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中学受験の失敗学 の商品レビュー

3.4

17件のお客様レビュー

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2023/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結構攻めた本。書いて大丈夫なのかってところまで踏み込んでる。 まあ、自分の成功(失敗)体験と子供の経験は別っていう当たり前の前提を忘れないのが大事よね。

Posted byブクログ

2020/01/18

中学受験をすすめるにあたり、親が陥るトラップについて書かれた、ある意味警鐘本である。 受験の主体はあくまで子供。それ自体は当り前ではあるが、親の考え違いや見栄などが入ってくると途端におかしくなり、誰も幸せにならない結果が待ち受けている。 また、塾などを「産業」としてとらえた時...

中学受験をすすめるにあたり、親が陥るトラップについて書かれた、ある意味警鐘本である。 受験の主体はあくまで子供。それ自体は当り前ではあるが、親の考え違いや見栄などが入ってくると途端におかしくなり、誰も幸せにならない結果が待ち受けている。 また、塾などを「産業」としてとらえた時の見方などもあり、やはり親としてはある程度必要な知識なのではないかと思う。 中学受験を考えている場合、結果として不幸にならないためにも読んでおくことを強くお勧めしたい。

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2018/10/12

中学受験の負の部分に目を当てた良書。 私立中学も塾も当然ながらビジネスでやっているので、ビジネス=悪ではないものの、売上を上げるためには、必要以上に講座を取らせようとすることもある。 問題は、親がそれが本当に必要なのか、単に保険のセールストークなのかを見抜けないこと。 (1...

中学受験の負の部分に目を当てた良書。 私立中学も塾も当然ながらビジネスでやっているので、ビジネス=悪ではないものの、売上を上げるためには、必要以上に講座を取らせようとすることもある。 問題は、親がそれが本当に必要なのか、単に保険のセールストークなのかを見抜けないこと。 (108)

Posted byブクログ

2017/02/16

「ほ、ほんまにこんな親いるんかいな」 というオモシロバカ親カタログとして楽しめる。まあかわいそうなのは子供である。

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2017/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 中学受験の家庭教師を業とする著者が、本人の体験・同業者から聞き及んだ「ツカレ親」の実情や、中学受験塾の問題点を赤裸々に暴きだそうとするものである。  著者のいう「ツカレ親」とは、「子どもの学力に見合わない志望校を掲げ、塾や家庭教師に費やした時間が勉強時間という勘違いのもと、どこまでも暴走を続けてしまう親」をいう。  中学受験の問題を示す他書、あるいは本書からは、次のことが判る。  つまり、  ① 中学受験は通過点にすぎない。  ② 中高一貫校は大学受験の予備校ではない。  ③ 塾についていけない、成績が振るわない時は、復習が重要。    前に遡ることが大切。  ④ 塾・家庭教師・個別指導等、方法論は問わず、人に教えてもらう時間で埋め尽くさない。自分で学習する時間を持つこと。  ⑤ 机で学習することだけが勉強ではない。  以上だろうか。

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2015/07/27

私立中高一貫校の人気は相変わらず高く、中学受験の本や雑誌を読むと、成績の良い子は進学校に、そうでない子も「お買い得校」や「バリュー校」に入れないと損と思ってしまう。 そういう思いに取り付かれて、なりふり構わない親の振る舞いの事例を多く見聞きしてきた著者が、親の意気込みとは裏腹に不...

私立中高一貫校の人気は相変わらず高く、中学受験の本や雑誌を読むと、成績の良い子は進学校に、そうでない子も「お買い得校」や「バリュー校」に入れないと損と思ってしまう。 そういう思いに取り付かれて、なりふり構わない親の振る舞いの事例を多く見聞きしてきた著者が、親の意気込みとは裏腹に不合格の山を築く原因を解き明かしてくれる。 ここで紹介された貴重な失敗例を他山の石とする保護者が一人でも多く出ることを祈りたい。 著者は、この分野に関して「亡国の中学受験」も上梓しており、切り口は異なるが、もっと中学受験を客観的に、冷静に考えようという視点で共通しており、何よりも、どちらも非常に面白かった。

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2014/08/20

少子化とはいえ、中学受験は過熱する一方のようです。首都圏では、競争もさぞや激しいのでしょう。ただし中には、子どもの学力に見合わない志望校を掲げ、塾や家庭教師に費やした時間が勉強した時間だと勘違いのもと、どこまでも暴走を続けてしまう「ツカレ親」がいます。本書はそんなツカレ親に警鐘を...

