華族夫人の忘れもの の商品レビュー
10月1日~10月3日 内容(「BOOK」データベースより) 「かわせみ」に逗留する華族夫人・蝶子は思いのほか気さくな人柄だが、築地居留地で賭事に興じて千春を心配させる。果たしてその正体は?表題作ほか、千春が麻太郎の出生の秘密を知る「西洋宿館の亡霊」など全六篇。
Posted by
新・御宿かわせみリーズ・第2巻。 華族夫人の忘れもの・士族の娘・牛鍋屋あんじゅ・麻太郎の休日・春風の殺人・西洋宿館の亡霊。 時は経てど出会った頃から変わっていない実直さが良かっただろうと思う「華族夫人の忘れもの」、時代が変わっても人間の軸となる思想の軽くないことが重い「士族の娘」...
新・御宿かわせみリーズ・第2巻。 華族夫人の忘れもの・士族の娘・牛鍋屋あんじゅ・麻太郎の休日・春風の殺人・西洋宿館の亡霊。 時は経てど出会った頃から変わっていない実直さが良かっただろうと思う「華族夫人の忘れもの」、時代が変わっても人間の軸となる思想の軽くないことが重い「士族の娘」、悪事はいずれ明るみに出る世間の狭さが妙の「牛鍋屋あんじゅ」、千春の仰天ぶりと行方不明の東吾の名が出てくる驚きの「西洋宿館の亡霊」など。 前シリーズほど色っぽくないのが無理もないとはいえ物足りないが、千春が麻太郎と父が同じ兄妹と知る衝撃が読者の心痛を呼ぶ。未だ行方不明の東吾と麻太郎が瓜二つな描写が出てくるたびにるいの心情を思うと、これも切ない。麻生宗太郎があまり歳を感じさせないでちょい役で出てくるのがおいしい。
Posted by
御宿かわせみ明治編2作目。麻太郎と千春の関係が公けになったのに安堵。前作の違和感が薄れ、かなり状況に慣れて安定した感じ。それでも内容的には、6短篇で特に好きな作品はない。結局は、源太郎と千春、麻太郎と花世の組み合わせになるんだろうなぁ~、時代背景を生かして、これからに期待します。
Posted by
浮かれ黄蝶の少女が華族夫人の蝶子として再登場してくる表題作。麻太郎の出生の秘密が千春にわかってしまう「西洋宿館の亡霊」。明治の設定に慣れ少しずつおもしろくなってきた。
Posted by
平岩弓枝さん原作で、昭和48年から続いている。 江戸の情緒を見事に描いた作品に、ファンも多い、またファンの年代も幅広い。 タイトルに新と銘打つ作品から時代は明治へと移る。 江戸の頃のお話しで活躍した面々の子供らが、様々な事件を解決する。 「御宿かわせみ」の昔っからの主人公「神...
平岩弓枝さん原作で、昭和48年から続いている。 江戸の情緒を見事に描いた作品に、ファンも多い、またファンの年代も幅広い。 タイトルに新と銘打つ作品から時代は明治へと移る。 江戸の頃のお話しで活躍した面々の子供らが、様々な事件を解決する。 「御宿かわせみ」の昔っからの主人公「神林東吾」は、現在行方不明中である。 明治に入る前に殆どの主要人物を、読者のあずかり知らぬ部分で殺してしまい、その子供達の活躍をツラ~と書いている「新・御宿かわせみ」であるが…どうせなら神林東吾も行方不明なぞと宙ぶらりんな状態ではなく、はっきりと死んだのなら死んだと明記して欲しいなっと思ってしまう(笑) それとも、沈没した船から見事脱出し記憶を失い新たな家庭でも築いていて、ある日ひょっこりと現れるつもりなのだろうか? それとも、沈没船唯一の生き残りが現れ、東吾の最後の雄姿を語り遺品でも持ってくるのであろうか? それとも…このままウヤムヤ状態で話は進み、そして…終わるのであろうか? どちらに転ぶか解らぬヤジロベイのように、落ち着かない設定に読者も、登場人物たちも振り回されている感が拭えない。 さて、今回この「華族夫人の忘れ物」では、あまりにもアッサリと「神林麻太郎」の出生の秘密が暴露されてしまった(アハハハハ) 麻太郎は、東吾が酒に酔った勢いで出来てしまった子である。その後、妻の「るい」との間に娘の「千春」が生まれる。よって麻太郎と千春は異母兄弟である。 麻太郎の母親が亡くなってしまったので、彼を東吾の兄夫婦が引き取り嫡男とした。戸籍上は麻太郎と千春は従兄弟であるが、千春は自分と麻太郎には血の繋がりが無いと思い、淡いがそれでもハッキリと麻太郎へ恋心を抱いておった。 知らぬは「千春」ただ一人ってな状況であった。あまりにも切ない。 千春は取るものもとりあえず家を出るのだが…そこで事件に巻き込まれる。結局、兄の麻太郎、その友人の畝源太郎に助けられ大団円となる。 千春の心は晴れぬまま、お話しだけが終わってしまった。 これである。今までの「御宿かわせみ」で流れていた爽やかな風が凪いでいる。風が吹かないので思いだけが滞り、重苦しく溜まっているのだ。読んでいても気持ちが悪い(笑) 本当は、作者の平岩氏は何も書かずに「御宿かわせみ」を終わらせたかったのではないだろうか? 昔のお話しです。そりゃ登場人物の皆さんは既に鬼籍の人です。誰だって死んでしまうんです。それでもどうなったか知りたいと皆さんおっしゃる。だから書きました。 悩みの半分以上は解決なんぞしません。そりゃ、作家は本の世界では神様です。何でも出来ます。東吾を生き返らせることだって、何だって。でも、それをしちゃ、御宿かわせみじゃありません。皆さんだってそう思っているはず。違いますか? そんな感覚をヒシヒシと感じてしまった。 読者に媚びない作家の本を読むと、正直疲れる。でも、それだからこそ、御宿かわせみだとも言えよう。なら…最後まで付き合おうか・・私も好きモノじゃの~(笑)
Posted by
かわせみの舞台も明治時代に移り、主人公達も2代目に。 江戸時代のかわせみも良かったですが、だんだん明治時代のかわせみも興味深くなりました。 ラストには麻太郎と千春が兄妹だった事が判明しますが この先の話に影響してくるのかな?と…
Posted by
新御宿かわせみの第一作 「華族夫人の忘れもの」ーーアッという間に読んでしまった。 長~いお付き合いのシリーズ物なので、登場人物もとても馴染みがあり、すぐに物語の中に入り込んでいける。 「浮かれ黄蝶」に出てくる不良少女が、華族夫人の蝶子として再登場してくる表題作は、江戸から明治へと...
