脳内出血 の商品レビュー
学会前夜、会場そばの都内ホテルで発見された身元不明の女性の遺体の謎。世界的科学雑誌に投稿された遺伝子研究論文捏造疑惑。 ちょうど医学機器に関する勉強で「現在は研究結果を分かりやすくするための画像処理が行われることもある」という内容をやった後だったので、論文捏造疑惑が「画像やデー...
学会前夜、会場そばの都内ホテルで発見された身元不明の女性の遺体の謎。世界的科学雑誌に投稿された遺伝子研究論文捏造疑惑。 ちょうど医学機器に関する勉強で「現在は研究結果を分かりやすくするための画像処理が行われることもある」という内容をやった後だったので、論文捏造疑惑が「画像やデータが美しすぎる」ことから明るみになるあたりが、ああこういうことかー、感があった。 STAP細胞問題よりも前にこのテーマで描かれているのは医療関係者ならではの着眼点。 島田太郎のキャラが、もう少し深みがあったほうが魅力が感じられて良かったと思う、というか登場人物全般の思考や言動が浅すぎて読んでてアレ
Posted by
ホテルで発見された女性の変死体、若手医師による科学誌掲載論文の捏造疑惑、マウスを使った教授達の研究、容疑者と弁護士や検事、が入り組む。程好い専門性で厚さも全く負担にならずに読み進めた。性別どころか存在すら認識出来ていなかった警部のおまけのラブコメが意外で、でもせっかくだからもっと...
ホテルで発見された女性の変死体、若手医師による科学誌掲載論文の捏造疑惑、マウスを使った教授達の研究、容疑者と弁護士や検事、が入り組む。程好い専門性で厚さも全く負担にならずに読み進めた。性別どころか存在すら認識出来ていなかった警部のおまけのラブコメが意外で、でもせっかくだからもっと見たかった気もした。
Posted by
東京近郊のホテルで女性の変死体が発見されたが、身元に関する手がかりは何一つ出てこない。同じ頃、都内のホテルで開催された日本代謝病遺伝子学会では、国立O大学大学院に所属する二十八歳の医師が注目を集めていた。世界最高峰の科学誌に若くして論文が掲載されたのだ。ところが、その論文に捏造疑...
東京近郊のホテルで女性の変死体が発見されたが、身元に関する手がかりは何一つ出てこない。同じ頃、都内のホテルで開催された日本代謝病遺伝子学会では、国立O大学大学院に所属する二十八歳の医師が注目を集めていた。世界最高峰の科学誌に若くして論文が掲載されたのだ。ところが、その論文に捏造疑惑が持ち上がるー。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長めでしたが、なかなか楽しめました。途中すぐに島田が真犯人ではないのは分かったり、USOP10は逆から読むんだろうな、とか分かりましたが、真犯人に到達する過程はなかなかじっくりと書かれていて満足しました。
Posted by
難しそうなタイトルだったが無事読了。著者がお医者さんとのことで信じきって読めました。お医者さんが書く小説には、濃厚な男女のまぐわいシーンがつきものなんですかね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
普通に面白かったミステリーです。 思わぬ最後のどんでん返しに 「お前もかーーー!!」 ってビックリしたけど、こういう小説ならではのトリックは今じゃ新しくないよねぇ。 読んでて犯人も前半でわかっちゃったし、一番の容疑者が犯人じゃないってこともバレバレなのに、何故かスイスイ読めた。 科学者のこういう世界は身近にないので楽しめたのかな。 登場してくる科学者みんないい加減だよなー。 科学に入れ込んでもちゃんとしない実験結果がでなかったり、目的とは違う結果で実用されるような結果がでちゃったりと、科学ってミステリーだなぁと思った。
Posted by
小保方さんの件でこの作品を思い出して再読。 以前読んだときよりリアルさが増した。 学者先生の多くは、こんなもんなのかな。
Posted by
初めてこの方の小説を読んでみた。 最初は、専門用語が多くて挫折しかけたのだけど、 最後のほうになると、なるほどなるほど、と一気読み。 小説だからこそのトリックだよね、うん。 真犯人にはちょっと無理がある気がするね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
提造論文と変死事件にまつわるミステリー。ミステリーあんま読んだことないけど先が読める感じでミステリーとしては評価低そう。大学病院の裏側がおもちろかった。アビコくんが全身剃毛してったてのはちょっとどうかと思ったよ笑
Posted by
前2作が面白かったので乱読。 面白かったのだが、文字を使った小説を利用したトリックが目についた。お遊びなんだろうか。ミステリー色が濃く、しかもそれが薄っぺらい。その意味では少し残念だ。 きれいな伏線も、書き方でうまく生きてこない。この辺がうまく描き切ればいいんだろうが、...
前2作が面白かったので乱読。 面白かったのだが、文字を使った小説を利用したトリックが目についた。お遊びなんだろうか。ミステリー色が濃く、しかもそれが薄っぺらい。その意味では少し残念だ。 きれいな伏線も、書き方でうまく生きてこない。この辺がうまく描き切ればいいんだろうが、そこには論文ねつ造レベルの才能が必要だろう。作者にその才能がないとは思わないが、似つかわしくないのは事実だ。 もう少し追ってみよう。面白いのは事実だから。
Posted by
- 1
- 2