自由と民主主義をもうやめる の商品レビュー
著者の最新作 『経済学の犯罪 稀少性の経済から過剰性の経済へ』講談社現代新書 http://booklog.jp/item/1/4062881713 を読む前に是非とも読んでおくべき一冊と思い先に通読しました。 著者の本では、『「欲望」と資本主義-終りなき拡張の論理』 http...
著者の最新作 『経済学の犯罪 稀少性の経済から過剰性の経済へ』講談社現代新書 http://booklog.jp/item/1/4062881713 を読む前に是非とも読んでおくべき一冊と思い先に通読しました。 著者の本では、『「欲望」と資本主義-終りなき拡張の論理』 http://booklog.jp/item/1/4061491504 に感銘を受けました。 決して、経済を数字と数学モデルのおもちゃにしていいように政治と社会制度変更の手段としてはならないと思います。
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4年前に刊行され、当時すぐに読んだのだけど、再度読み直しました。一度読んだ本を読み直すのは非常に稀なのですが、この本はいつかもう一度読もうと思っていたもの。激動する、社会や政治の状況を一旦整理してためには非常に秀逸な著作です。これまた、すぐに読めるので選挙前にぜひ。
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(2011.11.18読了)(2010.10.31購入) 【11月のテーマ・佐伯啓思を読む(その3)】 ☆佐伯啓思の本(既読) 「「欲望」と資本主義」佐伯啓思著、講談社現代新書、1993.06.20 「「市民」とは誰か」佐伯啓思著、PHP新書、1997.07.04 「新「帝国」...
(2011.11.18読了)(2010.10.31購入) 【11月のテーマ・佐伯啓思を読む(その3)】 ☆佐伯啓思の本(既読) 「「欲望」と資本主義」佐伯啓思著、講談社現代新書、1993.06.20 「「市民」とは誰か」佐伯啓思著、PHP新書、1997.07.04 「新「帝国」アメリカを解剖する」佐伯啓思著、ちくま新書、2003.05.10
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そそるタイトルだが、本書では実は自由と民主主義を否定してはいない。むしろそれは前提だと。問題は、自由と民主主義で何を目指すかだと。それはそうだな。
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保守とはなにか?左翼とはなにか? 正直よくわかってなかったんですけど、よくわかりました。前半は非常におもしろかった。 後半はどうでしょうね。意見が分かれそうな気がするが。 まぁとりあえず、いまがニヒリズムに陥ってて迷走しているというのはよくわかるし、 それに対して...
保守とはなにか?左翼とはなにか? 正直よくわかってなかったんですけど、よくわかりました。前半は非常におもしろかった。 後半はどうでしょうね。意見が分かれそうな気がするが。 まぁとりあえず、いまがニヒリズムに陥ってて迷走しているというのはよくわかるし、 それに対してなんとかしてくれそうな人が絶望的にいないというのもよくわかる。 大学のときにこういう本を読んでも、たぶん???だったと思うけど、最近になってようやく分かるようになってきた。
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刺激的なタイトルですが、内容は無条件に自由や民主主義を礼賛するのはやめよう、という趣旨の本。「保守主義の根本に立ち返る」というのが著者の目的。 政治学者エドマンド・バークの思想からも分かる通り、近代の保守主義というのは自由、平等、理性といった理念を極端に推進する革新派を諌めるという立場から成立した思想である。 アメリカがこうした理念の下誕生した「革新」の国であり、その強引にグローバリズムや自由のための戦争を推し進めるアメリカに追従する「親米保守」は保守ではないと述べている。そこで著者は、危機に瀕する日本を救うにはアメリカとの訣別が必要であることを主張する。 そのためには、「私」よりも「義」、「覇権」よりも「和」を是とする日本的価値を見直す必要があるそうです。このあたりは同著者の『自由とは何か』と内容が被る。無根拠ではなく、根拠が「無」であること自体が根拠となりうるというのは奥深いと思う。 本来の保守主義とは何かを考える上で勉強になる一冊。
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[ 内容 ] アメリカの金融破錠は、自由と民主主義の名の下に個人の飽くなき欲望を肯定し、グローバル化を強引に主導してきたアメリカ的価値の破錠でもあった。 それに追随し、経済だけでなく政治、人心のあらゆる局面で崩壊の危機に瀕する日本。 もはやアメリカとの決別なくして再生はありえない。 今こそ、「私」ではなく「義」を、「覇権」ではなく「和」を是とする日本的価値を、精神の核に据え直すときなのだ。 今日の危機に早くから警告を発してきた思想家があらためて問う「保守」という生き方。 [ 目次 ] 第1章 保守に託された最後の希望(簡単だった対立の構図;現状維持の「左翼」、変革を唱える「保守」 ほか) 第2章 自由は普遍の価値ではない(ある古い旅館の光景;全共闘の平和主義と暴力主義 ほか) 第3章 成熟の果てのニヒリズム(ニーチェととの出会い;道徳・正義の裏に潜む権力欲 ほか) 第4章 漂流する日本的価値(世界金融危機の根本原因は過剰資本;アメリカの北部型経済と南部型経済 ほか) 第5章 日本を愛して生きるということ(なぜ今「愛国心」なのか;「愛国心」をめぐる諸概念 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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就活のときに、読み、当時の最高の1冊。そして再読。 いやーやはり秀逸。 実際、僕たちの年代は、保守・革新だとか左翼・右翼とか言われても、自分に関係なく、ちょっと怖いものだったり、怪しいものってイメージのみ。 今は、実際そんなくくりでは括れない、もっと根本的なレベルで、精神の中...
就活のときに、読み、当時の最高の1冊。そして再読。 いやーやはり秀逸。 実際、僕たちの年代は、保守・革新だとか左翼・右翼とか言われても、自分に関係なく、ちょっと怖いものだったり、怪しいものってイメージのみ。 今は、実際そんなくくりでは括れない、もっと根本的なレベルで、精神の中にあるもの、日本という国を見直していきましょう。 という本。だと感じたら、 あとがきに、 「本書は、日本における保守主義について論じたものです」 って書いてあって、自分は保守主義ってものなのかって意外な感じがしました。 まぁそういった括りとか関係なく、もっともっと考えを深めていこうと思わせてくれる1冊です。 自由と民主主義に対する絶対視の問題、 生命至上主義の問題、 ニヒリズムの問題。 第3章 成熟の果てのニヒリズム だけでも、是非。
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右翼と左翼、それぞれが何を意味しているのか、根本からわかりたければすごくよい本。 20100808
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<民主主義ではきれいごとを言うほうがどうしても勝ってしまう、、しかし、本当に大事なこととは人前で大声では言えないものです。>という指摘は深い。民主主義といえば「討論」ということになるが、ようするに、人間の暗黒面をどうとらえるのか、への考察がないと、国会も学級会もおんなじになってし...
<民主主義ではきれいごとを言うほうがどうしても勝ってしまう、、しかし、本当に大事なこととは人前で大声では言えないものです。>という指摘は深い。民主主義といえば「討論」ということになるが、ようするに、人間の暗黒面をどうとらえるのか、への考察がないと、国会も学級会もおんなじになってしまう、という実例を我々は何度もみている。
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