無人踏切 新装版 の商品レビュー

アンソロジー(著者),鮎川哲也(編者)

2019/06/16

飛び切りのボリュームとなっていますが
そんなに読むのには苦労する作品は多くないです。
本格的な時刻表ミステリーもあるし
完全犯罪もあります。
(ただこれに関しては犯人が必ずしも悪とは言えない)

面白かったのは3ページしかない作品。
へ?へ?と思ううちに終わります。
だけれども、真相を知れば
そりゃあ間違っちゃあいないです。
これも立派なミステリーですので。
間違いなく、間違いなく!!

最後の作品は
実は私があまり好きでない作家さん。
だけれどもこの作品は女々しさはあまり感じなく
結末も強烈そのもの。
うわーやっちまったですよ。

珍しく終わり方もせつねぇですし。

2019/03/29

我が国の鉄道ミステリーの発展は、日本の正確な運行時間という前提で成立しています・・
本書は鮎川哲也氏が選出した14編のアンソロジーですが、やはり玉石混交です。
私にとっての玉は、秦和之「親友　B駅から乗った男」と赤川次郎「幽霊列車」でした。
特に、秦氏の作品は最後のどんでん返し未遂が面白い！

2017/11/04

鉄道ミステリが好きかもと思って読んでみたけどそういうわけではなかった。
読み終わってイラッとするのもあったり。
まあでも面白い人のは面白い。

2013/05/24

期待していたのだけど、残念。いかんせん収録作品が古すぎて、今のレベルから考えたらとても満足できない。
まあ有栖川有栖の処女作は楽しく読めたけど。僕の好きな江神シリーズだしね。
ああ、早く次の江神シリーズ出ないかねえ。