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華氏451度 の商品レビュー

3.7

175件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    62

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    2

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2026/04/06

『海の貝』ラジオを耳につめ、『テレビの部屋』で映像と話しながら一日を過ごす妻。いまのスマホ依存の若者たちと同じだと思い、ぞっとした。

Posted byブクログ

2026/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

積読崩し 第5弾。 連続してレイ・ブラッドベリですね。 今度は長編~。 これは、刺青ーより、更に前に購入してたようです。 2013年3月に手に入れ、熟成されていました(´_ゝ`) ホントに、そんなんばっかりですが。 1953年の作品ですが、SF作家の脳味噌がスゴイのか、ブラッドベリがスゴイのか。 2016年現在。 本は、まだ存在しているし、禁書にも焚書係がいたりもしないけれども、 TVやら、ネットやら、MP3やら。 情報が溢れていて、自分で選んで情報を集めようとしなくても、勝手に情報の方が流れ込んでくる時代になってる。 ええ、TVとしゃべってますもん。ワタシ・・・・・ 「て、テレビは友だちだよ!」 位に・・・・・ だから、昔むかしなら、知らずに済んだかもしれない事を、漠然と知っている。 ただ、詳しく知っているかと言われると、答えられない。 なんとなく、知っている。 そういう「知ってるような気がする」情報で、頭の中は溢れかえっている。 ただ、この本の世界とは違い、自ら知りたい、学びたいものを、自らの意志で接種する事はできる。 この本の世界のように、自ら考える事をしないよう、できないよう、情報を溢れさせ、その情報の通りに人間がコントロールされる事になったら、そこに生きる人間は、本当に人間なのか。 自分の生きてきた過去すらも、忘れ去ってしまうほどに、情報操作された世の中。 世の中に、全く疑問を持たずに生きる事とは、どういう生き方なのか。 そこに、生産性はあるのか。 いや、社会は「生産」を求めていないという事なのか。 本というものは、自らの空想を(妄想か?)を、掻き立ててくれる。 文字で表現された事を、読んだ人それぞれが、自らの頭の中で、想像し、視覚化し、音も匂いもそれぞれが再生し、そこから更に、行間に思いをはせ、終わりを終わりととらえず、それぞれに続いていく。 映像は映像で良いのだけれど、文字だけであらわされているものは、何千、何万、何億通りにも解釈できる楽しみがある。 もちろん、楽しみだけの為に、あるのではなかったりもするのだが。 しかし、やはり、本をなぜ読むか と聞かれたら、先が気になるから読むのだものなぁ・・・・ 本というものが、世の中からなくなってしまったら、 本を読むという行為が、禁止されてしまったら、 考えると恐ろしい。 歴史的にも、「発禁処分」になった本ってありますもんね。 なんで「発禁処分」になったか というと、結局政治につながっていくのかな。 情報操作 の 走り なんですかね。 政治的権力を握った人間にとって、都合の悪いものが「発禁処分」になった。 そして、その著者も迫害されたりしたんですよね・・・ 言論の自由とはいうけれど、どうなんだろう と思わされる事も、現状ありますもんね。 スパイが、凡人のブログとかチェックしてるってホントですかね? それだけ、人間の本来の考える力 というものは、物凄い可能性を秘めているということなんだと思う。 考え始めると、怖いコトだらけになってきたぞ・・・・・・ なりたくない職業=焚書係 無理だわ。 本を捨てる事のできないワタシには、絶対焚書係は無理・・・ 並べて眺めるのが至福・・・・(並べるだけじゃなくて読め>自分<じゅ、順番に読んでるもん!) もし、そんな世界で、焚書係という仕事が実際にあったとして、自分がその職についたら、 燃やす前に、いちいち中身確認したくなるだろうから、仕事になりませんね! 脱線して終了。

Posted byブクログ

2025/09/29

この手の名作がいつだってそうであるように、この本は数十年前に出版された昔の本にもかかわらず提起される警鐘は今でも通用する。「本」が許されない世界。本作では、本が消されていた理由は、思考を促すため。本は政権に、社会に、歴史に、批判的な思考を促してきた。現代社会を映すように「」に入る...

