谷川俊太郎の問う言葉答える言葉 の商品レビュー
「遠い国はおばろだが 宇宙は鼻の先」 「始めに沈黙があった。言葉はその次に来た。今でもその順序に変わりはない。言葉はあとから来るものだ。」
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vol.17 言葉に絶望したときにはどうするか?http://www.shirayu.com/letter/2009/000062.html 【芝蘭友のトップストーリーニュース】
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生きることの無意味を受け入れること、その無意味を楽しみ味わうこと、苦しみ耐えること、苦しみ耐えることをも楽しみ味わうこと、そう思えたら、そこに思いがけぬやさしさや愛が生まれるんじゃないか。 生きることは楽しい、この当たり前なことをいうのに必要なものは、先ず自分自身の、生きること...
生きることの無意味を受け入れること、その無意味を楽しみ味わうこと、苦しみ耐えること、苦しみ耐えることをも楽しみ味わうこと、そう思えたら、そこに思いがけぬやさしさや愛が生まれるんじゃないか。 生きることは楽しい、この当たり前なことをいうのに必要なものは、先ず自分自身の、生きることへの強い意志だと私は思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
生きることの無意味さを受け入れること、その無意味を楽しみ味わうこと、苦しみ耐えること、苦しみ耐えることも楽しみ味わうこと、そう思えたらそこに思いがけぬ優しさや愛が生まれるんじゃないか。 自分の心だからわからないはずはないと思うのは誤りだ。自分の心はもしかすると他人の心よりわかりにくい。まして心の奥にあるという魂なんてものは、もっとわかりにくい。わからないまま、日々私は生きている。 それが勇気であれ、臆病であれ、偽善であれ、諦念であれ、死に瀕した一瞬に出会う自分自身に興味がある。その一瞬の自分だけが本当の自分だとも思わないが、そこでやはり自分が試されることは間違いがないからだ。一瞬というものは、かけがえのないものである。 大変な自分と出会うまでは、ほんとに自分と出逢ったことにならないんじゃないか。自分とは小さい頃からしょっちゅう出会っているようにも思えるし、いまだに本当の自分と出会っていないような気もする。 いきることは楽しい、この当たり前のことを言うのに、必要なものはまず自分自身の生きることへの強い意思だと私は思う。 さびしいと感じるとき、ぼくは孤独ではありません。ぼくはその時他の存在を予感し、さびしいと感じることでかえってそれらと結ばれているのです。 誉められた自分が誇らしい、誉められた自分が嬉しいというよりも、誉められたことで自分が他人と繋がり得たと思うその気持ちの方が私には強い。 もしも私が正しいのならそれこそあなたもまた正しいことの証だと、いさかいのあとで自分にもあなたにも何一つ望まずにそう思った時の気持ちは祈りににていた。 この地球では、いつもどこかで朝が始まっている。
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自分とは? こころとは? からだとは? 愛とは? 死とは? 生きるとは? 問う言葉とは 次から次へと降り注ぐ、まるで雨の様だ。 見つからない答えを探しあぐねているうち、 いつしか心地よい眠りに落ちてしまうのがいつものパターン。 うとうとした意識の中、 輪郭を持った答えが この本...
自分とは? こころとは? からだとは? 愛とは? 死とは? 生きるとは? 問う言葉とは 次から次へと降り注ぐ、まるで雨の様だ。 見つからない答えを探しあぐねているうち、 いつしか心地よい眠りに落ちてしまうのがいつものパターン。 うとうとした意識の中、 輪郭を持った答えが この本の中にやっと現れ始めた。 うんうん。 驚いたことに 詩人の言葉を借りて やっと出てきた<正解>は なんと雨粒とおんなじ形をしていた。 彼らはまた、 質問と共に同じ地に沁み込み、 雨雲が去り、陽が地を照らす頃 一緒になって天に昇って行くのだろう。 そうして又、 降る雨を眺めながら考える。 生きる事… 死ぬ事… 答えはある。 降っては止み、止んではまた降る雨の様に 問う言葉があるなら 答えもまた必ずあるんだ、と気付かされた詩集。
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ブログで紹介→http://ameblo.jp/book-connexion/entry-11815919018.html
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09/03/27読了。感想はここ→http://ameblo.jp/yume19900504/entry-10232227899.html
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谷川俊太郎の問う言葉答える言葉 谷川俊太郎 イースト・プレス 東京電力が引き起こしたメルトダウンをきっかけに 様々な議論を見守ったり、自分なりに考えてみたり、勉強したり あれこれと試行錯誤をするようになった。 失敗を繰り返す内に、ひとつのことに気がついた。 「言葉をつかっての...
