SかMか の商品レビュー
団鬼六って小説読んだことなかったのだけど、SMの大家だし面白いのでは?と思ったら全然面白くなかった… 珍しく最後まで読めなかった。 こういう人はSが多いとかMが多いとか書いてるけど、全てが微妙。たぶん基本的に男尊女卑な考えの人だということが前面に出ていて萎えたんだろうな… Sの...
団鬼六って小説読んだことなかったのだけど、SMの大家だし面白いのでは?と思ったら全然面白くなかった… 珍しく最後まで読めなかった。 こういう人はSが多いとかMが多いとか書いてるけど、全てが微妙。たぶん基本的に男尊女卑な考えの人だということが前面に出ていて萎えたんだろうな… Sの人は語らないぐらいが丁度いいのかもしれない。
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SM作家・団鬼六が語るSM人間論。どぎついタイトルと背表紙の色とに惹かれて手に取った。 SあるいはMの人の性格や行動を列挙しているが、ステレオタイプ的な話が多く、残念な印象。人はSとMの両面を併せ持っていると筆者が主張する通り(どちらかの属性が7-8割を超えるとドM・ドSとい...
SM作家・団鬼六が語るSM人間論。どぎついタイトルと背表紙の色とに惹かれて手に取った。 SあるいはMの人の性格や行動を列挙しているが、ステレオタイプ的な話が多く、残念な印象。人はSとMの両面を併せ持っていると筆者が主張する通り(どちらかの属性が7-8割を超えるとドM・ドSということになるのだそうだ)、自分がどちらに当てはまるかは相手の属性や人生の時期などの条件によって変わってくる。そのため、自分の属性の濃淡は読了後もはっきりしない。謎は深まる一方だ。 性的なSM属性と社会的SM属性は必ずしも一致しない、という話は印象に残った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
筆者はSMには、社会的なSMと性的なSMがあると主張する。 性的なSMは先天的なものだが、社会的なSMは後天的なものだと主張する。確かに人はそれぞれの状況や立場に応じて、人格や態度を変えることがある。 例として浮かぶのは、結婚後に奥さんの性格が豹変するというものである。恋人時代は、なんでも言うこと聞いて可愛かったのに、結婚した途端、急に気が強くなってしまったなんていう話しである。これも筆者の主張に当てはめると、結婚前の彼女は休日のデートで性的なMのスイッチが入っていたのだが、いざ結婚すると二人でいることが普通になり、さらに家を守るという立場から社会的なSに変わったということになる。 いずれにしても、人は無意識に相手の立場に応じて、自分の態度・言動が変えたりするものだが、それをSとMに自分の役割・性格を意識することによって、より対人関係が効果的になるという著者の主張には一理あると感じる。
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