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岡潔 の商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2018/03/21
  • ネタバレ

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数学者が数学者を語っているので,何が凄いのかが良くわかった。 理数系の大学を出ていても内容が全く理解できないと酷評している人もいるらしいが,よっぽど勉強しなかったんだろうね。

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2022/08/29

私が読んだ岩波新書で一番の失敗作か。絶版なのも頷ける。序文に騙されて、いわゆる伝記と思い込み、なんとか最後まで目を通したが、数学的なところ(論文名や概念)が、何の説明もなくほいほいと進んでいく。私は数理系の学部を出ているが、それでも岡の取り組んでいる分野がどのような分野なのか、ま...

私が読んだ岩波新書で一番の失敗作か。絶版なのも頷ける。序文に騙されて、いわゆる伝記と思い込み、なんとか最後まで目を通したが、数学的なところ(論文名や概念)が、何の説明もなくほいほいと進んでいく。私は数理系の学部を出ているが、それでも岡の取り組んでいる分野がどのような分野なのか、また、その業績の意義が芥子の粒ほども分からない。岡潔の研究者には重要な文献なのだろうが、一般読者を対象にした新書としてはあまりに不親切。読むだけ時間のムダだった。

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2013/12/25

「複素関数」だの、「多変数関数論」だの、それがどのようなものなのかは皆目見当がつかないが、とにかく数学に心を奪われてしまった一人の研究者がしっかりと立っていたことだけは、行間からひしひしと伝わってくる。しっかりとした資料の裏付けがなければ書けなかった評伝であろう。 本文中に紹介さ...

「複素関数」だの、「多変数関数論」だの、それがどのようなものなのかは皆目見当がつかないが、とにかく数学に心を奪われてしまった一人の研究者がしっかりと立っていたことだけは、行間からひしひしと伝わってくる。しっかりとした資料の裏付けがなければ書けなかった評伝であろう。 本文中に紹介されていた『春宵十話』も読んでみたくなった。

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2012/09/12

岡潔の伝記。著者が現役の数学者のため、岡潔がもっとも打ち込んだ(だがしかし解けなかった)問題Fを始め、ほかの研究の内容についても詳しく説明されている(が私には難しく、そこは飛ばし読み^^;)。時に引用される岡の日記からは岡の問題Fに対する複雑な、だがしかし熱い思いが伝わってきた。...

岡潔の伝記。著者が現役の数学者のため、岡潔がもっとも打ち込んだ(だがしかし解けなかった)問題Fを始め、ほかの研究の内容についても詳しく説明されている(が私には難しく、そこは飛ばし読み^^;)。時に引用される岡の日記からは岡の問題Fに対する複雑な、だがしかし熱い思いが伝わってきた。岡に影響を与えた(または交流のあった)数学者も多く紹介されている。

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2011/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 岡潔(一九〇一‐七八)は日本が生んだ世界的な数学者であり、心洗われるエッセイ集『春宵十話』の著者としてもよく知られる。 独創的な構想を生み、相次ぐ大発見に結実した人生と学問を、遺された研究ノートに追う。 二〇世紀の数学に屹立する雄大なスケールの数学者の、秋霜烈日の生涯を描く。 [ 目次 ] 1 お日さまの光 2 留学と模索の日々 3 問題群の造型 4 情緒の世界 5 響き合う数学の心 6 晩年の思索 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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