これだ!オーディオ術 の商品レビュー
面白かった。「これを買え」というお節介なアドバイスが全くない。使いこなしについても、「こうすべし」というアドバイスは皆無。 評論家の先生然としたところが、微塵もない。常にユーザーサイドに立ち、謙虚にいい音を探求している。 結局、オーディオは試行錯誤が苦しみでもあり、楽しみでも...
面白かった。「これを買え」というお節介なアドバイスが全くない。使いこなしについても、「こうすべし」というアドバイスは皆無。 評論家の先生然としたところが、微塵もない。常にユーザーサイドに立ち、謙虚にいい音を探求している。 結局、オーディオは試行錯誤が苦しみでもあり、楽しみでもある。それはとりもなおさず、その人のオリジナルな歩み、要するに人生なのだ。 著者は、その歩みを妨害せず、最大限、尊重しようとする。奥様の意見にも、真摯に耳を傾ける。 パートナーとの対話のツールとして、オーディオが機能しているのだ。 オーディオは自室に籠り、ひとり黙々と探求するイメージがあるのだが、人と人との対話のツールとしてのオーディオは、素敵だと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オーディオについての経験をつづった本。 オーディオそのものだけでなく、オーディオにまつわる人と物、事に関する経験の記録。 オーディオ人生を辿っている。 先輩の経験として、後輩として読み込んでいくとよいかも。
Posted by
- 1