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ザ・チョイス の商品レビュー

3.7

103件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    38

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2024/02/10

お父さんと娘の会話(物語)から、次のエッセンスを導きだす。 ・人はもともと善良である ・すべての対立は解消できる ・ものごとは、そもそもシンプルである ・どんな状況でも飛躍的に改善できる ・すべての人は充実した人生を過ごすことができる エピソードとなるのが、アパレル会社の所謂下...

お父さんと娘の会話(物語)から、次のエッセンスを導きだす。 ・人はもともと善良である ・すべての対立は解消できる ・ものごとは、そもそもシンプルである ・どんな状況でも飛躍的に改善できる ・すべての人は充実した人生を過ごすことができる エピソードとなるのが、アパレル会社の所謂下請けと親会社が、ウィンウィンになる方法とパン屋が儲かる方法。 しかし、分かったようで分からない。何か読んでいても、脳ミソのヒダに引っ掛からない感じ。 強いて学んだことは、 システムに与えられている自由度が高ければ高いほど、システムはより複雑。 最適化とは、対立を除去する方法ではなく、「最高の妥協点」を探し出すこと。 人を責めると、間違った方向に行ってしまう。正しい方向からどんどん遠ざかってしまって、よいソリューションなんか見つからなくなってしまう。もし相手を排除することができたとしても、ほとんどの場合、本当の問題は残ったままになる。 発注先の会社が、真に発注元と競合優位性を持つには、その会社のニーズを理解すること。 著者は、イスラエルの学者で、TOC(Theory of Contraints)と言う生産管理の手法を考えた、立派な方のようですが、すみません、私の能力不足でした。

Posted byブクログ

2024/01/04

ザ・チョイスの選択肢は2つ。 ①現実を恨む ②現実からの贈り物に感謝する ゴールドラット博士のマインド ⚫︎謙虚でありながら、自信も持て。 ⚫︎複雑な方が凄いなんてのは全く間違い。 ex.ネジを釘だと思い込んでしまう ⚫︎どうして、なぜを繰り返すとものごとはシンプルに帰結す...

ザ・チョイスの選択肢は2つ。 ①現実を恨む ②現実からの贈り物に感謝する ゴールドラット博士のマインド ⚫︎謙虚でありながら、自信も持て。 ⚫︎複雑な方が凄いなんてのは全く間違い。 ex.ネジを釘だと思い込んでしまう ⚫︎どうして、なぜを繰り返すとものごとはシンプルに帰結する。 ニュートンが言う、自然を現実に置き換えられる。 ⚫︎ウィンウィンの変化が必ずあると信じて取り組むこと。 ⚫︎コンフォートゾーンとは、 人が原因と結果に関して十分な知識を有している領域、また、あるが行動に対してどのような結果が予測されるのか十分な知識を有している領域。 >>まさかのコーチング用語が登場して親しみ!

Posted byブクログ

2023/09/09

ー 父は、障害が三つあると言った。一つ目の障害は、現実が複雑だと考えること。二つ目の障害は、対立は当たり前で仕方のないことだと考えること。この二つの障害が、必要な変化を導き出す邪魔をしているというのだ。複雑そうに見える状況でも、実は常識的な原因と結果のロジックによって、ものごとは...

ー 父は、障害が三つあると言った。一つ目の障害は、現実が複雑だと考えること。二つ目の障害は、対立は当たり前で仕方のないことだと考えること。この二つの障害が、必要な変化を導き出す邪魔をしているというのだ。複雑そうに見える状況でも、実は常識的な原因と結果のロジックによって、ものごとは左右されているという事実を受け入れることができれば、私でも、もっとすばやく根本的な対立に焦点を絞ることができるようになるのではないだろうか。そう私は思いはじめていた。少なくとも、ある程度の直感や知識が働く自分の得意分野においてはそうに違いない。また、根本的な対立がはっきりとわかったとしても、これまでのように、それを当たり前、仕方のないことと、簡単に片づけるようなことはしないだろう。どの前提が間違っているのか、取り去るべき前提を探そうとするだろう。つまり、私でも、父のような見事な変化をどのように導き出したらいいのか、その方向を見つけ出すことができるようになるかもしれないということなのだ。 そして、三つ目の障害。 なぜ父が、三つ目の障害(人には、他人を責める習性があること)をあそこまで執拗に強調していたのか、その理由もわかった。その障害が克服できなければ、たとえ見事な変化、すばらしいソリューションが目の前に用意されていたとしても、きっと見逃してしまうからだ。何ということだろう。 「読んでも驚くんじゃないぞ」と父に言われたが、まさにそのとおり、すっかり私は驚かされてしまった。自分にどれだけ人を責める習性があって、そしてその習性がどれだけ壊滅的な結果を引き起こし得るのか、あらためて私は驚いていた。 ー 過去4作と比べて、やや精神論的。 対立している利害関係者と調整するのは、現実問題としてそんなに簡単ではない。 ただし、それでも、他人のせいにしては前に進めない、というのは間違いない。 他部署の責任にするのは、だいたいの場合は合っているので、それほど難しくはないわけで、共感も得られるしそれで済んでしまう場合も多い。 ただし、本質的に問題解決したければ、そこを他部署のせいにはせずに突破しなければならない。そこが難しいところなんだよね。

