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見抜く力 の商品レビュー

3.8

21件のお客様レビュー

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2023/11/23

『ここはダメだった』といった否定的な言葉は使わない、あくまでも肯定的に『自分の弱点や悪い部分はこうして直せばもっと伸びる』と指摘してやらなければならない。 アタマでは分かるけど、ついイラッとしてしまって、なかなかできないんだよなぁ。 同じ成功を繰り返すな。

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2021/07/28

オリンピックで金メダルを連発するというのはここまで徹底的にオリンピックに照準を合わせているんだと実感する うまくいった時にその理由を覚えておいて、スランプから抜け出す方法を蓄積するなど含蓄の深い言葉が多い 今朝読み終わって、昼にテレビを見たら大橋選手が2個目の金を取っていてびっく...

オリンピックで金メダルを連発するというのはここまで徹底的にオリンピックに照準を合わせているんだと実感する うまくいった時にその理由を覚えておいて、スランプから抜け出す方法を蓄積するなど含蓄の深い言葉が多い 今朝読み終わって、昼にテレビを見たら大橋選手が2個目の金を取っていてびっくりした

Posted byブクログ

2019/05/06

著者は、北島康介選手のコーチ。 ひとりの人間の本質を掴んでゴールに導く。 初心を忘れず、ともに挑戦し、怒ることなくほめて 長所を伸ばす。 すごい。金メダルをとるために、途中の大会は 捨てるほどの勇気。長期目標に向かって進むための 継続力がすごいと思う。 「コーチとしての目標を”...

著者は、北島康介選手のコーチ。 ひとりの人間の本質を掴んでゴールに導く。 初心を忘れず、ともに挑戦し、怒ることなくほめて 長所を伸ばす。 すごい。金メダルをとるために、途中の大会は 捨てるほどの勇気。長期目標に向かって進むための 継続力がすごいと思う。 「コーチとしての目標を”持っている”」ということ 自信の選手としての実績がないことが、 かえって今の選手に、寄り添った味方になって あげられているのではないかと感じた。 ◎私が考えるコーチとは、 「選手に対して、もっともっと夢を与える存在」 たとえ、毎日の練習がきつくても 「今日はこの子の泳ぎが良かった」 「ここを工夫すれば、もっと伸びるな」 切磋琢磨しながら、大きな目標に向かっていきたい。 ◎水泳という競技は、チームスポーツではないが、一緒にトレーニングしている 仲間をはじめ、コーチやトレーナーがどんな人間なのか、お互いに認め合ったり 協力しあったりする関係が大切である。 レースが終った後、傲慢な態度をとっている選手は、なかなか伸びていかない。 ◎「なぜ、あのときにできたのか?」 それが判っていないと、調子を戻せなくなってしまう。 一番大切なのは、悪くなったときの「リカバリー能力」なのだ。 「なぜ、できないのか」ではなく、「なぜ、できたのか」を 日ごろからよく考え、良いときの反省をしておく。 ◎レースが終ってから、選手に向かって 「自分の泳ぎについて話してごらん」と指示する。 彼らは、半ば強制的にレースを思い出しながら、自分の泳ぎをおさらいすることになる。 「何が良かったのか」「どこを直さなければいけないか」 それを考えた上で、コーチの考えを伝える。 ○何よりもまず、選手自信の人間性を把握し、本質を見抜く ○パートタイマーのコーチには、 「何でこんなことができないんだ!」 と怒ったりするコーチがいた。 初心者を叱り付けるのは、愚の骨頂である。 生徒達に、向かって上からものを言うような態度は、 反発を買ったりするだけだ。 ○具体的なコーチングのコツは、ほめることだろう コーチから褒められて、イヤな人はいない。 「ここが良かったよ。」 「でもね」 「こういうところを直してけば、もっと良くなるよ」 あくまで、肯定的に、 「自分の弱点や悪い部分は、こうして直せばもっと伸びる」 具体的な課題まで、掘り下げてやると、選手も聞き耳を持ってくれる ○「今日は、ここを直そうと思うんだけど、今泳いでどんな感じだった?」 最初は、わからないけど、少しずつ、返事が返ってくるようになる ○短所に目をつぶる 康介のよさ。そこを育てないといけないと思った。 ○伸びることを前提に練習をする 「頑張っているけど、伸びているかな。。。 ではなく、伸びるから頑張るんだと考えるコト!」 ○選手のとくにな部分から伸ばせ まんべんなく平均点を取っている選手には、「伸びしろ」がない ○「練習」と「トレーニング」の違い 1つの要素に対して、行うのが「トレーニング」 「練習」は、複数の要素をもりこみ、「持久力」「泳法」 「我慢強さ」や「集中力」を鍛える要素も組み込まれている。 ○成功をパターン化するな 織田信長は、「桶狭間の戦い」で、1/10の戦力で勝利したが、 その後、同じ戦法は、使わなかった。 同じ成功を繰り返しては、次はない。

