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検索バカ の商品レビュー

3.1

31件のお客様レビュー

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2009/12/03

面白いとは思う。 ただ,「検索」について触れてるのは前半の少しだけ。 途中から話が反れて行って「クウキを読む」ということについて相当数ページが割かれている。 それはそれで面白い内容だったけど,タイトルの通りの話を期待していただけに少し残念だったかな。 一読の価値はあるけれども。

Posted byブクログ

2011/10/23

パラパラッと読んだ時は面白そうだったけど、通して読んでみるとあっさりしすぎの感があった。言葉のインパクトは強いんだけど全体を通じての内容に深みが無い、ってこの手の新書版の本にありがちだけど・・

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2009/10/07

「考える人」みたくなりました。 クウキを読むことへの考察が新鮮で面白かったです。 KYでもいいじゃないかと思わせてくれます。 現代人の検索にたよってばかりで、 考えることをやめてしまっては、今後進化するどころか、退化してしまうのではと思わされた。

Posted byブクログ

2009/10/04

この著者の観点はなかなか興味深かった。 主にクウキについて語っていて、 タイトルにはない話が面白かった。

Posted byブクログ

2009/10/04

バカにバカと言ってなぜ悪い! 現代日本に増殖している検索バカを糾弾。 思考停止状態からの再生が必要だと痛感する。

Posted byブクログ

2009/10/07

「検索バカ」  検索することを仕事にしています。今の時代なんでも検索すればある程度の答えが簡単に導き出される。 ありがたいけど、こんなに簡単に答えが出てくることに少し怖さというかなんともいえない感情が沸いてしまうのも 事実です。 私も間違いなく 『検索バカ』である。 そしてこの...

「検索バカ」  検索することを仕事にしています。今の時代なんでも検索すればある程度の答えが簡単に導き出される。 ありがたいけど、こんなに簡単に答えが出てくることに少し怖さというかなんともいえない感情が沸いてしまうのも 事実です。 私も間違いなく 『検索バカ』である。 そしてこの本はそんなことよりも 世の中にはびこる『クウキ』と、そのクウキが支配している社会について書かれている。 ほんとに、クウキを読むというコトバをいつから使うようになったのだろう。そして、クウキがよめる、よめないで 人の価値が評価されてしまう今の時代。  実態はないけど、明らかに存在しているクウキ。 う〜ん、、、と考えてしまいました。

Posted byブクログ

2009/10/07

人間として生まれてきたならば、あいまいな言葉や文字、検索ばかりに頼ることなく、自分の頭でしっかり考え、文字にする。 この基本が、現代においてずれてきている事には間違いないと思う。 “空気を読め”という言葉がよく使われるが空気を読むことじたい、それほど大切な事なのだろうかと著者は...

人間として生まれてきたならば、あいまいな言葉や文字、検索ばかりに頼ることなく、自分の頭でしっかり考え、文字にする。 この基本が、現代においてずれてきている事には間違いないと思う。 “空気を読め”という言葉がよく使われるが空気を読むことじたい、それほど大切な事なのだろうかと著者は警鐘をなげかけている。 少なくとも卑屈に生きろと受け止めてはいけない事は確かである。

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2009/10/07

大切なのは検索でなく、思索。すべての問題は処理され解決されるという幻想がいつのまにか全体化している クウキとは関係の力学、人と人との力関係そのもの。簡単にいうとクウキを読めとは、その場のリーダ探しとれもいえそうです。関係の中心を探ろうとする姿勢です。公的サービスといわれる分野では...

大切なのは検索でなく、思索。すべての問題は処理され解決されるという幻想がいつのまにか全体化している クウキとは関係の力学、人と人との力関係そのもの。簡単にいうとクウキを読めとは、その場のリーダ探しとれもいえそうです。関係の中心を探ろうとする姿勢です。公的サービスといわれる分野ではこうしたエゴと暴走が頻発している。利己を優先させる露骨な行為を許さない何かが、世間体とよばれるモラルだった。私は一件無駄に見える挨拶などは、暴走する言葉を納める鞘のような役割をになっていたのではと考えます。言葉はほっておくと暴走する、ということをかつての人々は熟知していた。だからことこうした無駄な言葉によるやりとりで、言葉の暴走を食い止めようとしていた。世間とは,自立した個人によって構成される社会に根ざしたものではなく、自分と直接利害関係を取り結ぶ身近なものでなりたつ仕組みだった。空想すること、考えるということは、生きていく上で欠かせない時間です。それを現代の情報化社会は、一つの無駄として削ることを推奨します。それに惑わされて、私たちは効率一辺倒で自分の時間を組み立て、その結果焦り苦しむ。人はぼんやりすべきなのです。考える時間を持つべきなのです。

Posted byブクログ

2009/10/04

2008/12 クウキを読む、というところからスタートした作家による現代社会論。軽妙なタッチで書かれているが、だから今さら何?という読後感を抱いてしまうのは構成に問題があるのだろうか。

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2009/10/04

「検索バカ」とは自分の頭で考えずに、「検索」に頼り想像力をなくしてしまった人のことを指す。つまりは今の時代に生きる多くの人のことを指す。もちろん僕も。 ご存知のように書店でのランキングやAmazonでの評価は、本の売れ行きに大きくかかわっている。それは人が自分ではなく誰かの下した...

「検索バカ」とは自分の頭で考えずに、「検索」に頼り想像力をなくしてしまった人のことを指す。つまりは今の時代に生きる多くの人のことを指す。もちろん僕も。 ご存知のように書店でのランキングやAmazonでの評価は、本の売れ行きに大きくかかわっている。それは人が自分ではなく誰かの下した評価を参考にするから。 実際に本をいかに売るかという境遇に身を置くようになって、ランキングなどの強さを実感する。みんなともかく失敗をしたくない。駄作をつかまされたくない。 検索というのはそもそも「無駄を省きたい」という欲求からきていると思う。というか世の中のサービスは全て無駄や自分の手間を省くためのものばかりといっても過言じゃない。「時間の無駄」や「お金の無駄」というものをなくして効率的に運用することを目指す。 ただその無駄を省きたいという欲求が、人間の能力を退化させているとも思う。 昨今のビジネス書ブームで「時間管理」「○○術」「○○ハック」ていう言葉が踊っていることからもわかるとおり、今の世の中では時間の無駄を省くことがよしとされている。なんだかとっても生きづらくなってしまったなあ。 だけどそういって無駄と思って省かれていた時間やお金は本当に無駄だったんだろうか?何にもせずにぼんやりとしている時間は無駄だろうか?衝動買いに使ったお金は無駄だったろうか? 時間やお金は本当に大切だけれど、それらを効率的に消費することに重心を置いてしまうのは違うと思う。この本にも書かれているように、無駄を省くために検索や人の意見にばかり耳を傾けていると自分の頭が働かなくなってしまう。そうなってしまっては何のためにせかせかと生きてきたかわからない。人は何もすることがないときどうするか? 空想するのだ。もっと何もしない時間を大事にして、自分の頭で考え、空想する時間も大切にしてみようと思う。

Posted byブクログ