眠れぬ真珠 の商品レビュー
おしゃれな文章とストーリーで読みやすい。女性が主人公でなかなか感情移入ができず、のめりこむところまではいけなかったが、けっこうおもしろいと思った。映画化を意識したような作りだなぁ、と思わせる展開とクライマックス。うまくまとまっている。
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切なくて、甘くて、憧れました。 私は、好きです。 自分も、こんなふうに歳をとれたらいいなと、本当に憧れます。
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45歳独身の女性と17歳年下の男性との恋愛物語。 語弊を恐れずに言ってしまうと、 男性の方と年齢が近い私に45歳の女性の恋物語なんで共感できるかなぁなんて思いつつ、 読み始めたんですが。 さすが衣良さん。 「大人の恋愛話」なんでしょうが、 ストーリー展開は少々少女マンガちっ...
45歳独身の女性と17歳年下の男性との恋愛物語。 語弊を恐れずに言ってしまうと、 男性の方と年齢が近い私に45歳の女性の恋物語なんで共感できるかなぁなんて思いつつ、 読み始めたんですが。 さすが衣良さん。 「大人の恋愛話」なんでしょうが、 ストーリー展開は少々少女マンガちっくです。 好き嫌いが別れるかもしれないけど、 私は好きですね。
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忙しいときに読むと一服の清涼剤になってくれそうな、さわやかな大人の恋愛小説。主人公の女性の心理描写がとても巧みで、この年代の女性であればこの場面でこういう風に行動するのだろうな、と思える場面がたくさんあった。 女性を主人公に据えたのは太宰治への挑戦!?
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恋愛の形は様々 恋の成就が何を指すのかも様々 恋愛・結婚・浮気・不倫 色々あるけど、恋しているだろうと思われるその世界には確かに愛が溢れていて、未来への活力になる力が秘められていると思う 恋愛観に関してはちょっと好みもあると思うけど、芸術性と合わせた作品だったから、読みやすくすん...
恋愛の形は様々 恋の成就が何を指すのかも様々 恋愛・結婚・浮気・不倫 色々あるけど、恋しているだろうと思われるその世界には確かに愛が溢れていて、未来への活力になる力が秘められていると思う 恋愛観に関してはちょっと好みもあると思うけど、芸術性と合わせた作品だったから、読みやすくすんなり読破 他の作品も読みたいと思ったので、甘めに星4つ
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自分に重なる系の小説を読むのが好きですが、この本もそうでした。昔は、わからなかった女性の気持ちとか、こんな本とか、経験してわかっていくもんですかね。石田衣良さんの本は、継続読んでいきたいです。
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読み終わって思うのは、私はやっぱりただの恋愛小説は好きじゃないんだなということ。 そういう意味ではこの作品もピンと来なかった。言葉の選び方や色彩感覚が美しいからまあ好ましく読めはしたけれども。 そんなに歳をとることに拘らなくてもいいんじゃないかな。誰だって歳くってくんだから。
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45歳の独身女性版画家・咲世子が17歳年下の映像クリエイター素樹に惹かれ恋に落ちる。その他主要登場人物は、素樹の元彼女で幼馴染の女優ノア、咲世子の元ボーイフレンドの三宅、そして三宅を愛するあまりに咲世子に嫌がらせを繰り返す若い愛人亜由美など。愛憎、世代、芸術、人生、職業、生きがい。更年期障害を抱える年齢になって、自分は残りの人生後半を孤独に生きていくものと考えていた咲世子が、素樹と出会って愛情を向けられることにより心揺れる。 自分は咲世子と素樹の間の年齢だが、これだけ年下の恋人ができたときに「大人」のままいられるだろうか、と考えた。咲世子は若ぶることも相手に同調することもなく、大人のままの視線で若い素樹と付き合いながら、卑屈に感じるほど年齢差に苦悩している。常に彼の才能が花開く可能性では身を引こうと心に決め、実際に嘘をついてまで彼を引き離したのは、咲世子がこの小説の最後まで年齢差を受け入れて大人の目を持ち続けたからであろう。世の年下彼氏を持つ女性の多くが、自分の思考年齢を吊り下げることでそのギャップを埋めようとするのに対し、自分を変えることないスタンスが、咲世子のかっこよさだと思う。この恋で救いに思えるのは、咲世子と素樹が単に愛情だけでなく、同じアーチストという、年齢を超えた職業的共通項を持っている点だった。続編があるとしたら、この素樹という男性はずっと咲世子と一緒にいない気がするので、年齢差カップルの明るい話にはならないだろうと思う。希望としては咲世子には三宅氏とつかず離れず一生親友として、自分の老後を楽しんでほしい。 多くの女性が考えたくない「老い」について、しかも男性作家がここまであえて書いてしまうというのは驚きとともに、正直なところ少し嫌でもある(男性に分かったようなことを言われたくない、しかしかなり痛い部分に触れてくるので感心せざるを得ない)。逗子の情景描写は秀逸。性交描写は結構キツめ。2006年度島清恋愛文学賞。(2011.03)
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登場人物のスペックや環境設定はいささか古くさい感じがしたし、 揃い過ぎの役者もちょっと足踏みしてしまった感がある。 (毎度毎度、この作者の若者像は時代遅れだと思う) でもそう思ったのは、現実にこんな素敵な恋愛してる人たちがいたらいいのにな、という少女的な願望があったからなのかもしれない。 二人とも、表現者だからうまくいったっていう所に (最後、元彼が彼女の手の作品の前で泣いている素樹に 一部始終を教えた、とか) 出来過ぎやしねぇか?と突っ込みたくなったし、 最後のタヒチの場面も雲の上での出来事のようで イマイチ感情移入ができなかった。 (ラストは賛否両論だそうですが、個人的にはあまり好きなオチではなかった) まあ、そういうものを通り越して、面白かったのは確か。 やはりこの人は女性の描写がウマい。なんでだろう。 また歳を重ねて読み返したら印象も変わるかもしれないな。
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本の趣味があう後輩に借りた1冊。 やっぱりいしださんの恋愛小説は最強だああああ 切なくってうつくしくって。 ひさしぶりにグッとくる恋愛小説読んだ。
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