谷川俊太郎の問う言葉答える言葉 の商品レビュー
言葉によって癒やされる・・・ その表現にぴったりな本。 印象に残ったフレーズを以下に・・・ 「私は子どもの理想を描くよりも、 大人のそれよりもある意味では厳しいかもしれぬ子どもの現実を描きたいし、 そういう現実にぶつかっている子どもたちを力づける歌や詩を書きたいと思っているん...
言葉によって癒やされる・・・ その表現にぴったりな本。 印象に残ったフレーズを以下に・・・ 「私は子どもの理想を描くよりも、 大人のそれよりもある意味では厳しいかもしれぬ子どもの現実を描きたいし、 そういう現実にぶつかっている子どもたちを力づける歌や詩を書きたいと思っているんです。 というよりも、もし偽りのない現実をつかむことができたら、 そこに子ども大人の区別はないと信じているんです。」 「私は子どもが嫌いです、だけど子どもを愛さずにいられません。 子どもは憎たらしいのにかわいい、 自分勝手なくせに無垢で、残酷なくせに優しい、 とてつもなく明るいかと思えば、途方に暮れるほど暗く、 偽善的なくせに率直で、エネルギーに満ち溢れながら、怠け者です。 子どももまたおとなと同じように、あるいはそれ以上に矛盾の塊です。」 「子どもを一個の他者としておとなと対等に見るところに、 おとなの知恵と経験が生きてくるのではないでしょうか。」
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「どんな小さなものについても語り尽くすことはできない」-。詩人谷川俊太郎の書いたたくさんの詩やエッセイの中から選び出された言葉たち。もとの本の中にあった時とは違う並びの中、新たな意味をもって私たちに語りかけてきます。谷川さん思い出の写真も掲載。実は、図書館のカウンターにも谷川さん...
「どんな小さなものについても語り尽くすことはできない」-。詩人谷川俊太郎の書いたたくさんの詩やエッセイの中から選び出された言葉たち。もとの本の中にあった時とは違う並びの中、新たな意味をもって私たちに語りかけてきます。谷川さん思い出の写真も掲載。実は、図書館のカウンターにも谷川さんちにあったものが飾られていますよ(くわしくは聞いて下さい)。
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「他人とであったおかげで、自分とも出会えたのだろうが、その過程はおいそれと解説出来るようなものではない。他人と出会うのは戦争みたいなものだから、命がけである。」 新聞の広告で発見した1冊。 谷川さんの本だからと、図書館で借りたのだけれど、少しイメージと違ったかな。 今までの詩や...
「他人とであったおかげで、自分とも出会えたのだろうが、その過程はおいそれと解説出来るようなものではない。他人と出会うのは戦争みたいなものだから、命がけである。」 新聞の広告で発見した1冊。 谷川さんの本だからと、図書館で借りたのだけれど、少しイメージと違ったかな。 今までの詩やエッセイから抜き出した言葉をうま〜くつなぎ合わせているのだけれど、少しそれだと違うかなぁ、というのが素直な感想。 やっぱり詩は詩で、エッセイはエッセイでそのまま最初の形で楽しみたい。 【8/17読了・初読・市立図書館蔵書】
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谷川俊太郎さんはいい。読んでいると背筋を伸ばしたくなるし、細胞の一つ一つまで生きてることを実感させてあげたくなる。「いいんだよ」っていう感じに。 「万有引力とは引き合う孤独の力である」など、有名な作品の引用とともに、生きること、青春、老いることについてなど、谷川さんの問う言葉と答...
谷川俊太郎さんはいい。読んでいると背筋を伸ばしたくなるし、細胞の一つ一つまで生きてることを実感させてあげたくなる。「いいんだよ」っていう感じに。 「万有引力とは引き合う孤独の力である」など、有名な作品の引用とともに、生きること、青春、老いることについてなど、谷川さんの問う言葉と答える言葉が綴られています。 詩人として生きること。そのこと自体が凛とした決意なのではないかと思います。 ――誰も起きていない明けたての朝に、気配を含んだ空気を心の奥底までも吸い込むような。 http://en.wikipedia.org/wiki/Shuntarō_Tanikawa
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「想い」を言葉にすることを心から愛しく、そして同時に哀しくも思う本に出逢えました。詩人として生きている谷川俊太郎の言葉から、世界への小さな一歩を踏み出す瞬間、私の中で、言葉にならない「何か」が湯水の如く湧き出てきました。「この世で僕が生きるとは一体どういうことなのだろう。それが僕...
「想い」を言葉にすることを心から愛しく、そして同時に哀しくも思う本に出逢えました。詩人として生きている谷川俊太郎の言葉から、世界への小さな一歩を踏み出す瞬間、私の中で、言葉にならない「何か」が湯水の如く湧き出てきました。「この世で僕が生きるとは一体どういうことなのだろう。それが僕の惑いの始まりでした。」…あなたの心に、小さな波紋が描かれるはず。
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テストが終わった解放感とともにめくってみたが、 あまりにも気持ちが次のことへと向かってしまっていたためあまり進まず。 読む時期を間違えたみたい。 また、彼の言葉に耳を傾けたくなった時に。
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“自分とは小さいころから出会っているようにも思えるし、いまだにほんとうの自分とは出会っていないような気がする。” →確かにほんとうの自分って何?とよく思う。前は英語の自分と日本語の自分の違いに悩んだりもしたけど、人はmulti-faced な生き物だからこれだけが本当の自分なんて...
“自分とは小さいころから出会っているようにも思えるし、いまだにほんとうの自分とは出会っていないような気がする。” →確かにほんとうの自分って何?とよく思う。前は英語の自分と日本語の自分の違いに悩んだりもしたけど、人はmulti-faced な生き物だからこれだけが本当の自分なんてものはないと思う “何もかもはぎとっていっていったい自分に何が残るか” →このquestion を聞かれたとき、どきっとしました。 自分の答えは自分のしてきたことが事実として残る、自分がどういう考えや信念をもったかというsome kind of energyかなと。。。 “死を問わずに生を問うことはできない。死を受容せずに省をまっとうすることはできない” →親が教えてくれたように、人生にはlimit があって、それを常に意識して行動すれば相手をいたわることや思いやりを持つことができるという言葉を 思い出した “自分はいったい何に飢えているのか解らずに苦しみます” →何が欲しいかなら日ごろ考えるけど、飢えているときって確かに何に飢えているかわかんない “財産を失うことを恐れる大金持ちと何一つ所有せず道端に生きるものぐさ太郎。ゆとりがあるのはどっちか” →お金はただの道具であることを絶対に忘れてはいけないと思う。しがみつけばつくほど、人は幸せを失うのではないかと感じる “他人と会ったおかげで自分と出会えた” →人間他人と比べることで、本質が見えたりするなと最近よく思う “人間は理想の死を目的として生きている訳ではない” →精一杯自分の人生の目的を達成したい “本当の幸福は僕等のそれを意識しない時にあるのではないでしょうか” →本当にそうだと思う。人は失ってから、変化した後に気づく、改めてありがたみに気づく。 幸せを認識するために、常にこの文を思い起こそうと思う
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