バスジャック の商品レビュー
短編集なんだけど、後半の2作品が長かった。 どちらかというと、前半の短い作品たちが好きでした。 2009.6.12〜6.19読了
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三崎亜記は短編の方がおもしろいかも。 わからないことは、わからないままで。三崎亜記の小説って、そんな感じ。 登場人物が、その謎を深く追求しない場合が多い気がする。 『二階扉をつけてください』の二階扉、とか。 『二人の記憶』の記憶のズレ、とか。 『送りの夏』の直樹さんの存在、とか。...
三崎亜記は短編の方がおもしろいかも。 わからないことは、わからないままで。三崎亜記の小説って、そんな感じ。 登場人物が、その謎を深く追求しない場合が多い気がする。 『二階扉をつけてください』の二階扉、とか。 『二人の記憶』の記憶のズレ、とか。 『送りの夏』の直樹さんの存在、とか。 読者としては、あと一歩踏み込んでくれ!と思ってしまう場合もあって、もどかしい。 そういう時、短編だと、変な話、あきらめがつく。 で、そのあと一歩が、この作家さんの良さなのかもしれない。 そんな中、『動物園』は比較的わかりやすくて、単純に楽しめた。“野崎のおっちゃん”がステキ。好きなキャラクターだ。
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へんてこりんな話ばかりの短編集。 表題作「バスジャック」は、消化不慮の気味がある。 だけど、とても短いのから、ちょっと長めのものまで、前編にわたってのびのびと書かれている感触があります。
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表題作「バスジャック」はあまり好きではなかったのですが、 一見ごく普通の日常に見える中の、 非日常とつながっているパイプのようなもの、が好きです。 騒々しくない非日常。 「二階扉をつけてください」「しあわせな光」「二人の記憶」 「バスジャック」「雨降る夜に」「動物園」「送りの夏」...
表題作「バスジャック」はあまり好きではなかったのですが、 一見ごく普通の日常に見える中の、 非日常とつながっているパイプのようなもの、が好きです。 騒々しくない非日常。 「二階扉をつけてください」「しあわせな光」「二人の記憶」 「バスジャック」「雨降る夜に」「動物園」「送りの夏」 「動物園」は、とっても不思議な話なのに違和感を感じない。
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じぶんの常識と世界とが、ほんのちょっとずれているらしい。そんなとき、世界をどう受け容れるか――。同名の落語噺に新解釈を与えたかのような『動物園』、素性も過去も全く違う同居人たちが儀式をもっておのおのの「事実」を受け止めようとする『送りの夏』が好きです。
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短編集の中で私が最も気に入ったのは「二階扉をつけてください」という作品。 タイトル通り意味が分からない。意味の分からない扉を付けるために奮闘する男性の姿をブラックユーモアたっぷりに描いている。 ともすると嫌いな方も多いはず。町内のチラシで知った二階扉。意味が分からぬがとりあえず電...
短編集の中で私が最も気に入ったのは「二階扉をつけてください」という作品。 タイトル通り意味が分からない。意味の分からない扉を付けるために奮闘する男性の姿をブラックユーモアたっぷりに描いている。 ともすると嫌いな方も多いはず。町内のチラシで知った二階扉。意味が分からぬがとりあえず電話をかける所も可笑しい。 二階扉を付けに来た業者はなんと子供?余計意味がわからない。 おまけに鍵をかけてはいけないというおまけ付き。この辺りでだいぶ先が読めてしまうのだが…考えただけで恐ろしい(苦笑) 三崎さんらしい目線をどこか変えた日常を描いている作品。 「送りの夏」は生と死を別の狭間でとらえている為かやや物足りなさを感じてしまった。 発想自体はやはり独特でとても不思議なのだが…上下巻の本の上巻しか書かれていない。そんな終わり方があまり好きではなかった。
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『となり町戦争』の作者の三崎さんの短編集 めっちゃ不思議な話ばかり 『二階扉をつけてください』 二階扉をつけることが義務化されたという回覧板がまわり、わけもわからないまま二階扉をつけるけとにした主人公の話これはなんかホラーみたいだった初めの話だから不思議ワールドになれてなくて引...
『となり町戦争』の作者の三崎さんの短編集 めっちゃ不思議な話ばかり 『二階扉をつけてください』 二階扉をつけることが義務化されたという回覧板がまわり、わけもわからないまま二階扉をつけるけとにした主人公の話これはなんかホラーみたいだった初めの話だから不思議ワールドになれてなくて引いてしまった(笑) 『二人の記憶』 あるカップルの記憶が食い違い、どちらが正しいのか確かめるすべすらない。 でも出逢いの記憶だけきちんと重なっているところがよかった 『バスジャック』 バスジャックが流行し、いかに勇敢にバスジャックを決行するかを競うものたちとそれを楽しむ乗客たち。 と、まあ不思議な話ばかりあとの4つもかなり不思議だったでも『送りの夏』と『動物園』は結構よかったな 死や嘘への思いを織り込みながら描かれた作品たちでした
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7編からなる短編集。 一番のお気に入りは『ニ階扉をつけてください』だ。となり町戦争と同じ香りがした。 ふざけているのか真面目なのか・・・でもぐいぐいと引きつけられる、(いい意味で)変てこな話。 登場人物がみんな変だし、主人公のテンポもなんだか変だし。 あとは『雨降る夜』はいい雰囲...
7編からなる短編集。 一番のお気に入りは『ニ階扉をつけてください』だ。となり町戦争と同じ香りがした。 ふざけているのか真面目なのか・・・でもぐいぐいと引きつけられる、(いい意味で)変てこな話。 登場人物がみんな変だし、主人公のテンポもなんだか変だし。 あとは『雨降る夜』はいい雰囲気出てた。 一枚の絵画を観ているようなそんな気になる、心地の良い話。 上記2編以外はそんなに惹かれるものがなかった。
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二回扉をつけてください。ってが面白い。となり町戦争のときも、思ったけど、地域社会を切り出して話を進めてくのは斬新だなーっと思う。そして、不思議な感覚で終わってく。
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シュールなお話の多い短編集。 「となり町戦争」もそうですが、日常を踏まえつつどこか異世界のような設定が無理なく描かれてるように思いました。 「動物園」とか好きだなぁ。
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