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2023/08/14
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ザ・ゴールはひとつの会社の中での最適化。ザ・チョイスはこれとはうってかわりサプライチェーンを対象としたもの。パン工場と販売店。これが例になっている。 本書の主張はシンプルな解決法は必ずあるということ。抽象的なできない理由は疑うこと。 あとがきにまとめてある言葉が秀逸なので引用する。 ・人はもともと善良である ・すべての対立は解消できる ・ものごとは、そもそもシンプルである ・どんな状況でも飛躍的に改善できる ・すべての人は充実した人生を過ごすことができる

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2023/05/03

購入した本。ビジネス書でありながら、哲学要素もあったため購入。 セネカの言葉「幸運は準備と機会が巡り合ったときに訪れる」 「なぜ、どうしてと物事を掘り下げていくと本質に辿り着く」 「有意義な機会とは、自分ではどうすることもできない状況を克服した時のこと」 「物事の根本はご...

購入した本。ビジネス書でありながら、哲学要素もあったため購入。 セネカの言葉「幸運は準備と機会が巡り合ったときに訪れる」 「なぜ、どうしてと物事を掘り下げていくと本質に辿り着く」 「有意義な機会とは、自分ではどうすることもできない状況を克服した時のこと」 「物事の根本はごく少数の要素によって構成されている→ものごとはそもそもシンプルである」 「自分の取り分を増やしたければ、ウィンウィンになるように努力すればいい」 「決してわかったつもりにならない」 「ものごとの原因と結果を常に考える。また抽象的な言葉を使わないようにする」 「感情、直感、ロジックで人は動く」 「人は善良」 「対立はすべて取り除くことができる」 「複雑に見える状況も実は全てシンプル」 「どんな状況も改善できる」 「常にウィンウィンのソリューションがある」 小売業にとって、最善のソリューションは売り切れを出さないこと。すぐに補充することで売上アップにつながる。 小売業をする際にはまた読むようにしたい。

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2021/10/23

世界1000万人の読者を擁する「ザ・ゴール -The Goal-」のエリヤフ・ゴールドラットの新刊。  副題は「複雑さに惑わされるな!」。  その副題通り、この本で言っていることは     「ものごとは極めてシンプルであるべきである」    ということに尽きる。    自分が仕事...

世界1000万人の読者を擁する「ザ・ゴール -The Goal-」のエリヤフ・ゴールドラットの新刊。  副題は「複雑さに惑わされるな!」。  その副題通り、この本で言っていることは     「ものごとは極めてシンプルであるべきである」    ということに尽きる。    自分が仕事を通して、あるいは文化レベルの活動(すなわち趣味の範疇)を通して自分がうすうすと感じてきたことを、この本は的確に指摘しているように思う。  複雑なソリューションあるいはロジックというものは、自分の頭の中で一度は理解できたとしても、時が経つにつれて忘れていく上に、多くの人に共有してもらうことがとても難しいもの。  そんな複雑さを排除して「シンプルに」考えよう、というわけ。    何かしらの問題点が発生した場合に、それに対する解決策を考える、それはそれで良いことだけど、システムを変えて言葉を変えても、根本的なところを突き詰めていけば実はやるべきことはそんなにないはず。  難しいことをやろうとしない、当り前のことをきちんとやる、この気持ちを持っているだけでも、ビジネスや趣味に対する接し方がチョット変わってくるのかな、と改めて感じた一冊。

