブンへと続く極上の警察物語の序曲。

警視庁捜査一課特殊班二係の二人の女性巡査、門倉美咲と伊崎基子。
細やかで女っぽい美咲に対しガチガチの武闘派の基子という極めて対照的な二人は杉並区で起きた人質立て籠り事件に出動する。

美咲は犯人説得のため潜入を命じられるが、身包みを剥がれ拘束されてしまう。
危機一髪、基子の並外れた格闘スキルによって犯人・岡村和紀は確保されるが、美咲が下着姿で盾に使われる様子をタブロイド紙にすっぱ抜かれてしまう。

一連の失態を追求された二係・係長の麻井は上司の八つ当たりからヒントを得、岡本の人相が正月に起きた未解決営利誘拐事件の容疑者の似顔絵に酷似していることに気が付く。
その事件とは、被害児童の指を切断し見せつけ、母親を追い詰めるという残虐な手口を使い、警察に手痛い黒星をつけた「利憲ちゃん誘拐事件」だった。

岡村逮捕の際の活躍が目に留まりSATへの移動が決まった基子は、より実戦的で過酷な現場に意欲を燃やす。一方、懲罰人事で移動を余儀なくされた美咲だったが、麻井の計らいで利憲ちゃん事件の帳場が立つ碑文谷署へ赴任し岡村絡みの捜査を継続する。
やがて、事件のトラウマから捜査協力を渋っていた利憲ちゃんへの美咲の根気よい説得によって岡村の関与が確定し、厳しく追求すると事件の主犯格として「ジウ」という中国人の男が浮上する。

岡村の供述からジウの潜伏先を廃墟に絞った美咲らは葛西臨海公園近くのホテル跡にその痕跡を発見し張り込むと、数人の男たちが少女を拉致し戻って来るところに遭遇する。
すると同じ頃、利憲ちゃん誘拐の犯人を名乗る人物から少女の誘拐を告げる連絡が入るのだった。

一方、SATでは三人の隊員からレイプを受けた際、過剰とも言える反撃(かなりエグい)で再起不能になるまで叩きのめした基子だったが、何故か事件は不問に。
そして変わり者の理解者・雨宮と共に葛西の現場へと突入するが…