オーケストラの経営学 の商品レビュー
オーケストラの経営面を、財政、人間系双方で解説したもの。知ってる話、知らなくても、せやろなレベルの話。 日本のオーケストラの経営は苦しいと思うが、そこを追求しているわけではなく、指揮者のエピソードやコンマスの重要性などに話は移ってしまう。 演奏家視点の、かつ、演奏家の視点を是とし...
オーケストラの経営面を、財政、人間系双方で解説したもの。知ってる話、知らなくても、せやろなレベルの話。 日本のオーケストラの経営は苦しいと思うが、そこを追求しているわけではなく、指揮者のエピソードやコンマスの重要性などに話は移ってしまう。 演奏家視点の、かつ、演奏家の視点を是とした話が多いので、特に現状を憂いている訳では無さそう。
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これは興味深い。オーケストラという組織の実情(というか、大まかな仕組み)について記しながら、一般企業との違いや学ぶべき点などが考えられている。オーケストラの経営が芳しくないというのはぼんやりしか知らなかったけど、これすぐにでも実際の運営に活かしたらいいんじゃないの?という点もあり...
これは興味深い。オーケストラという組織の実情(というか、大まかな仕組み)について記しながら、一般企業との違いや学ぶべき点などが考えられている。オーケストラの経営が芳しくないというのはぼんやりしか知らなかったけど、これすぐにでも実際の運営に活かしたらいいんじゃないの?という点もあり。日本にも折角プロオケが沢山あるのだし、どれも発展していったらいいなと思います。
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元プロオケのヴィオラ奏者という経歴をもつ日本では異色の経営学者である著者。 日本のプロ・オーケストラのおかれた実状(定期公演・依頼公演、チケット代金、資金出所割合、事業収支、プロオケ・メンバーの年収、指揮者のギャラ、プロ演奏家になるまでのコスト等々)が、元プロオケのメンバーならで...
元プロオケのヴィオラ奏者という経歴をもつ日本では異色の経営学者である著者。 日本のプロ・オーケストラのおかれた実状(定期公演・依頼公演、チケット代金、資金出所割合、事業収支、プロオケ・メンバーの年収、指揮者のギャラ、プロ演奏家になるまでのコスト等々)が、元プロオケのメンバーならでは体験、取材、視点から描かれている希有な1冊。 経営学・マネジメントに関する本は数多くあるが、今までほとんど扱われることがなかったテーマという意味でも斬新。
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日本のプロ・オーケストラ。高コスト体質で赤字を出し続ける団体。 筆者は公の助成ばかりに頼るのではなく、アメリカのようにマネジメントをし、市場を開拓すべきと考えている。 たしかに、それはその通りだと思った。国の財政が厳しく、助成も今後はもっと削られるだろう。 しかし、そこまで人々が...
日本のプロ・オーケストラ。高コスト体質で赤字を出し続ける団体。 筆者は公の助成ばかりに頼るのではなく、アメリカのようにマネジメントをし、市場を開拓すべきと考えている。 たしかに、それはその通りだと思った。国の財政が厳しく、助成も今後はもっと削られるだろう。 しかし、そこまで人々がクラシック音楽を欲しているようでもない日本で、成功するのか・・・? 残念ながら演奏者の満足を高めることで、聴衆の満足を高め、経営を成り立たせるという筆者の示す道筋は、理想論のようにしか思えなかった。 そもそも、日本の状況で、今ある数のプロオケが本当に必要なのか? こういった前提が議論から外されている気がした。
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オーケストラとその特異性、一般企業との違いを出そうとするも、意外と共通点が多く、でも筆者はいまいち気づいてない。というわけで、なんともじれったい一冊。ただし、ある種の公共資産ともいえるオーケストラに対する国の支援が貧者な日本の文化的な貧困さを禁じ得ない。
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オーケストラを経営学の観点から分析した本。オーケストラの経営は現在非常に厳しい状況にあるのだなと思った。
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個人的には期待していただけに、少し残念。 筆者はマネジメント関係の大学教授(?)であるにもかかわらず、 あまり論理力を感じさせない一冊。 ただ、所々にオーケストラに関するTipsが盛り込まれ、 その部分は興味深い。
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日本のオーケストラの実像がいろいろわかり勉強になります。 ちょうど某プロオケのベテラン奏者の方と親しく飲んで話をする機会があったりもしてこの本に興味をもったわけですが、日本のオーケストラをもっともっと応援したいと思いました。 [09.2.4]
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たいした分量もなかったので、2 時間程度で読み終わった。もともとこの本を買った際の僕の期待としては、クラシック音楽という非常に狭い市場において、リピートを増やすことによって市場を拡大していくことで、オーケストラの経営を改善していくのか、それとも新規顧客層を開拓することでそもそもの...
たいした分量もなかったので、2 時間程度で読み終わった。もともとこの本を買った際の僕の期待としては、クラシック音楽という非常に狭い市場において、リピートを増やすことによって市場を拡大していくことで、オーケストラの経営を改善していくのか、それとも新規顧客層を開拓することでそもそものパイを拡大していくのか、その両方なのか、という疑問に対して、どういう解が与えられるんだろうってワクテカだったわけですよ。現状の問題点として、僕自身が勝手に想像している仮説にもなっていない憶測は、非常に小さい市場をかなりの数のオケが奪い合っているという現状がそもそもヘルシーではないんだろうな、と思っていたんですけど、残念ながらこれに答えてくれる本ではなかったかな。 上に書いたことって、少なくとも僕と一緒に働いている人たちはいつも自分のエリアで考えていることだと思うし、僕もそれなりに考えているつもり。普段、仕事上で直面している課題を、別のエリアで考えてみることって面白いに違いない、なんて期待していただけに、ちょっと残念でしたよ。 読んでいくと、途中でまさにトライアルとリピートの話になって、「おぉぉ!」って感じだったんですけど、あっけなくスルーされてしまい、やっぱり残念。 本の内容的には、「経営学」を求める人にとっては、正直まったくもって不十分、「オーケストラ」を求める人にとっては、裏話的面白さはあるものの、知ってることも多い感じで、本そのものもターゲットがイマイチわかんなかったかも。 とはいえ、いろいろ今の仕事に置き換えて考えてみることもできて、そういう意味ではぎりぎり及第点。
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