新御宿かわせみの第一作 「華族夫人の忘れもの」ーーアッという間に読んでしまった。 長~いお付き合いのシリーズ物なので、登場人物もとても馴染みがあり、すぐに物語の中に入り込んでいける。 「浮かれ黄蝶」に出てくる不良少女が、華族夫人の蝶子として再登場してくる表題作は、江戸から明治へと激動する時代背景がよく表現されていて面白い~ 東吾、るい、源三郎。。。という第一世代から、麻太郎、花世、源太郎、千春。。。という第二世代に主役が変化しているのも心なしか淋しいが、明治の世情が書き込まれているのはとても興味深い。 麻太郎の出生の秘密が最終章であっさり、るい、千春にも知られてしまうが、愛読者としては千春の気持ちを考えてハラハラしていたので、ホッとしたりして~ 我ながら何と単純な読者かと、、、(笑) 江戸の地理はまったく判らないが、大川端から川舟の猪牙(このネーミングが素敵)に乗って、御宿かわせみの世界を辿ってみたいものだと思った。
Posted by
本当に無条件に好きです。 読みやすくて、温かい。 登場人物、みんな好きです。 悲しいかったり、切なかったりするのだけど 人間も捨てたもんじゃないと思わせてくれます。
Posted by
やっと読めたー。 前の巻読んだ時にも思ったけど、ご一新後の生活感覚がものすごくリアルな気がするのです。「古い人間なもので日曜とか言われましてもぴんときません」「年が明けてから節分だなんて」おおおおお!そりゃそうだよねー! てことは、きっと定時法にも戸惑ってると思うの。「まだ...
やっと読めたー。 前の巻読んだ時にも思ったけど、ご一新後の生活感覚がものすごくリアルな気がするのです。「古い人間なもので日曜とか言われましてもぴんときません」「年が明けてから節分だなんて」おおおおお!そりゃそうだよねー! てことは、きっと定時法にも戸惑ってると思うの。「まだ七つ?おてんとさまはあんなに傾いてるってのに?」 いずれ千春ちゃんや麻太郎さんに良いお相手が現れるのが楽しみです。あと、東吾さんのお帰りもお待ちしてます。
Posted by
【6作収録】 ・源太郎の妹・千代の紹介で華族夫人がしばらく滞在することになったかわせみ。気さくな性格で、かわせみ一同から好意的に見られていた夫人だが、急患がいると麻太郎を騙す。果たして目的は何なのか ・古代裂屋の女主人と女番頭。友人である女番頭がろくでもない男と付き合っていること...
【6作収録】 ・源太郎の妹・千代の紹介で華族夫人がしばらく滞在することになったかわせみ。気さくな性格で、かわせみ一同から好意的に見られていた夫人だが、急患がいると麻太郎を騙す。果たして目的は何なのか ・古代裂屋の女主人と女番頭。友人である女番頭がろくでもない男と付き合っていることを知った花世は忠告するが、断られる。一方、男は女主人とも好い仲になっているようで・・・ ・女主人が切り盛りし、評判の高い牛鍋屋。大商人の妾として店を持たされ、何不自由ないような生活だが、源太郎に夫婦別れは女のほうからできるかどうかを訪ねるなど、不審な点が多い ・頑固で偏屈な患者に追い返された麻太郎。漢方を好み、妾から勧められた薬湯を飲んで西洋の治療を馬鹿にしていたが、息子が薬湯を飲んで瀕死の状態に陥る ・元旗本の男が、その昔、芸者に生ませた娘を探してほしいと源太郎に依頼する。手切れ金を払ったきり連絡もせずに数年の月日が経ったことで、捜索は困難を極めたが、ようやく見つけ出す ・仏壇の掃除中に東吾の遺書を見つけ、麻太郎が本当の兄だと知ってしまった千春。あまりの衝撃から、何の準備もせずに夢遊病のように麻太郎のいる横浜まで向かう。同行した源太郎と共に横浜へと到着した二人は、宿屋の客の口から東吾の名を聞き、気になって調査をするが・・・ (2009年6月 図書館本読了)
Posted by
- 1
- 2