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2017/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「イルカと人間が50mで競争したら、どちらが勝つか?ただしイルカはコース通りまっすぐ泳ぐものとする。」という質問を日本代表の水泳選手にメンタルトレーナーが聞いた。ほとんどの選手はイルカが勝つ方に手を挙げた。そこでトレーナーがどうしてイルカが勝つのか?と聞くと、「イルカは常に泳いでいるから」と言う。「では、金魚に負けるのか?」また、ある選手は「イルカの方が体が大きいから」と言う。「では、象に負けるのか?」イルカが勝つという絶対的な理由は見つからなかった。 たった一人「人間が勝つ」と言った選手が言った。「どうしてか?」と聞くと、「自分も一瞬、イルカが勝つと思ったが、イルカが勝つ理由を考えたら、どれも完全ではなかった。僕は負けず嫌いだから、人間が勝つと思いたい。人間が勝つと思うから、勝つためにはどうすれば良いか?を必死に考える。人間が負けると思ったら、そこで終わってしまう。人間は、イルカと違い、ものを開発する力がある。だから僕はあらゆる手を尽くして、イルカに勝つ!」そう語ったのが北島康介であった。 先日、メンタルトレーニングの講演で聞いた話だ。 この本では、体が硬く、小さいため、あまり期待されていなかった北島康介の「精神力」の強さを見抜き、オリンピックで金メダルを獲るまでの選手に育てたことが書かれている。 ポイントは、 心技体のバランスが大切であること。 感じたことを言葉にする。泳いでどんな感じだったかを口にできないと良いコーチングを受けることはできない。まず、感じたことを言葉にすることが大事。 最後に、水泳も海外からいいものを積極的に取り入れようということで、正岡子規の「それでええぞな」の言葉が出てくる。「英国の軍艦をかい、ドイツの大砲を買おうとも、その運用が日本人の手で行われ、その運用によって勝てば、その勝利は全部日本人のものじゃ」と言うのである。 水泳に限らず、日本にこだわりすぎないことが大事。

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2016/08/13

どうして良かったかを考えることに驚き、納得した。本にたくさん付箋が貼られた。これからこの本を活かす。

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2015/06/05

コーチとして選手を指導するときには、まず大胆な仮説を立てろ 同じ成功を繰り返さない 信長 外国製の物を使っていても運用しているのが日本人であれば日本式 夢を持って仕事をする サラリーマン化しない

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2014/08/15

「夢をかなえるコーチング」というサブタイトルに惹かれ購入。 オリンピックメダリストを育てたということでさぞ厳しい掟が書かれているのかと思っていたが、以外にも謙虚な姿勢がうかがわれる。「指導者は謙虚な心をもて」「攻めのコーチングから待ちのコーチングへ」などの項は、水泳指導者に限らず...

「夢をかなえるコーチング」というサブタイトルに惹かれ購入。 オリンピックメダリストを育てたということでさぞ厳しい掟が書かれているのかと思っていたが、以外にも謙虚な姿勢がうかがわれる。「指導者は謙虚な心をもて」「攻めのコーチングから待ちのコーチングへ」などの項は、水泳指導者に限らず、人を教育するという立場すべてに共通している学びがある。 私が特に心に残ったのは「なぜできなかったではなく、なぜできたかを考える」という項目だ。これは指導という立場だけでなく、自分自身の仕事や勉強にもあてはまると思う。

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2013/04/18

スポーツ選手のコーチングのみならず、子育て、部下育成、対人コミュニケーションなど幅広い場面で通じる部分が多彩に盛り込まれていると感じました。 コーチングを少しかじったものから見れば、目新しい考え方ではありませんが、一般の方が生活にコーチング手法を取り入れるには参考になると思いま...

スポーツ選手のコーチングのみならず、子育て、部下育成、対人コミュニケーションなど幅広い場面で通じる部分が多彩に盛り込まれていると感じました。 コーチングを少しかじったものから見れば、目新しい考え方ではありませんが、一般の方が生活にコーチング手法を取り入れるには参考になると思います。 個人的には、「棄権する勇気」がヒットしました。子育て中で思うように仕事に注力できない今、「あえて仕事の一部を棄権することで、次のステップにつながる何かを養っているのだ」と別の見方をすることができました。 一般に、北島康介選手のメンタル面の強さなどは伝えられていますが、平井コーチの精神力も素晴らしいと感じます。

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2012/11/01

北島康介をはじめとするオリンピックのメダリストを育てた、平井伯昌コーチの書。 選手一人ひとりの人間性を把握し、信頼関係を築いていく。そして、単に記録やメダルを目指すのでなく、人間を磨いていく。そんな平井コーチの姿勢が窺える一冊。

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2012/01/06

人育てについて知りたくて読書。 「それでええぞな」 日本人が外国の方法や人を参考にしても最終的に自分たちの頭で考えて生かしていければいいと思う。 やる気を与え、心の欲を燃やし、セルフスターター、自ら燃えるタイプとなってもらえれば、コーチや上司としてはこれほど楽なことはない。...

人育てについて知りたくて読書。 「それでええぞな」 日本人が外国の方法や人を参考にしても最終的に自分たちの頭で考えて生かしていければいいと思う。 やる気を与え、心の欲を燃やし、セルフスターター、自ら燃えるタイプとなってもらえれば、コーチや上司としてはこれほど楽なことはない。その導入だけ携わることができればいいと思う。 決まったマニュアルではなく、その人その人の正確や人間性に合わせたオートクチュールな方法がで欲に種火を入れてあげることが大切だと思う。 そのためにはコーチ自身の勉強、成長、克己心、自制心、そして、何よりも熱意が必要なんだと感じる。 読書時間:約30分 本書は日本領事館大連出張所でお借りました。

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