海底の剣 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イネス、マクリーン、バグリイに続く英国冒険小説界の古豪でしょうwww。米国の同盟国カナダの軍事施設に狙いを定めた海底小型核ミサイル設備が老朽化したが、潜水艦探知ソナーが発達し潜水艦でメンテナンスに行けなくなり、取り敢えず回収しなきゃならなくなったソ連がカナダにある英国製小型潜水艇とその専門家を誘拐し回収に動き出すが、薄っすらと察知した英国情報部員が真実を探りに動き出す。関係者のエピソードが沢山描かれ絡み合う展開が凄く面白いです、007みたいです。小型核ミサイルの驚愕の搬送方法、搬送を阻止する情報部員の活躍はシュワルツェネッガー並のウルトラ超人的なんですが肉体を使ったアクションなので読んでいて絵面が浮かんでくるようで分かりやすくて良いです。古い活劇を見ているようで逆に新鮮でした。カイルは主人公の人間味、成長等が描かれてなく冒険小説家ではなく謀略小説家という批評もありますが、まあマクリーン、バグリイ、ヒギンスだってただのアクション小説みたいのもありますので、この作品が冒険小説なのか国際謀略小説なのかは分かりませんが、大変満足、面白かったです。
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