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毒と薬の世界史 の商品レビュー

3.5

19件のお客様レビュー

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2012/12/17

毒と薬の歴史であり、それを通じて見る社会の歴史でもある。 歴史の知識がないと読み進めづらい部分もあるが、魔女狩りやアヘン戦争、公害のくだりは興味深かった。 明治期の感染症の研究のところが一番おもしろかったかな。当時のエリートたちがいかにグローバルに活躍していたかがよくわかる。

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2021/01/05

すごい情報量がコンパクトに紹介されている。おもしろいが、ハードボイルドで、化学者の堅い心みたいなのを感じる。

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2011/12/13

密な本。古今東西における毒と薬の逸話を取り上げていて、飽きない。 『世界史』と銘打ってはいるが、日本史も多く登場したので、良い意味で予想が外れて楽しかった。

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2011/06/07

毒と薬、世界史 読むのに抵抗感を喚起させられる言葉がタイトルとなっているが、なんのことはありません。読むと、むしろ、学術的好奇心を呼び起されます。 薬品トリビア満載の一冊。

Posted byブクログ

2011/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 毒にしても薬にしても、人類との関わりは、きわめて長く深い。 古くから人類は毒を避け、効能のある物質は活用してきた。 そして、それらを合成することが可能になってからは、良きにつけ悪しきにつけ、その使用法は無限に拡大している。 しかし、実は、同じものが毒にもなれば薬にもなる。 本書は、ソクラテスの飲まされた毒から、錬金術、ドーピングにいたるまで、古今東西の毒や薬をめぐる秘話・逸話を紹介するものである。 [ 目次 ] 第1章 古代の毒と薬(地球と毒・薬の誕生;古代エジプト・ギリシャ・ローマにおける毒と薬;古代インド・中国における毒と薬;古代日本における毒と薬) 第2章 中世の毒と薬(魔女と毒草;大航海時代の毒と薬;ルネサンス・錬金術・科学と化学の曙 ほか) 第3章 近世の毒と薬(『本草綱目』と本草学の発展および南蛮医学の導入;近代医学・薬学黎明期における毒や薬にまつわる発見・事件;近代有機化学への出発) 第4章 近代の毒と薬(病原微生物学の誕生と発展;近代薬学および有機化学の誕生と発展;種々の疾病に対抗する療法の黎明) 第5章 現代の毒と薬(抗生物質の再発見と発展;精神を左右する毒と薬;科学の発展と毒と薬;公害と薬害、毒や薬による犯罪) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2011/03/11

ふと手に取った本だが、こんなに雑学に満ちた面白い本は初めてだ。本がメモと線だらけになってしまった。表裏一体である薬と毒。その歴史を原始~現代まで見た通史。アスベストなど最近になって人間に毒であることが分かったものも数多く、最後は少し怖くなってしまった。また、副作用が転じて正規の作...

ふと手に取った本だが、こんなに雑学に満ちた面白い本は初めてだ。本がメモと線だらけになってしまった。表裏一体である薬と毒。その歴史を原始~現代まで見た通史。アスベストなど最近になって人間に毒であることが分かったものも数多く、最後は少し怖くなってしまった。また、副作用が転じて正規の作用として治療に使われるようになったものもあり、まさに薬と毒の表裏一体性を感じた。色々な話の小ネタがいっぱいつまった良書。

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2010/10/06

世界は古代エジプト、日本は養老律令の時代から今日までの薬の歩みと、学者のエピソードがまとめられていて歴史物としても面白い。化学的に「薬」と「毒」を表裏一体として捉える視点も素人にも分かり易く斬新に思えた。 あと、トウガラシが鉄砲伝来の時期にポルトガル宣教師が日本に伝え、秀吉の朝鮮...

世界は古代エジプト、日本は養老律令の時代から今日までの薬の歩みと、学者のエピソードがまとめられていて歴史物としても面白い。化学的に「薬」と「毒」を表裏一体として捉える視点も素人にも分かり易く斬新に思えた。 あと、トウガラシが鉄砲伝来の時期にポルトガル宣教師が日本に伝え、秀吉の朝鮮出兵の際に、目つぶしの武器として朝鮮半島に持ち込んだのが最初。中国やインドに伝わったのはさらにその後ってのは結構驚いた。

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2009/10/04

名前があれですが笑 面白いですよ。興味深い本です。 こーいう面で世界史をとらえてみるのも、新鮮でよいと思います。

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2009/10/04

毒と薬の歴史を、現代から地球誕生までの あらゆる場面で取り上げ、人類がいかに 毒や病を克服してきたか、また、今新たに 医療が迎えている危機がわかりやすく書かれている。 それに、身近な話題から、知識として面白いエピソードなども 沢山載っているので、関心のある方には良いかもしれません...

毒と薬の歴史を、現代から地球誕生までの あらゆる場面で取り上げ、人類がいかに 毒や病を克服してきたか、また、今新たに 医療が迎えている危機がわかりやすく書かれている。 それに、身近な話題から、知識として面白いエピソードなども 沢山載っているので、関心のある方には良いかもしれません。

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