バスジャック の商品レビュー
となり町戦争の時も思ったけど、不思議なフィクション作家。独特の世界観を創ってる様で、何かが抜け落ちてると言うか、完全にはのめり込めない世界。そんな短編集。風刺の様なショートショートあり、泣かせあり、と幅広い。
Posted by
「となり町戦争」で好きになった三崎さんの短編集です。 「二階扉~」は本当に、怖かったです。 「二人の記憶」は素晴らしいと思います。 それでもその結論になるのか、と。 愛の深さを感じました。 短いお話を書ける人は本当に素晴らしいと思うのですね。 たった4、5ページの「しあわせな光」...
「となり町戦争」で好きになった三崎さんの短編集です。 「二階扉~」は本当に、怖かったです。 「二人の記憶」は素晴らしいと思います。 それでもその結論になるのか、と。 愛の深さを感じました。 短いお話を書ける人は本当に素晴らしいと思うのですね。 たった4、5ページの「しあわせな光」「雨降る夜に」はどちらも素敵でした。
Posted by
三崎亜記は短編に向いている。 そう思った。 三崎氏の秀逸な部分はその「設定力」である。 「バスジャックが娯楽と化した世界」 「階段もない二階扉が一般化した世間」 「動かない人間と暮らす町」 どれも日常からは想像もできない世界がある。 そしてその原因が最後まで語られることは、な...
三崎亜記は短編に向いている。 そう思った。 三崎氏の秀逸な部分はその「設定力」である。 「バスジャックが娯楽と化した世界」 「階段もない二階扉が一般化した世間」 「動かない人間と暮らす町」 どれも日常からは想像もできない世界がある。 そしてその原因が最後まで語られることは、ない。 謎は謎のまま、物語は終わるのだ。 だからこそ、いい。 物語の設定が、世界の大きな柱として存在し、 そこに戸惑いながらも向き合っていく主人公(の場合が多い)。 主人公の戸惑いに同調しながら読み進められる、私たち読者。 道に迷ったかのような感覚に似ている、三崎氏の作品には そんなミステリー(?)要素が詰まっている。 不思議な空気を味わえる、短編集。おすすめ。
Posted by
現実社会と全くかけ離れてはいないものの、それとは違う世界のお話。 短編集で一つ一つの作品に不思議な雰囲気が漂う。
Posted by
1006 少しずつ現実と離れた短編集。こういった世界観が普通だったら、やっぱり普通なんだろうか。 今の現実が常識的?で良かった。 「となり町〜」はイマイチだったけどこちらは面白かった。最初の話と最後の話が良かった。
Posted by
「普通」 良く使う言葉だけど、実は難しい言葉。 自分が普通だと思っていることは簡単に崩れてしまう。 周りの人みんなが普通と思っていることに疑問を挟むことは難しい。 そのことについて質問することさえも難しい。 自分の「普通」が変わることは当たり前。 でも、何故変わるのか。そのことを...
「普通」 良く使う言葉だけど、実は難しい言葉。 自分が普通だと思っていることは簡単に崩れてしまう。 周りの人みんなが普通と思っていることに疑問を挟むことは難しい。 そのことについて質問することさえも難しい。 自分の「普通」が変わることは当たり前。 でも、何故変わるのか。そのことを自分で理解しなければならない。 そう思った。
Posted by
そこそこ!! となりまち~から失われてた町への過渡期に書かれた感じがした。 徐々にそれっぽくなってく作風が読んでて興味深い。 やっぱりいいのはバスジャック!!! ってか制覇?? やばいよ。書いてよ!! コロヨシの続編!!!
Posted by
三崎亜記の短編集。 この人の著書は「失われた町」、「となり町戦争」と読んだけど、こんな話も書けるんだあ、という感じで良い方向に印象が変わった。 お気に入りは 「バスジャック」:痛快。「陽気なギャングが地球を回す」を思わせる。 「雨降る夜に」:いつまでも本を好きでいたいなあと思っ...
三崎亜記の短編集。 この人の著書は「失われた町」、「となり町戦争」と読んだけど、こんな話も書けるんだあ、という感じで良い方向に印象が変わった。 お気に入りは 「バスジャック」:痛快。「陽気なギャングが地球を回す」を思わせる。 「雨降る夜に」:いつまでも本を好きでいたいなあと思った。
Posted by
星新一を彷彿とさせる、SF(少し不思議)的な短編集。 ありそうでなさそうで、不思議で、でも納得できて面白い。 短編だと、ファンタジーになりすぎず、いい具合に現実と折り合いがついて、とても読みやすいです。
Posted by
短編だから、読みやすく 華やかな ふわふわな どろどろな 色々あってどれもいい
Posted by