軍師の門(上) の商品レビュー
上巻は竹中半兵衛が主役。半兵衛についてしっかりと書かれている本は意外と少ないので、読むことができて良かった。軍略だけでなく、民生家としても優れた手腕を発揮した様は読んでとても清々しい。豊臣秀吉前半生の創業を助けた部分がとてもよく描かれていた。
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ミーハー二冊目。今度は半兵衛と官兵衛の二人を同時に楽しめる!この上巻は竹中半兵衛が主役。 本当に半兵衛に谷原章介はぴったりだわ。ナイスキャスティング! p59「…もっと悪くなることだな。」なんて、、、素晴しい。悪に勝つには悪も必要だということだ。 この物語(っていうか戦国時代の常套句だが)この乱世を生き抜くには…って結局いつの世もそうだよねってなる。イイ奴って悪いことしたことある人だし、いい事ばッか口にする奴って一番性質悪い。 これから大河ドラマで半兵衛が活躍するのが楽しみだ。 あと、朝霧いいね。
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羽柴秀吉の軍師で有名な竹中半兵衛と黒田官兵衛が主人公で、前半は主に竹中半兵衛、後半は小寺(黒田)官兵衛が登場し、時代的には竹中半兵衛が稲葉山城を乗っ取るあたりから、関が原の戦いの後に官兵衛が死ぬところまでが出てきます。 今まで、どちらかというと半兵衛が義の人で、官兵衛が智謀の人...
羽柴秀吉の軍師で有名な竹中半兵衛と黒田官兵衛が主人公で、前半は主に竹中半兵衛、後半は小寺(黒田)官兵衛が登場し、時代的には竹中半兵衛が稲葉山城を乗っ取るあたりから、関が原の戦いの後に官兵衛が死ぬところまでが出てきます。 今まで、どちらかというと半兵衛が義の人で、官兵衛が智謀の人というイメージでしたが、この本では逆のイメージです。 そういえば、官兵衛が荒木村重を説得するために単身有岡城に乗り込みますが、それも義の人であるがゆえの無謀さであったかもしれませんね。 信長がうつけ者と呼ばれるような態度で世間を欺いていました。 これが正にこの本でいう「悪人」というべきもので、おのれを隠し、相手に隙をわざと見せる、ということで相手の警戒心を解く、それを官兵衛はできなかったということですが、それに後悔することなく、政治家としてでなく、芸術家として生きた、というのが非常に共感できるものでした。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-27c5.html
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火坂雅志の戦国武将シリーズは、面白いと思う。たぶん人物の選定から好きなんだろうと思う。 竹中半兵衛、黒田官兵衛、直江兼続、安国寺恵瓊、真田幸隆、昌幸、幸村。 いずれも知略に長けるものの、トップに君臨するのではなく、もの悲しささえ漂うようなところに魅かれてしまう、いや、そんなところ...
火坂雅志の戦国武将シリーズは、面白いと思う。たぶん人物の選定から好きなんだろうと思う。 竹中半兵衛、黒田官兵衛、直江兼続、安国寺恵瓊、真田幸隆、昌幸、幸村。 いずれも知略に長けるものの、トップに君臨するのではなく、もの悲しささえ漂うようなところに魅かれてしまう、いや、そんなところに憧れを感じているのかも知れない。 有岡城で幽閉された官兵衛を助けるべく、策を講じる半兵衛。官兵衛が戻ったときには、半兵衛は既に帰らぬひととなり、軍配だけが残される・・ 日常から逃れてのめり込める一冊。
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官兵衛の生き様がかっこよかった。 それにしても石田三成は常に賢くて慇懃無礼な人として描かれているなあ。
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自分の二次創作の為に読み始めたのに、気付いたら夢中で読んでました。 わたしにとって、軍師・竹中半兵衛のバイブル的一冊です。 特にラスト、息を引き取る場面は、勿論、BASARA半兵衛に対する感情移入もとても大きかったのですが、彼の余りに短い、軍略に明け暮れた悔いの無い人生だったのかもしれないけれど。もっと生きて、秀吉の創る未来を、一緒に見たかっただろうなと思えて、泣いて泣いて、泣きながら読みました。 感動しすぎて、まだ下巻を読んでませんwごめんなさいww
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『天地人』の作者の二兵衛本。意外性を持たせたかったんだと思いますが半兵衛が野心家、官兵衛が達観しようと努力してる義士です。ハリウッド映画を見るようなノリでさっくり読みたい方へ!あと本文ポスト系の紙だと思うんですがバルギーがいいなー
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本文用紙がなんかよくない。 チラシみたいなつるつるした用紙だったからか、光の角度の加減で文字が反射して潰れて、読みづらかった。 内容は、筆者らしく歴史的なものはさらっと書かれていて、フィクションの色味が強く感じられる。 竹中半兵衛だけの話なら八尋舜右の著書の方に、内なる野心と世捨...
本文用紙がなんかよくない。 チラシみたいなつるつるした用紙だったからか、光の角度の加減で文字が反射して潰れて、読みづらかった。 内容は、筆者らしく歴史的なものはさらっと書かれていて、フィクションの色味が強く感じられる。 竹中半兵衛だけの話なら八尋舜右の著書の方に、内なる野心と世捨て人の心とがせめぎあう彼が、もっと儚くも凛々しく颯爽と描かれている。 いろんな人物の様々な著者の歴史小説を読んでくると、初めはすごく読みやすかった火坂雅志の著書も、いささか物足りなげになってきた。 下巻の黒田官兵衛の生きざまがどうな風か期待。
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“竹中半兵衛” 私は戦国の武将の中でも、この手の“軍師”が好きだ。天才軍師竹中半兵衛。彼は欲がない。たった数人で落とした稲葉山城もあっさりと返してしまう。凄い男だ。秀吉の前半生は間違いなく彼の力のお陰だ。ただその男を使えた秀吉も凄い。
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一言で言うと、ブラック半兵衛の悪のススメというか野望から始まり、それとは対照的に仁義の軍師な官兵衛がスレるというか達観するというかそんな話?
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