西遊記(訳:中野美代子)(1) の商品レビュー
この石ざるの物語は、…
この石ざるの物語は、日本人に取って実は最も近しい中国文学なのかもしれない。妖怪変化と3人の僕のバランスの妙、いつ読んでも楽しくて仕方ない。
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今や日本でこの物語を…
今や日本でこの物語を知らない人はいないでしょう。一巻は孫悟空が生まれ、天界で暴れまわって五行山に閉じ込められるまでの過程がメインです。読み応えもありますし、なんといっても深い!!1~100までの回のなかに、数字の謎などが深くかかわってきます。間を空けずに一巻から十巻までバーッと読...
今や日本でこの物語を知らない人はいないでしょう。一巻は孫悟空が生まれ、天界で暴れまわって五行山に閉じ込められるまでの過程がメインです。読み応えもありますし、なんといっても深い!!1~100までの回のなかに、数字の謎などが深くかかわってきます。間を空けずに一巻から十巻までバーッと読むことをオススメします。
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とても面白い。石ザルの誕生、孫悟空の修行、弼馬温の仕事、斉天大聖と李天王・那吒、二郎真君との戦い、如来の掌の話、観音の取経人選び、唐太宗(李世民)の地獄めぐりと再生など。仏教の話のようでありながら、道教の思惑も見え隠れする謎多き小説である。中野美代子氏の訳文も、解説もとても面白い...
とても面白い。石ザルの誕生、孫悟空の修行、弼馬温の仕事、斉天大聖と李天王・那吒、二郎真君との戦い、如来の掌の話、観音の取経人選び、唐太宗(李世民)の地獄めぐりと再生など。仏教の話のようでありながら、道教の思惑も見え隠れする謎多き小説である。中野美代子氏の訳文も、解説もとても面白い。武器などには絵もついている(注に)道教のことを知りたいなら、まずは『西遊記』がいいかもしれないと思う。
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芥川龍之介の文章で、西遊記が一番面白い、という記述があり、へえーと思い読み始めました。 そして、とても面白くて、驚いています。 かわいい。孫悟空と仲間たち、かわいすぎる。 かっこいい〜、おしゃれ〜、大王すてきぃ!というノリです。いやほんと、訳が最高。 悟空の反省したときの、 ...
芥川龍之介の文章で、西遊記が一番面白い、という記述があり、へえーと思い読み始めました。 そして、とても面白くて、驚いています。 かわいい。孫悟空と仲間たち、かわいすぎる。 かっこいい〜、おしゃれ〜、大王すてきぃ!というノリです。いやほんと、訳が最高。 悟空の反省したときの、 「わかりましたー!」とか、反省しとらんやろ、とツッコミたい。笑。 全十巻駆け抜けたいと思います。
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支那の、文藝と言ふか藝能は、オーラルだと言ふ説の傍証。キャラクターがすげぇ喋る。 唐土をdisる(南贍部洲はゴミで、そこの一部に属する)のはよいのだが、さういふ「カプトゥ・ムンディ(世界の頂点)をインドとし、釈迦如来をタオマスターとする」世界観で、元々仏教では理想郷とされる北...
支那の、文藝と言ふか藝能は、オーラルだと言ふ説の傍証。キャラクターがすげぇ喋る。 唐土をdisる(南贍部洲はゴミで、そこの一部に属する)のはよいのだが、さういふ「カプトゥ・ムンディ(世界の頂点)をインドとし、釈迦如来をタオマスターとする」世界観で、元々仏教では理想郷とされる北の国を「理想的な獣の大地」とするモチベーションが、謎と言ふかなんつうか。 作者(訳者によれば、複数で書いてたらしい)のタオニスムと仏教と他の知識が作る、異様な世界は、面白かった。 個人的に記憶力がないので、世界の果てであれが小便ひっかけるのは、TVドラマ版オリジナルでなくて 原作準拠だった!とびっくりするのを、干支一回りに一回やってゐる。
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ブックオフで衝動買いした岩波文庫の西遊記。ご存知、孫悟空のお話ですが、第1巻では悟空の誕生から、いたずらをしまくって、お釈迦様に懲らしめられるところが詳細に描かれています。 いろんな神様(仏様?)や妖怪も登場してきます。これまでTVなどで知っていた悟空の話は、ごく一部だったんだ...
ブックオフで衝動買いした岩波文庫の西遊記。ご存知、孫悟空のお話ですが、第1巻では悟空の誕生から、いたずらをしまくって、お釈迦様に懲らしめられるところが詳細に描かれています。 いろんな神様(仏様?)や妖怪も登場してきます。これまでTVなどで知っていた悟空の話は、ごく一部だったんだな、と実感します。翻訳もわかりやすく読みやすい。多くの中国詩も挿入されていますが、すべて内容を理解できないまでも、リズムがいい感じ。 全10巻ですが、けっこうあっさり読破できるかもしれません。
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ドラマ版「西遊記」を見始めたのでその延長で読み始めました。低年齢向けのドラマと思いきや、原典にかなり忠実に作られていることに驚きました。 時折挟まる口語体の悟空の台詞に独特の可愛らしさを感じます。 やはり漢詩が多用されるのですが、これは中国語を覚えていたらその美しさをより堪能でき...
ドラマ版「西遊記」を見始めたのでその延長で読み始めました。低年齢向けのドラマと思いきや、原典にかなり忠実に作られていることに驚きました。 時折挟まる口語体の悟空の台詞に独特の可愛らしさを感じます。 やはり漢詩が多用されるのですが、これは中国語を覚えていたらその美しさをより堪能できるのだろうなあ…。
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西遊記大好きだから、基本の岩波文庫読もうと思って買った後、積んでたのを読み始めました。 詩っぽいのは漢字やことばが難しくて読み飛ばしたとこもあったし、注釈の方が意味不明な場合もあったんやけど、それでも分かりやすいと思う。 考えてみると道教と仏教ちゃんぽんなんよなあ。ふしぎ。 天...
西遊記大好きだから、基本の岩波文庫読もうと思って買った後、積んでたのを読み始めました。 詩っぽいのは漢字やことばが難しくて読み飛ばしたとこもあったし、注釈の方が意味不明な場合もあったんやけど、それでも分かりやすいと思う。 考えてみると道教と仏教ちゃんぽんなんよなあ。ふしぎ。 天界で悟空がやりたい放題するこの辺りのとこは、ある意味パワーインフレが起きてるのかなあと思う。仏教に帰依して取経の旅に出てからは、力を振るえないので、ルールインフレになりがち。 ちなみに小野さん訳版も持ってます。積んでます。
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以前、高藤聡一郎が、(西遊記の著者とされている)呉承恩が仙道の達人であり、西遊記自体も仙道書であることをムーで書いていた。 もちろん、この本は「李卓吾本」を底本にし、呉承恩の名は柵去されており、訳者は「著者複数説」を主張している。が、完訳版がこれくらいしかないので。
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一度きちんと読んでおきたくて図書館で借りた。 序盤はなかなか波に乗れなかったが、半分を過ぎたあたりから楽しく読むことができた。しかし、閑話みたいな感じで悟空たちが出てこない話だと集中力が持たない。果たして十巻まで読むことができるのだろうか。まだ、三蔵法師は登場せず…。
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