数字のモノサシ 絵で見る数字の感じ方 の商品レビュー
0をつかった表現が『表しやすいが、理解しにくい』というのはまさにその通り。 面白かったー。 あと、新しい単位をもよかった。
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タイトルに惹かれて手に取りました。 どこかで見たことがあるイラストです。 文・イラストとも寄藤文平氏によるもの。 文系にとって数字は難しさと面倒さをもたらすものですが、もっと身近に感じられるように、著者なりのイメージ法が紹介されています。 著者が提案するさまざまな単位がユニーク...
タイトルに惹かれて手に取りました。 どこかで見たことがあるイラストです。 文・イラストとも寄藤文平氏によるもの。 文系にとって数字は難しさと面倒さをもたらすものですが、もっと身近に感じられるように、著者なりのイメージ法が紹介されています。 著者が提案するさまざまな単位がユニークでした。 tkがトキメキの大きさ、というのはわかりますが、ad(アンドレ)が見守る覚悟、jlo(ジェローデル)が身を引く覚悟など、ベルばらから単位を生み出してみたり、hal(ハルキ)は大人の恋愛力、hrk(ハーロック)は負けると分かっていても戦う力、ytr(ユトリ)は使えない度、zti(ザトウイチ)は隠れた大物度、など、どれも発想がユカイです。 KYやJKのノリなんでしょう。 身体を使って数字の大きさを把握していくという発想はとてもわかりやすいです。 身長と両腕を伸ばした長さは同じで、ひじの長さと足の裏の長さが同じなんだとか。 ただ、かなり細かい見極めも紹介されているため、途中から細かさについていけくなりました。 フランスの人口は6200万くらいで、日本(1億3千万くらい)の半分なのだと知りました。 気楽に読めるかなと思いましたが、最初のイメージが判断を左右してしまう「アンカリング効果」や「フレーミング」、印象の変化の重要性を説いた「ウェーバーの法則」や「フェヒナーの法則」、人の意思決定心理についての「プロスペクト理論」など、心理学的用語も多数取り入れられています。 ほかに体験を繰り返すと、得られる感動が減っていく「限界効用逓減性」や限界を超えると、逆にどうでもよくなる「モノサシの性質」なども定義もでてきますが、これは竹内和久氏の論文「心的モノサシ理論」を参照にしているようです。 数字をモノサシ化して、人間の身体になぞらえる捉え方が、わかりやすい方法かはよくわかりませんが、イラスト化されていることで、本の言わんとしていることは理解できました。 あとがきに、著者がかなり悩み苦しみながらこの本を作り上げた経緯が書かれていました。 たしかに、単純思考ではここまでの組み立てはできないでしょう。 前半は、著者のお遊び的な発想の展開でしたが、後半はうってかわって、ぐっと実質的なものになりました。 難しい理論をイラスト化することで、なんとかわかりやすくしようと試みていることは伝わりますが、書かれていることが予想以上に専門的だったため、説明文が足りない気がしました。 提示されている様々なモノサシについての補足がもう少し多かったら、もっと万人にわかりやすい内容になったのではないかと思います。 一番共感したのは、著者の「自分の中にゆるぎない一本のモノサシがあると思っていたが、実際には違い、揺らぎながら変化していくものだとわかった」というくだりです。 個人のモノサシは、時や対象によって姿を変え、絶え間なく変わりゆくものなのだ、だからこそ人の感情や判断は理解しづらいものなのだ、と思います。 この本を読んだ感想は、うーん、30tk(トキメキ)くらいでしょうか。
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人は、別々の物差しをいっぺんい持つ事が難しい生き物。 頭のモノサシは、カラダで切り替える 数字には、”自分の数字”と”他人の数字”がある
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会社に勤めていたころ、 目標は、○○○万円 達成率は、○○.○% と、「具体的な数字をあげて報告してくれ」と、上司によく言われました。 その上司からは、「数字はウソをつかないから」という言葉も、よく聞きました。 でも、自分の頭の片隅には、 「数字って、本当にウソをつかな...
会社に勤めていたころ、 目標は、○○○万円 達成率は、○○.○% と、「具体的な数字をあげて報告してくれ」と、上司によく言われました。 その上司からは、「数字はウソをつかないから」という言葉も、よく聞きました。 でも、自分の頭の片隅には、 「数字って、本当にウソをつかないのだろうか?」 という疑問が残っていたような気がします。 この本の帯にあった 「100円のサンマから20円値引きしてもらって喜ぶ人が 100万円のクルマから20円値引きされるとムカつくのはなぜか。」 の文字を見た瞬間、頭の片隅にひっかかっていた疑問を思い出したのです。 読んでみて、 ・数字は物事そのものを表しているが、 人は、全体の大きさよりも、変化の大きさに敏感であること ・数字は、絶対的なものでなく、相対的なものだということ がわかりました。 同じ1,000円のものでも、安いと感じて買えたり、 高いと思って買えなかったりする心理や、 今ある車に、新しいカーナビをつけるのは「高いなぁ」と思いためらうのに、 車を買った時なら、カーナビを買い足せてしまう心理。 また、コップの水を「もう半分しかないと思うか、あと半分あると思うか」のように、 同じ内容でも、表し方が変わると答えが変わる例など、 人がものごとをどのように感じるかが、イラストと文章で紹介されています。 数字と気持ちの関係を知りたい方に、オススメな1冊です。
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人差し指の面積を1とすると、指一本が各1、手のひらが5で合計10くらい。 10億?を実際の長さのグラフで比較したら… 面白いような訳が分かんないような数字の絵本。 作者は大人タバコ養成講座の人。
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大好きな寄藤文平さんのイラストがいいだけでなく、モノを作る人に大切な”視点を変える”ことの重要さが書かれています。
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事故で400人が犠牲に 1億円の損失 20円引き 人はそれぞれものさしをもっていて そのものさしで 様々なものを測る計る量る諮る図る謀る… モノサシは 自分のものがあって 人の数だけ 尺度の違うものさしがある 初めから違うことを 知っているのと 知っ...
事故で400人が犠牲に 1億円の損失 20円引き 人はそれぞれものさしをもっていて そのものさしで 様々なものを測る計る量る諮る図る謀る… モノサシは 自分のものがあって 人の数だけ 尺度の違うものさしがある 初めから違うことを 知っているのと 知っていないので きっと残りの人生の 生きやすさが変わるんだ。 ユーモラスなイラストと 数学者並の 数字に対する事実証明は 一種の新しい学問だ。
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プレゼントには低価格帯のなかの高級品を選ぶと効果的。 ポルシェを見た後は、マーチの200万円が安く思える。 大きな買い物の時は、付属品をほいほい買ってしまう。
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単位のところは似たような本あったなーと思いつつも、このイラストは他に変えがたいのです。細かいとこまで見てしまうイラスト力がすごい。
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100円のサンマから20円値引きしてもらって喜ぶ人が 100万円のクルマから20円値引きされるとムカつくのはなぜか。 と言うテーマの元、世の中にあるさまざまな数字の捕らえ方を、哲学的に心理学的に解説されています。 改めて「なるほど」と思うような事はあまりありませんが、あのイラ...
100円のサンマから20円値引きしてもらって喜ぶ人が 100万円のクルマから20円値引きされるとムカつくのはなぜか。 と言うテーマの元、世の中にあるさまざまな数字の捕らえ方を、哲学的に心理学的に解説されています。 改めて「なるほど」と思うような事はあまりありませんが、あのイラストとあの空気で展開されているので、見てるだけで面白いです。
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