街道をゆく 新装版(13) の商品レビュー
行ってみたい神社や山々のお話がたくさん。 雨森芳洲って対馬出身なんだねー。 あと宗氏ってもともと惟宗氏が土着化し朝鮮や中国名として 知らぬ間に宗氏になったんだって。。 惟住とかと同じ。
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壱岐・対馬といえば、邪馬台国の頃からの日韓海路の要衝。西の日本海上にあり絶海の孤島というイメージが先行してるが、本書を通して、実は日本文化の源流の一端がここにあり、「弧」というにはあまりにも壮絶な体外交渉史があることに触れることができた。 そこには同じく西で対外交渉では名を馳せ...
壱岐・対馬といえば、邪馬台国の頃からの日韓海路の要衝。西の日本海上にあり絶海の孤島というイメージが先行してるが、本書を通して、実は日本文化の源流の一端がここにあり、「弧」というにはあまりにも壮絶な体外交渉史があることに触れることができた。 そこには同じく西で対外交渉では名を馳せた、博多や長崎といった 土地にある、ある種のおおらかさや華やかさは影を潜める。特に対韓交渉の最前線となった対馬には、ほぼ国防の最前線の機能しか与えられながったがゆえの壮絶さがある。 江戸時代、対馬を治めた宗家は、その対韓交渉を一手に引き受けることでしか、その存在意義を持つことを許されなかった。故にそこにはロマンの立ち入る余地は皆無。 壱岐・対馬には昔から行ってみたいと常々思っていたが、本書を読んで特に対馬には、行くのに勇気がいるようになってしまったかもしれない。
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