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風神帖 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2024/09/09
  • ネタバレ

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風神帖 ―エッセー集成1 最近池澤夏樹氏のエッセイをよく読んでいる気がします。 理由は単純で相性がいい。それと新しい興味のベクトルを示してくれる。この人の興味だったらそのベクトルの方向に触手を伸ばしても良いかな?と思えます。 今回はエッセイに加え、今はすでに亡い人の想い出のパートと他の作家の解説を集めたパートがあります。今回竹蔵が好奇心を持ったベクトルとしては、アイヌ文学と苦海浄土。こうやってとめどもなく好奇の対象を広げていけるのが魅力です。 自分で考えたことなのか、池澤氏が書いていることに感化されているのか段々解らなくなってきていますが、人の考えなど所詮いろいろな情報の取捨選択から成り立つもので、取捨選択のフィルタの指向性をその人が決めているというだけの話。 姉妹編の雷神帖もそのうちに手に取ることになると思っています。 竹蔵

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2013/02/09

池澤夏樹は、福永武彦の息子。いろんな土地や人の思い出を綴ったものを集めたエッセイ集。父親にまつわるものが多い。

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2011/01/21
  • ネタバレ

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尊敬する作家・辻邦夫についての文章があるので読んだ。池澤の父・福永武彦と辻が学習院の教員として同僚であり、池澤と交流があったことはすでに辻の文章で知っていたので、ことさらに新たな発見はなかった。

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2010/12/14

風神帖は主に人物に焦点をあてたエッセイ集。 優れた随筆というのはそれを読むことで自分自身の感性も磨かれます。 物事は善と悪、単純に二つに分かれているものではなく複雑に入り組んでいるものです。 事実がそこにあるのではなく、事実を個人がどう捉えるかという主観の違いでしかないのです。

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2010/06/03

20世紀の終わり頃から、10年ほど書いて来たエッセーを集成した1巻。第2巻は『雷神帖』となる由。  ここには作者の生い立ちが繰り返し触れられるが,その父福永武彦のイメージは今ひとつ判然とは語られない。そして辻邦生,多田智満子,米原万里,星野道夫,加藤周一,林達夫,須賀敦子,中村真...

20世紀の終わり頃から、10年ほど書いて来たエッセーを集成した1巻。第2巻は『雷神帖』となる由。  ここには作者の生い立ちが繰り返し触れられるが,その父福永武彦のイメージは今ひとつ判然とは語られない。そして辻邦生,多田智満子,米原万里,星野道夫,加藤周一,林達夫,須賀敦子,中村真一郎等から松浦武四郎,知里幸恵まで多くの人物スケッチが収められている。 スケッチながらこれらの人々の持ち味を語ることで,逆に作者の生き方も浮かんで来る。北海道のアイヌから,水俣を経て沖縄という場所に生きる人々への深い思いもしっかりと語られる。  世界と人間を真摯に見据えたエッセーの醍醐味が感じられた。

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2009/10/07

 触れられているのは、池澤夏樹が読んだ本の一部に過ぎない。しかし、その殆どをわたしは知らなかった。彼のお父さんも作家であることは知っていたが、読んだことはなかった。  彼の書いたものを読むといつも、知識・博学・利口 と思い浮かぶ。そんな彼が影響を受けたり、好きだったりする本は興味...

 触れられているのは、池澤夏樹が読んだ本の一部に過ぎない。しかし、その殆どをわたしは知らなかった。彼のお父さんも作家であることは知っていたが、読んだことはなかった。  彼の書いたものを読むといつも、知識・博学・利口 と思い浮かぶ。そんな彼が影響を受けたり、好きだったりする本は興味深い。  知識人の捉え方。あまり良く思われない というようなことが書かれている。何だろう、鼻につく感じとか、劣等感抱かされる感じだと、嫌がられても仕方がないのでは? と浅墓にも思ってしまうわ。

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