世界は危険で面白い の商品レビュー
その独特のキャラクターで現在テレビなどで大人気の戦場カメラマン、渡部陽一さんの戦場取材に関する記録について書かれた手記です。彼の書く真摯な文章と取材対象に対する視点が非常に面白かったです。 この人の事は山田玲司の『絶望に効くクスリ』というマンガで初めて知って、それからいろいろな...
その独特のキャラクターで現在テレビなどで大人気の戦場カメラマン、渡部陽一さんの戦場取材に関する記録について書かれた手記です。彼の書く真摯な文章と取材対象に対する視点が非常に面白かったです。 この人の事は山田玲司の『絶望に効くクスリ』というマンガで初めて知って、それからいろいろなバラエティー番組やラジオか何かでちょくちょくこの人を見かけるようになって、そして、NHKで彼がホスト役を務めていた『戦場からこんにちは』を全部見て。その上でこの本を読んだのですが、ほかのカメラマンにはない視点で戦場を取材されていて、それが非常に面白いです。 特に、スーダンでのNGO職員が普段とはまるで違った男女とも着飾った戦場でのダンスパーティーや、コンゴでの取材中に食料が尽きて餓死寸前になって半死半生でたどり着いた集落の村人に供された毛虫の素揚げを食べるとクリーム上になった虫の中身がまるで焼き鳥のたれの味がした、というくだりが非常に印象に残りました。 テレビなどではその独特の口調ばかりがクローズアップされますがこういう本を読んでいると、やっぱりちゃんとした戦場カメラマンなんだと思います。そして、この本を読んでいると危険を重々承知の上で実際に現地に足を運びたくなるので困り者です(笑)。 やっぱり『青年は荒野を目指す』ではありませんけれど、こういう心構えだけは、失いたくないもんです。
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なんか読み終わった直後くらいに番組やってたよね。見たけどね。 おもしろかったー けどもうちょっとがっつりいく系のルポを読んでみたいと思った。おもしろかったけど。 あっという間に読み終わってしまう。
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テレビで穏やかに語られる渡部さんの本業は想像以上に凄まじい。 いくつかテレビで聞いたことのある内容もあり。 私は世界を知らなすぎる、ってことを知る。
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読んでいるとあの声が聞こえてくるようで、楽しみながらサクサク読みました。あの笑顔の裏には壮絶な体験があったのですね。宮嶋カメラマンとは全く違う切口で、面白いですよ。御活躍期待しています。
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今や有名な方の経験談本。 内容は割と面白い。200頁ちょっとしかなくてサクサク読める。 日記のような形式で、一つ一つが短いので勉強の合間に読むのがいいかも。 いつもテレビであんな感じの人だが、命かけてるんですね。リスペクトします。 でも値段が高いから買うのは費用対効果が・・...
今や有名な方の経験談本。 内容は割と面白い。200頁ちょっとしかなくてサクサク読める。 日記のような形式で、一つ一つが短いので勉強の合間に読むのがいいかも。 いつもテレビであんな感じの人だが、命かけてるんですね。リスペクトします。 でも値段が高いから買うのは費用対効果が・・・
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今や言わずと知れた戦場カメラマン。 TVで声・話し方・内容を聞いて衝撃を受け、読んでみた。 今くらい有名になる前の2008年10月の出版。 戦場での恐怖体験や戦争は良くないとか書かれているのかと思ったが、 アフリカ・中東・アジア各地の現地の人々との交流、そこから見えた現地生活、 ...
今や言わずと知れた戦場カメラマン。 TVで声・話し方・内容を聞いて衝撃を受け、読んでみた。 今くらい有名になる前の2008年10月の出版。 戦場での恐怖体験や戦争は良くないとか書かれているのかと思ったが、 アフリカ・中東・アジア各地の現地の人々との交流、そこから見えた現地生活、 夫婦・家族・集落全体等の生活状況が書かれていて、とっても興味深い。 一夫多妻制での夫の気配り、日本と変わらない不倫話、夫婦喧嘩、 逆に女性を尊敬し大切に扱うお国柄、貧困、トイレ事情、戦場に行く前の恋人たち・・・ 食うに困って毛虫を食べたり、マラリアで命を落としそうになったり、高山病に苦しんだり、 やはりそこは戦場なので緊迫感があり、危険な目にも合ったことを織り交ぜながら、 人間について書かれている。 身の危険にさらされながらも、自分が伝えたいことが明確で、 だからこそ自身の身の安全を確保が最優先。 それでも危険がいっぱい。そして面白い。 いい本だった。
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そこそこでした。 著者はカメラマンなのだから文章よりも写真の比率に重点をおくべきだったと思うし、その方がよりリアルに伝えられたはずです。だけど私には知りうるはずもない世界の現実が分かりとても興味深かったです。著者は戦場カメラマンになるべくして生まれたんだろうと思う、生きてるのが不...
そこそこでした。 著者はカメラマンなのだから文章よりも写真の比率に重点をおくべきだったと思うし、その方がよりリアルに伝えられたはずです。だけど私には知りうるはずもない世界の現実が分かりとても興味深かったです。著者は戦場カメラマンになるべくして生まれたんだろうと思う、生きてるのが不思議です。
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本当に何度も死にそうな経験をしている中で戦場カメラマンとして活躍されていることは伝わってきました! この経験を著者が『面白い』とタイトルの中で言えることはこの著者の器の大きさなのかと感じました☆ TVであぁ振る舞う著者の底しれぬ強さっていうものはこの経験からくるのだろうと、...
本当に何度も死にそうな経験をしている中で戦場カメラマンとして活躍されていることは伝わってきました! この経験を著者が『面白い』とタイトルの中で言えることはこの著者の器の大きさなのかと感じました☆ TVであぁ振る舞う著者の底しれぬ強さっていうものはこの経験からくるのだろうと、メディアと本の両方で考えるから深く感じることも出来るんだろうと思うので星は3つにしました!
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・8月3日「はなまるカフェ」で紹介あり バラエティ番組でもおなじみの戦場カメラマン渡部陽一氏の本 世界の紛争地を駆け巡る戦場カメラマンの体験記。 餓死寸前、毛虫を食べる=コンゴ、ジャングル、死の行進=ウガンダ、戦場の恋人たちに当てられる=ユーゴスラビア、カヌーで決死の川くだり...
・8月3日「はなまるカフェ」で紹介あり バラエティ番組でもおなじみの戦場カメラマン渡部陽一氏の本 世界の紛争地を駆け巡る戦場カメラマンの体験記。 餓死寸前、毛虫を食べる=コンゴ、ジャングル、死の行進=ウガンダ、戦場の恋人たちに当てられる=ユーゴスラビア、カヌーで決死の川くだり=コンゴ、南米美女図鑑=コロンビア、戦場のダンスパーティー=スーダン、喜び組との合コン=北朝鮮…などなど「危険と面白い話」が盛りだくさん
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これだけの修羅場をくぐりながら「普通」の感覚を忘れない著者 泣き笑いしながら歩く世界の極限状態 「危険」と「真実」を求めて、またどこかの戦場に著者は向かうのでしょう
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