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福沢諭吉伝説 の商品レビュー

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2014/01/02
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佐高信と福沢諭吉という組み合わせに軽い驚きを覚えた。福沢といえば「実学」の人であり、「脱亜論」に象徴される膨張主義の唱導者だ。今日であれば佐高の批判の対象となる財界お抱え文化人的な印象があり、反骨・反権威がモットーの著者がどう料理するのか、興味を持って読み進めた。 やはり、というか、本書で著者は福沢を正面から描くことはせず、その周りの人物と福沢とのかかわりを描く中で、人となりを浮き彫りにしていく。増田栄太郎、中江兆民、馬場辰猪、北里柴三郎、松永安左衛門、金玉均、犬養毅、尾崎行雄、池田成彬といった人たちを時に支援し、時には互いに反目するという経緯を追うことで、「老獪な理想主義者」あるいは「志のある現実主義者」としての福沢像を提示してみせる。

Posted byブクログ