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2020/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物事は複雑だという固定観念を捨てて、まず物事はシンプルだと信じることが重要。 その後、一番の問題に対して注目し、その根本的原因を探る。原因の根拠を探すと、途中で抽象的な項目が表出してくる。その場合は、一つの事象や仮説を探す、別の視点や大きな範囲でみるといった手法によってより根拠を具体化する。

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2019/10/20

座右の書を選べと言われると、色々悩みはするもののこの本を選択するように思う。 父と娘の会話を通して、どうすればゴールドラット博士のように考えることができるのかが書かれている。 また、実際の事例を持ちいて彼がどうやってソリューションにたどり着いたのか、追体験できるような作りになって...

座右の書を選べと言われると、色々悩みはするもののこの本を選択するように思う。 父と娘の会話を通して、どうすればゴールドラット博士のように考えることができるのかが書かれている。 また、実際の事例を持ちいて彼がどうやってソリューションにたどり着いたのか、追体験できるような作りになっており、彼の考え出したソリューションの根底に流れる概念を読者に理解させ、読者自身がソリューションを見つけられるようになることを願って書かれている。 ファクトフルネスにも似たようなことが書かれているが、人間の本能が邪魔をするため、物事や出来事を正しく捉える事は難しい。 そこに対抗するために、私にとってはゴールドラット博士の以下の信条が非常に役に立っていると思う。 ・人はもともと善良である ・すべての対立は解消できる ・ものごとは、そもそもシンプルである

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2019/08/15

”amazonでの評価は分かれているけど、個人的には気に入った。この本に出てこない『ザ・ゴール2』思考プロセスのいくつかの図(対立解消図 など)を思い浮かべて読むと吉! ・存在する対立を解決することなく、人との衝突を避けてばかりいてはいけないのです。(日本語版まえがき xiv)...

”amazonでの評価は分かれているけど、個人的には気に入った。この本に出てこない『ザ・ゴール2』思考プロセスのいくつかの図(対立解消図 など)を思い浮かべて読むと吉! ・存在する対立を解決することなく、人との衝突を避けてばかりいてはいけないのです。(日本語版まえがき xiv) ・プロトタイプや新しい試みがうまくいかない時、選択肢は二つある。一つは、結果に対して不平をブツブツもらすこと。もう一つは、何をどう修正しなければいけないのか、その結果から新たな知識を獲得することだ。(p.10) ・2000年前、セネカが言った言葉を知っているかな?『幸運は、準備と機会が巡り合った時に訪れる』と彼は言ったんだ。(p.13) ★明晰な思考を邪魔している3つの障害  ?現実は複雑だという概念  ?対立は当たり前だと考えてしまう傾向  ?人は問題を相手のせいにしたがる  (p.93-94 の会話文を要約) ・重要なのは、窮状を呈した関係に直面した時、相手を責めるのではなく、ウィン?ウィンの変化が必ず存在すると信じて取り組むべきだということだ。(p.127) ★『ものごとは、そもそもシンプルである』という考え方を構成する4つの概念  ?人と人とのいかなる関係にも調和は存在するという信念  ?ウィン?ウィンの概念  ?相手が求めているよりもずっと大きなウィンを探し出すところからスタートするアプローチ  ?カモフラージュされた問題を通して、より大きなウィンを探し出す能力  (p.131 を中心に前後の文脈から) ・『ものごとは、そもそもシンプルである』と信じることができれば、どんな原因にも、それに伴って少なくとも二つ異なる結果が生じていると思って間違いない。(p.198) ★人が関わっている状況において直感を使って原因を捜し求める時、人を中傷するような仮説を立ててしまう可能性が高くなるんだ。そして、その誤った仮設を有効だとする結果ばかりを挙げて、無効とする結果は無視してしまう。だから、よくよく注意をしておかないといけない。(p.207) ・経験豊富な楽観主義者=実践的先見者(p.256) ・自分が将来どうなるか、それは自分自身の選択次第なんだ。(中略)自分自身の人生なんだから、自分ですべて責任を持たなければいけない。そうすることで、充実した人生を送ることができるようになるんだ。(p.256-257)”

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2019/01/07

ものごとは、そもそもシンプルである、というのをエフラットに解説する形式で書かれた本。 前作までのTOC解説を、どのように考えて実践するかを詳説してあります。シンプルですが、意識して考え抜かないと直観は働かせるのは難しい。

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