この手の名作がいつだってそうであるように、この本は数十年前に出版された昔の本にもかかわらず提起される警鐘は今でも通用する。「本」が許されない世界。本作では、本が消されていた理由は、思考を促すため。本は政権に、社会に、歴史に、批判的な思考を促してきた。現代社会を映すように「」に入る単語を変えるのであればなんだろうか。独裁政権では分かりやすい。「」に入るのは情報。インターネットが普及した現在では本が担ってきた役割がインターネットによって一部置換されている。そのインターネットが運ぶ情報の内、独裁政権では都合の悪い部分を検閲している。民主主義社会はどうだろうか。あからさまな検閲はないにせよ、現代では逆にSNSのショート動画に依存させる事で、思考を促す力が奪われているような気がする。この本が繰り出すディストピアは決して身から離れた遠い世界の話ではない。自覚を持っていきたい。

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2025/08/22

この本を知ったきっかけはヨルシカの451から。 動機はタイトルがかっこよくて印象深かったのと、単純に興味だったが読んでいて主人公のモンターグに感情移入してしまった。 物語がどこに向かっていくのかの展開が読めずとても面白かった。 何より現代社会を見透かされているかのような発言は的を...

この本を知ったきっかけはヨルシカの451から。 動機はタイトルがかっこよくて印象深かったのと、単純に興味だったが読んでいて主人公のモンターグに感情移入してしまった。 物語がどこに向かっていくのかの展開が読めずとても面白かった。 何より現代社会を見透かされているかのような発言は的を得ていてすごいと感じた。 死ぬまでに何か残したいなと思った。

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2024/09/25

#30奈良県立図書情報館ビブリオバトル「本」で紹介された本です。 2部構成で1部は通常回でした。 2013.7.20 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1005.html?sp

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2023/08/05

アメリカの作家「レイ・ブラッドベリ」の長篇SF作品『華氏451度(原題:Fahrenheit 451)』を読みました。 ここのところSF作品が続いていますね。 -----story------------- 焚書官「モンターグ」の仕事は、世界が禁じている“本”を見つけて焼き払う...

アメリカの作家「レイ・ブラッドベリ」の長篇SF作品『華氏451度(原題:Fahrenheit 451)』を読みました。 ここのところSF作品が続いていますね。 -----story------------- 焚書官「モンターグ」の仕事は、世界が禁じている“本”を見つけて焼き払うことだった。 本は忌むべき禁制品とされていたのだ。 人々は耳にはめた超小型ラジオや大画面テレビを通して与えられるものを無条件に受けいれ、本なしで満足に暮らしていた。 だが、ふとした拍子に本を手にしたことから、「モンターグ」の人生は大きく変わってゆく―SFの抒情詩人が、持てるかぎりの感受性と叡智をこめて現代文明を諷刺した不朽の名作。 ----------------------- 1953年(昭和28年)に発表され、1966年(昭和41年)に「フランソワ・トリュフォー監督」によって『華氏451』として映画化された作品、、、 本の所持や読書が禁じられた、架空の社会における人間模様が描かれており、タイトルは(本の素材である)紙が燃え始める温度(華氏451度≒摂氏233度)を意味しているそうです。  ■第一部 炉床と火トカゲ  ■第二部 ふるいと砂  ■第三部 火はあかるく燃えて  ■解説 佐野眞一 舞台は、情報が全て超小型ラジオや大画面テレビによる画像や音声などの感覚的なものばかりの社会… そこでは本の所持が禁止されており、発見された場合はただちにファイアマン(焚書官)と呼ばれる機関が出動して焼却し、所有者は逮捕されることになっていた、、、 (表向きの)理由は、本によって有害な情報が善良な市民にもたらされ、社会の秩序と安寧が損なわれることを防ぐためだとされていた… 密告が奨励され、市民が相互監視する社会が形成され、表面上は穏やかな社会が築かれていた。 だがその結果、人々は思考力と記憶力を失い、わずか数年前のできごとさえ曖昧な形でしか覚えることができない愚民になっていた… そのファイアマンの一人である「ガイ・モンターグ」は、当初は模範的な隊員だったが、ある日「クラリス」という女性と知り合い、彼女との交友を通じて、それまでの自分の所業に疑問を感じ始めた、、、 「ガイ」は仕事の現場で拾った数々の本を読み始め、社会への疑問が高まっていく… そして、「ガイ」は追われる身となっていく……。 SNSや動画配信サービスにより過去の文化が破壊されつつある現代文明を予見していたような作品でしたね… これが70年近く前に描かれた作品なんですからねー 驚きです、、、 活字が、本が、スマホにより駆逐されつつある社会に警笛を鳴らす作品ですね… 現代文明に対する鋭い批評を秘めた名作でした。 以下、主な登場人物です。 「ガイ・モンターグ」  主人公。焚書の仕事をしているファイアマン(焚書官) 「クラリス・マックルラン」  モンターグ家の隣に引っ越してきた少女。17歳 「ミルドレッド」  モンターグの妻 「ビーティ」  モンターグの上司で署長。 「フェイバー」  元カレッジの英語教師の老教授 「老女」  本を隠し持っていたため、隣人の密告により処罰対象となる 「ストーンマン」  モンターグの同僚のファイアマン 「ブラック」  モンターグの同僚のファイアマン 「フェルプス夫人」  ミルドレッドの友人 「ボウルズ夫人」  ミルドレッドの友人