少子化とはいえ、中学受験は過熱する一方のようです。首都圏では、競争もさぞや激しいのでしょう。ただし中には、子どもの学力に見合わない志望校を掲げ、塾や家庭教師に費やした時間が勉強した時間だと勘違いのもと、どこまでも暴走を続けてしまう「ツカレ親」がいます。本書はそんなツカレ親に警鐘をならし、子どもの幸福には様々な選択肢があることを伝えたい本だと思いました。 小学高学年ともなるとそれまでに獲得した語彙や知識にはかなりの個人差が現れてきます。歴史や国際情勢に関する知識、ことわざや四字熟語など「教養」と呼ぶべき知識を身につけている子どもとそうでない子どもの間には歴然とした差が生じます。こうした教養の差は、本を読む習慣があるか、ニュースを見る癖がついているかといったことにも左右されます。しかし本も読まず、ニュースにも無関心で遊び呆けているような子どもに教養がないかと言えば、そうではありません。一見知的と思われない趣味や遊びを通じて知識を吸収している子どもも決して少なくはありません。結局はそれぞれの子どもの持って生まれた能力や性格が違いをもたらすことも多いようです。生きていくということは、こうした能力差と折り合いをつけながら、可能な範囲で最良の結果を出せるように努めることの繰り返しにほかならない、と著者は伝えたいのだと思います。私の師は常々、「自分の合格した学校が日本一の学校だ」と言っていましたが、これは能力の違いもあるだろうが、これまで育ててくれた親への感謝の気持ちを持つことの大切さを説いているのだと思います。その上で、その通った学校でベストを尽くせ、という激励の意味合いも含んでいた言葉だったと思い出されます。 それほど有名でない中学〜大学を経て、縁があって採用された会社のサラリーマンとして生きていくことになる子どものほうが圧倒的に多いのです。「いい学校」に入り「エリート」になるというコースは、数ある幸福の一つに過ぎません。「凡人」にしかなれない我が子を温かく見守るのも親の愛情。「いい学校」に合格できなくても、人間としての可能性が閉ざされるわけではありません。子どもたちに多様な幸福の在り方を伝えていくことが、親の責務なのでしょう。

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2014/04/19

現役家庭教師による問題提起。塾に行った時間=学習ではない、は塾が隠しておきたい事実だろう。その他、低偏差値から大逆転で合格,のからくりなど、身もふたもない話が多く書かれていた。私は『プレジデントファミリー』を読んで参考にしていたが、中学受験は不合格者の方が多く、こちらの方が現実だ...

現役家庭教師による問題提起。塾に行った時間=学習ではない、は塾が隠しておきたい事実だろう。その他、低偏差値から大逆転で合格,のからくりなど、身もふたもない話が多く書かれていた。私は『プレジデントファミリー』を読んで参考にしていたが、中学受験は不合格者の方が多く、こちらの方が現実だとあらためて認識した。

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2013/08/14

中学受験経験者で、かつ塾講師をしていた身としては、実に面白い。わかる人にはわかる、「あるあるネタ」。

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2012/02/18

現・お茶の水大学大学院博士課程在籍、四谷大塚系列の学習塾、家庭教師等で中学受験指導経験のある作者による中学受験批判。 【構成】 序にかえて 情報のかたよりが「ツカレ親」を生む 第1章 止まらないツカレ親の暴走-驚愕エピソード集 第2章 ツカレ親を分析する 第3章 対策編-志望校...

現・お茶の水大学大学院博士課程在籍、四谷大塚系列の学習塾、家庭教師等で中学受験指導経験のある作者による中学受験批判。 【構成】 序にかえて 情報のかたよりが「ツカレ親」を生む 第1章 止まらないツカレ親の暴走-驚愕エピソード集 第2章 ツカレ親を分析する 第3章 対策編-志望校全滅を避けるために 作者によれば、「ツカレ親」は受験熱に取り「憑かれ」、子どもの受験に「疲れ」果ててしまった親たちのことである。 作者が主張するのは、親の教育への無理解によって子どもに無理を強いているという面があるという点、塾・家庭教師への月謝等の費用対効果は必ずしもよくないという点であろう。 まあ、言いたいことはわかるがわざわざ本にするほどの内容ではあるまい。 それよりも、本文中に幾度となく登場する偏差値についての言及である。作者は算数の指導もしているようだが、以下の文章を読むにつけて偏差値の意味を理解できているのか相当疑問である。 「各学校の偏差値というのは、あくまで一つの目安に過ぎません。例えば、ある学校の偏差値が55だったとして、それは、「平均して55ぐらいの偏差値がとれている子どもであれば、合格の可能性が高いよ」ということであって、受験本番での合格者の偏差値平均は若干の変動を見せる可能性があります。」(p.121より引用)

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