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水無川 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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またもや児童虐待の話…

またもや児童虐待の話か~…とちょっと辟易しながら読み始めたが、サイドストーリーかと思っていた方に徐々に物語の重きが置かれていく…。後々、本作の根幹となっていくストーリーは、実際に起こった母子暴行殺人事件を基に書かれているのではないか?と思われるが、実際の遺族の男性は現在も係争中で...

またもや児童虐待の話か~…とちょっと辟易しながら読み始めたが、サイドストーリーかと思っていた方に徐々に物語の重きが置かれていく…。後々、本作の根幹となっていくストーリーは、実際に起こった母子暴行殺人事件を基に書かれているのではないか?と思われるが、実際の遺族の男性は現在も係争中であるのに対し、本作の男性は世捨て人となり復讐の鬼と化してしまった。彼は加害者に復讐を遂げるのか、それとも失敗するのか、それとも思いとどまるのか…。小説の中ではどれか一つの選択を作者がするわけだが、いずれの選択におい

文庫OFF

2024/04/25

妻子を殺され、復讐を目指す家族愛に満ちた男と変わって子供を虐待してしまう母子。かつての生徒が親に虐待され亡くなり、何もできなかったと自責の念で、記事を書いている元教師が交わる物語。

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2022/03/24

我が子への虐待が毎日のようにニュースになる昨今、と 犯罪被害者の現実等読んでいて心苦しくなりました。が 結末が…その後の登場人物が知りたいですね!

Posted byブクログ

2019/09/11

これも家族の絆を描いた作品。 今回は児童虐待をテーマにした作品。 面白かったけど、『絆』ほどの切れ味はなかった。 終わり方には賛否両論があるかもしれないけれど、絆をテーマにしているからこの終わり方なんだろうなぁ〜。

Posted byブクログ

2017/12/30

重いテーマの物語 児童虐待、犯罪被害者と重いテーマを重く描いてます。 ストーリとしては、担任した児童が親の虐待で死亡し、教師を辞めた主人公。そしてその恋人は娘への暴力を止められず、娘は児童保護施設でそれぞれ別れて暮らしています。 そんな二人の関係に、現れたアパートの隣に住む謎の...

重いテーマの物語 児童虐待、犯罪被害者と重いテーマを重く描いてます。 ストーリとしては、担任した児童が親の虐待で死亡し、教師を辞めた主人公。そしてその恋人は娘への暴力を止められず、娘は児童保護施設でそれぞれ別れて暮らしています。 そんな二人の関係に、現れたアパートの隣に住む謎の男。 この翳のある男の正体は? その男の過去にあった事件とは? その秘密とは? といったところで、なぜか、主人公がずんずんその男の過去と秘密を突き止めていきます(笑) 結局謎の男は、過去に奥さんと子供を未成年に殺された被害者。そして、癌に冒された自分の死期までに、犯人に復讐を果たすべく、犯人が出所するまでの9年もの間、その為だけに生きて来ました。 そして、そんな過去と彼の決意を知ってしまった主人公とその恋人。 いよいよ犯人が出所したそのとき、復讐を果たす事が出来るのか?主人公と恋人とその娘がとった行動は.. 正直、自分としては納得のいかない結末でした。 どうせなら、そのまま救われない形で終わってしまってもよかったのでは、と思います。 最後の最後で救われた物語となっています。 どっちが主人公なのかわからない物語(笑) 果たして、自分自身がこの男のような立場になったらどうするのでしょう? 間違いなく、この男と同じ行動をとるでしょう。 考えさせられる物語でした

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2013/12/30

 以前小学校の教諭をしていた真壁は自分の担任していた子供が家で親に虐待に合っているのを気づいていながら救うことができなかった。各方面から責められた真壁は教師を辞め、今はノンフィクションライターをしながら塾のアルバイトで食いつないでいた。川島夏美はそんな真壁に寄り添ってくれていたが...

 以前小学校の教諭をしていた真壁は自分の担任していた子供が家で親に虐待に合っているのを気づいていながら救うことができなかった。各方面から責められた真壁は教師を辞め、今はノンフィクションライターをしながら塾のアルバイトで食いつないでいた。川島夏美はそんな真壁に寄り添ってくれていたが、夏美もまた、自分の子供を虐待してしまった末に施設に預け、引き取りたいと思いながらもどうしてもイラついてしまう自分に困り果てていた。お互いの傷を舐めあうように生きてきた2人。しかし夏美は最近、隣に住む野口という底知れぬ闇を抱えていそうな雰囲気の男に惹かれていくようだった。気になった真壁は野口の過去を調べ始める。  自分の愛する人が復讐を企てていると知ったらどうするか。しかも相手はどうしようもない悪で、愛する人はもう病気で先がなく、復讐するためだけに10年以上も生きてきた。もちろん止めなければいけないのだろうが、知らないふりをするだけならばそうしてしまいそうな気もする。考えさせられるものはあったが、物語自体はかなり古い2時間ドラマのよう。虐待していた子供との関係復活があまりにも安易なような。

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2012/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

光市母子殺人事件を思い出させる作品であった。自分が野口の立場であったら復讐をしているように思われる。

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2010/03/02

少年犯罪によって妻子を殺された男の復讐と、男に関わる人々のそれぞれの苦悩を描いた話。 男の隣人で、娘を虐待する夏美、その恋人で生徒の虐待死を止められなかった元教師の役どころが、 今一つしっくりこなかった。 最後はもう少し、少年犯罪や虐待への強いメッセージがあると良かったが、 物足...

少年犯罪によって妻子を殺された男の復讐と、男に関わる人々のそれぞれの苦悩を描いた話。 男の隣人で、娘を虐待する夏美、その恋人で生徒の虐待死を止められなかった元教師の役どころが、 今一つしっくりこなかった。 最後はもう少し、少年犯罪や虐待への強いメッセージがあると良かったが、 物足りない終わり方だったような気がします。

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2009/10/04

以前、小杉健治の「父からの手紙」という小説を読んだ。 娘の幸せを願う父親の深い愛情が著されており、他の作品も読みたくなって買ってみた。 隣に住む謎の男:野口。彼の唯一の目的はただ一つ、復讐をすること。 そのために何年もかけて自分を孤独に追い込むストイックさ・・。 小説の設定でフ...

以前、小杉健治の「父からの手紙」という小説を読んだ。 娘の幸せを願う父親の深い愛情が著されており、他の作品も読みたくなって買ってみた。 隣に住む謎の男:野口。彼の唯一の目的はただ一つ、復讐をすること。 そのために何年もかけて自分を孤独に追い込むストイックさ・・。 小説の設定でフィクションではあるが、この男の果て無き憎悪に少し背筋が寒い思いさえした。 人間は過去に縛られる生き物なんだよなあ。

Posted byブクログ

2009/10/04

虐待死した教え子を救えなかった真壁と 娘への虐待をやめられない夏美。 最初野口が不気味な存在だったのですが、 とても興味深い人物に変わっていきました。

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