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2023/02/15

本書は、一九七五年十一月に早川文庫NVから刊行された『華氏451度』に手をくわえ、新たに早川文庫SFとしたものです。

Posted byブクログ

2023/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ALTER EGOのエスが勧めてくれたので読んでみた。 本が禁止され焚書される世界の話で、紙の発火温度がタイトルになっていることにセンスを感じて読み始めた。 正直物語は面白くない。描写が詩的で仰々しいため進むのが遅い。350ページ近くあるが短編小説でも消化できるほどの物語しかない。しかも最後は戦争がすべてリセットしてぶん投げエンド。 ただ問題提起は凄まじく正しい。現在の人々の殆どが直面している課題に直撃している。 受動的にダラダラとインプットされる情報、思考する暇のない絶え間ない情報とそれに対する中毒、人生において死ぬまでにすべきこととはなにか。 まさしく今私がどうにかすべきと思っていた課題であり、その解決策として本を読むことと記録を付けることが提案されている。 私はまずは読書を始め、簡単なアウトプットを行うこととする。

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2022/07/19

モンターグがこの世界には愛がないことに気づいて、世の中から流れ込む情報に抵抗するために聖書の一節を心の中で唱え続けるシーンが本当に胸に響いた。 広告も時速100kmの運転も言葉ではない。愛ではない。 生きた人間が綴じ込められている本だけが、ただ真実を届けようとして生きている人間に...

モンターグがこの世界には愛がないことに気づいて、世の中から流れ込む情報に抵抗するために聖書の一節を心の中で唱え続けるシーンが本当に胸に響いた。 広告も時速100kmの運転も言葉ではない。愛ではない。 生きた人間が綴じ込められている本だけが、ただ真実を届けようとして生きている人間に語りかける。 生きた人間を焼き払う世界が、すでにやってきている。 買ってから読了までに何年もかかったけど、この先も何度でも読み返すと思う。

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2021/10/07

モンターグはFiremanだ。消防士ではない。本を“殺す”仕事だ。 本自体が禁制であり、見つけしだい(密告が多い)焼却する。 自分の仕事に疑問を持っていなかったが、ある少女と出会い言葉を交わしてから、考えはじめる。 ・人々は与えられたものを批判なく受けいれるようになっている。 ...

モンターグはFiremanだ。消防士ではない。本を“殺す”仕事だ。 本自体が禁制であり、見つけしだい(密告が多い)焼却する。 自分の仕事に疑問を持っていなかったが、ある少女と出会い言葉を交わしてから、考えはじめる。 ・人々は与えられたものを批判なく受けいれるようになっている。 〇今のリアルと重なるような所もあり、怖い。 〇主人公よりも、上司の叫びに揺さぶられる。実は本や知識をすごく愛しているから、引き裂かれるように仕事をしていたんだろうなあ。 〇新訳は雰囲気が違うのかな?ちょっと読んでみたい。

Posted byブクログ