いっしょにねようよ(1) の商品レビュー
『ディアマイン』『人形芝居』の頃から追いかけている作者の最新作。 前々から独特の作風の持ち主だとは思っていたが、今作もいよいよ「高尾節」が炸裂しまくっているような印象を受けた。 少女漫画を描くなら一度はやってみたい「同居ものラブコメ」を手掛けたということだが、まず内容が通り一遍...
『ディアマイン』『人形芝居』の頃から追いかけている作者の最新作。 前々から独特の作風の持ち主だとは思っていたが、今作もいよいよ「高尾節」が炸裂しまくっているような印象を受けた。 少女漫画を描くなら一度はやってみたい「同居ものラブコメ」を手掛けたということだが、まず内容が通り一遍の同居ものではない。出てくるキャラクターは皆一様に変わっていて、しかも何かしらの闇をその内に抱えている。前作『ゴールデンデイズ』でも精神的トラウマを抱えた少年が主人公だったが、今作の主人公・一子もなかなか重たいものを背負っていると思う。『てるてる×少年』の時も感じたことだが、作者は肉親同士の情や確執、近い存在であるが故に複雑に絡まり合う関係性(それが親密なものであれ、憎悪に満ちたものであれ)といったものに特別の思い入れでもあるのだろうか。キャラクターの心の動きを丁寧に、ひいては容赦なく追究しようとするその作風は、最近の作品テーマが深刻なものに傾きつつあることを受けると、読んでいる側にとっては時に必要以上に陰惨なものとなってしまうような気がする。 一方で、この作者の作品にはもはや定番となった「幼児」の存在は、ともすれば鬱々としがちな作品に明るい光を照らし込んでくれる。ふくふくとした肉感のある柔らかい絵に、読んでいて「本当に子ども好きなのだなぁ」としみじみしてしまう。緒方親子のエピソードは今後大きく取り扱われることと思うが、この物語もやはり群れ集った六人が、それぞれの心の均衡を取り戻して行く営みを描いていくものとなるのだろうか。 まだ最初の一巻で、キャラクターの顔見せ的な要素も強い一冊だが、今後の展開に期待したい。現在体調不良のため休載中という作者の体が、一刻も早く回復することを願うばかりだ。
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いつもながら高尾先生のお話は、 かわいらしいところと怖いところがありますね。 人の性というか、欲というか… 今回の作品もとても好きです。 ぜひぜひ、読んでみてください!
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タイトルと帯が漫画の中身と合ってないですよ…。問題児だらけの共同生活。どういう着地点を迎えるのかな…。
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二巻は…二巻はいつ読めるのですか…!! あいかわらず高尾先生の描くこどもさんとおんなのこはかわいい\(*^∇^*)/
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買った時、帯がついていたのですが、帯の文の内容とはぜんぜん違います! 帯はなんだか逆ハーの内容みたいに書かれていますが、実際はそんなことはないです^^ 続きが楽しみ!
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高尾滋さんのマンガにハズレはないです。 泣けて笑えてほっこりします* 登場人物全員魅力的なのは高尾滋さんの成せる業だと思います。 まだ1巻しか出てないし、長らく休載しているようですが… 全然待てます(笑)
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現在体調不良で休載中されていますが、とても面白いです。 ほのぼのでありながら、ところどころに散りばめられた痛みや切なさの描写が繊細で、これぞ高尾作品!って感じです。 オススメ!
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はい、今回も高尾ワールドで、楽しく読ませてもらっています。 と言っても、えぐえぐ泣きながら読んでいるんですけどね。 赤ちゃんフェチの高尾さんですが、子供の書き方が数段上達しているじゃありませんか。 あああああ、たまらん…! いちこちゃんの問題は、とりあえず一段落はついたけど(解...
はい、今回も高尾ワールドで、楽しく読ませてもらっています。 と言っても、えぐえぐ泣きながら読んでいるんですけどね。 赤ちゃんフェチの高尾さんですが、子供の書き方が数段上達しているじゃありませんか。 あああああ、たまらん…! いちこちゃんの問題は、とりあえず一段落はついたけど(解決はまだだろうけど) 他の住人たちも、いろいろありそうだなー。 これからが楽しみv まだ未知数が多いので、とりあえずの★4つ。
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最新刊ー。 花ゆめではやっぱ浮いてる感じが…。 作者療養中らしく次巻までが長そうだけど 気になるので待つ。 一応現代もの。
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宇佐美一子は十五歳の家出少女。行く当てもなく河原で佇む一子の前に、お面を被った少年・古白が現れた!驚き気絶した一子が次に目覚めた場所は、古白を始め、超個性的な人間達が共同生活している館で!?突然!同居ラブコメディ☆待望の第1巻♡
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