広告も変わったねぇ。「ぼくと広告批評」と「広告の転形期」に の商品レビュー
物事には何事にも文脈がございまして、 義務教育で歴史を学ぶのは、その感覚を持ってもらうためなんじゃないかなと個人的には思っています。 で、自分たちが今後、”未来最適”な表現を作っていくためには、 現在に至るまでの”これまで”を知る必要があると。 その上で、これまでを見て...
物事には何事にも文脈がございまして、 義務教育で歴史を学ぶのは、その感覚を持ってもらうためなんじゃないかなと個人的には思っています。 で、自分たちが今後、”未来最適”な表現を作っていくためには、 現在に至るまでの”これまで”を知る必要があると。 その上で、これまでを見てきた偉人たちの言葉を、 対談という生に近い形で読めるこの本は、 オススメですね。
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広告の世界は今、転換期にある。 メディアの変化、生活者の変化、社会全体の変化…様々な変化の波の中で、次の広告の姿を模索している。 けどま、概ね間違いないと思うのだけれど、たぶん次の広告ってのは多様なんだろうなと。 これまでのように、マス媒体中心ってだけではなく、 誰に、どのように...
広告の世界は今、転換期にある。 メディアの変化、生活者の変化、社会全体の変化…様々な変化の波の中で、次の広告の姿を模索している。 けどま、概ね間違いないと思うのだけれど、たぶん次の広告ってのは多様なんだろうなと。 これまでのように、マス媒体中心ってだけではなく、 誰に、どのように刺すかによって、コミュニケーション自体をゼロからデザインしなきゃならない。 だとしたら、時代の花形になるようなメディアも広告も、ありえないんじゃないか。 これからはwebだSPだと騒いでいるが、どれも主役にはならない。すべてほぼ並列。 今よりももっと、すべてがほとんど並列になる時代が、いつかはやってくるんだろうな。 ・・・・・・・・・・・ 天野さんは、広告の批評をやってきた人だから、 なんだかやんわりした切り口で広告を見ていて、それが俺には少し新鮮だった。 広告ってそもそも、楽しいものだもんなぁ。楽しくない広告なんて誰も見ないもんなぁ。 でもそんなことを俺は少し忘れていて、やたらアカデミックだったり無機的だったりなイメージを付着させてしまっていた。 でも、本当に人の心を刺すものって、絶対に無機的ではないのよなぁ。 熱は必ず伝わる。気持ちは隠してもにじむ。 コミュニケーション云々は、まぁいろんな人が言ってるから、形はそれぞれあるんだろう。 でも変わらないのは、広告は誰かの心や行動をmoveするものがベストだってこと。 moveさせるものは、企てとかそんなもの以上に、広告や製品の作り手の心なんじゃないかと思う。 そんな範囲の議論もあって、つまり単なる方法論以上の議論があって、おもろかったよ。
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広告批評の天野祐吉と広告の最前線で仕事をしているクリエイター5人との対談をまとめた1冊 CMディレクター中島信也さんとの対談での、芝居好きの母親のためにお芝居に関するニュースをまず話して薬の販売にもっていくセールストークの話。 明日の広告の著者 佐藤尚之さんとの、消費者は家でじっ...
広告批評の天野祐吉と広告の最前線で仕事をしているクリエイター5人との対談をまとめた1冊 CMディレクター中島信也さんとの対談での、芝居好きの母親のためにお芝居に関するニュースをまず話して薬の販売にもっていくセールストークの話。 明日の広告の著者 佐藤尚之さんとの、消費者は家でじっとしている時代は終わったけど、趣味趣向が近い人が集まるコミュニティのような場所に向けてピンポイントで届く広告をうてばヒットできるかも・・・という話 糸井重里の名コピー「ほしいものが、ほしいわ。」という気持ちで表現されている、いま本当に自分が欲しいものがわからない人に対して、「あなた、これが欲しかったんでしょ?」と提供してあげるという話。 広告コピーってこう書くんだ!読本の著者 谷山 雅計 さんの、完結してしまうコピーではなく、受け手の次のアクションに繋がるコピーの話など 読み手に「広告やモノを売るうえでの考え」を、もっと膨らませて考えれるきっかけをつくる話が掲載されています。
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過去、今、未来の広告をものすごくわかりやすくお話しているのかな。とも思いました。 対話形式なので読みやすかったです。
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棟梁ですね。 建築学科出身の優秀な広告マンが多いのは、 棟梁的感覚が身に付いているのでしょうか。 僕もデザインから設計図、図面描き、製作、と、 舞台美術を長年やっていたので、 棟梁的感覚はあるはずw がんばれ若造。
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広告の役割は「Infomation」「opinion」「report」の3つに分けられるのではないか。 だとすれば出版業界の場合、InfomationとreportはAmazonをはじめネット書店がそれを担っているといえる。したがって出版社の宣伝としては、自分たちの考え方を伝える...
広告の役割は「Infomation」「opinion」「report」の3つに分けられるのではないか。 だとすれば出版業界の場合、InfomationとreportはAmazonをはじめネット書店がそれを担っているといえる。したがって出版社の宣伝としては、自分たちの考え方を伝えるopinionの役割が重要になってくる。だけど傲慢な口説き文句一辺倒では響かない。 他の業界、例えば電化製品などは、まだ企業のサイトが検索エンジンの一番上にくることが多く、価格コムや楽天市場などのサイトはその次だ。 opinionに専念できるように、Amazonに本の内容紹介をきちっと載せて、レビューが伸びるようにしないといけない。
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広告業界にいま起こっている「大きな変化=転形」を、『広告批評』の天野祐吉氏が解き明かした1冊。 30年にわたって広告を見つめつづけてきた広告批評家の視点からの解釈に業界のトップランナー5人との対話も交えて、「広告のいま」と「これから」をさまざまな側面から描き出しています。
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