谷川俊太郎の問う言葉答える言葉 谷川俊太郎 イースト・プレス 東京電力が引き起こしたメルトダウンをきっかけに 様々な議論を見守ったり、自分なりに考えてみたり、勉強したり あれこれと試行錯誤をするようになった。 失敗を繰り返す内に、ひとつのことに気がついた。 「言葉をつかってのコミュニケーションは難しい」ということに。 それからは、どうして難しいか、言葉をつかって他人へ想いを伝えるためにはどうすればよいのかという問いへの興味が深まっていった。 その1つの糸口に「言葉とは何か?」という問いがあるように感じている。 そんな中で見つけた一冊だ。 この本に納められている言葉を1つとあとがきから一部引用する。 >言外の心が深くゆたかでなければ、ことばをけずることはむずかしい。 >俳人は一句を得るために、無数の言葉をけずる、そのために骨身をけずる。 あとがきより一部引用。 >言葉は現実という巨大な氷山の一角にすぎないと私は思っています。 >言葉は矛盾を嫌い、現実を整理整頓しがちですが、どんなことでも一言で言い切ることは出来ないはずです。言葉はいつも出発点で、そこから私たちは他者へ、また世界へと向かうのです。 ヒントを2つ見つけたように思う。
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「さびしいと感じる時、ぼくは孤独ではありません。ぼくはその時他の存在を予感し、さびしいと感じることでかえってそれらとむすばれているのです。」 さびしいと感じないタイプの人が、本当に本当に孤独なんじゃないかと思った。身近な人が思い出されて、涙が出そうになった。 眠れない夜に開きたい...
「さびしいと感じる時、ぼくは孤独ではありません。ぼくはその時他の存在を予感し、さびしいと感じることでかえってそれらとむすばれているのです。」 さびしいと感じないタイプの人が、本当に本当に孤独なんじゃないかと思った。身近な人が思い出されて、涙が出そうになった。 眠れない夜に開きたい本です。 んでも出版社もうちっと真摯にやれ。
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言葉によって癒やされる・・・ その表現にぴったりな本。 印象に残ったフレーズを以下に・・・ 「私は子どもの理想を描くよりも、 大人のそれよりもある意味では厳しいかもしれぬ子どもの現実を描きたいし、 そういう現実にぶつかっている子どもたちを力づける歌や詩を書きたいと思っているん...
言葉によって癒やされる・・・ その表現にぴったりな本。 印象に残ったフレーズを以下に・・・ 「私は子どもの理想を描くよりも、 大人のそれよりもある意味では厳しいかもしれぬ子どもの現実を描きたいし、 そういう現実にぶつかっている子どもたちを力づける歌や詩を書きたいと思っているんです。 というよりも、もし偽りのない現実をつかむことができたら、 そこに子ども大人の区別はないと信じているんです。」 「私は子どもが嫌いです、だけど子どもを愛さずにいられません。 子どもは憎たらしいのにかわいい、 自分勝手なくせに無垢で、残酷なくせに優しい、 とてつもなく明るいかと思えば、途方に暮れるほど暗く、 偽善的なくせに率直で、エネルギーに満ち溢れながら、怠け者です。 子どももまたおとなと同じように、あるいはそれ以上に矛盾の塊です。」 「子どもを一個の他者としておとなと対等に見るところに、 おとなの知恵と経験が生きてくるのではないでしょうか。」
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