QED ventus 熊野の残照 の商品レビュー
いつもの奈々ちゃんが進行役ではなく 禮子さんという新キャラが作品の進行役に。 第三者によるタタル先輩への評価はひどいなーと笑いつつ 熊野の謎、そして禮子さんの中の謎が解かれたラストは 悲しくて、でも救いがあるといいと願わずにいられない。
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今回はいつものように事件に巻きこまれることはなく心おきなくタタルくんの蘊蓄ツアーでした。ただ、ちょっとした引っかけがあってあれ?あれ?と思いながらも読み進めていきました。ただ、今回は昔から続く因習にもやもやさせられました。次回へ繋がる伏線となるようなので続きが気になります。
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旅行記編。オチは「神器」の方で、ということかな。 ventusとはそういう感じなのか、というのが見えてきた感じですね。実際、熊野は一度行ってみたいところで、なんかいいなぁ。
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”QED ~ventus~ 熊野の残照”高田崇史著 講談社文庫(2008/10発売) (2005/08発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:真中耕平) ・・・とある事情から故郷である那智を捨てた薬剤師・禮子。何かに突き動かされるように参加した団体旅行には崇と奈々がいた。 ・・・...
”QED ~ventus~ 熊野の残照”高田崇史著 講談社文庫(2008/10発売) (2005/08発売 講談社ノベルスの文庫版。解説:真中耕平) ・・・とある事情から故郷である那智を捨てた薬剤師・禮子。何かに突き動かされるように参加した団体旅行には崇と奈々がいた。 ・・・QEDシリーズでは珍しくゲストキャラクターの視点で綴られた作品。 やっぱりというかなんというか崇と奈々のカップルはおかしな感じに見えるようです。(笑) 因習・虐げられた民・こじつけとも取れる言葉探りのいつも通りの巻でした。
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職場の旅行の目的地が、故郷である場所、だった。 とある理由で行くことを決意したものの 人とかかわり合いたくない状態での盾に 知り合いの女性を…と思ったら、妙な男が付属していた。 今回まるっきり別視点。 のせいなのか、誰ひとり死ぬことはなかったです。 思い出の中では死んでいました...
職場の旅行の目的地が、故郷である場所、だった。 とある理由で行くことを決意したものの 人とかかわり合いたくない状態での盾に 知り合いの女性を…と思ったら、妙な男が付属していた。 今回まるっきり別視点。 のせいなのか、誰ひとり死ぬことはなかったです。 思い出の中では死んでいましたがw しかしその思い出。 一体『誰』の思い出なのか…最後まで分からず 種明かしをされて、やっと理解できました。 事件そのものだけをくりぬくと、シンプルで そこかしこにヒントはあったというのに…。 習慣というものは、それが当然だと思えば ごく普通のもの。 とはいえ、これはちょっとどうなのでしょう? 昔はともかく…いや、昔だからこそ 血が濃くなって大変な事になるのでは? だからこそ、欠けたもの、になるのでしょうか?
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再読。熊野の戦いの歴史は興味を惹かれたけれど、恒例の「後で説明しよう」が今巻ではやたら蘊蓄の流れを断ち切っていて読みにくかった印象。 事件なく終わるのかと思っていたら、ちゃんと仕掛けられていたのか~。そんな風習が延々続いてきたこと、殺人事件よりおぞましい話で後味は悪かった。
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熊野に向かう 団体旅行1泊2日で 熊野自体の そして参加しているある女性自体の 本当の姿が 紐解かれていくという 本でした。 地名や 日本神話の神の名前など 難しいのですが それをもっと知りたくなるほどの 面白い作品でした。 シリーズになっているようなので 他の作品もぜひ読んでみ...
熊野に向かう 団体旅行1泊2日で 熊野自体の そして参加しているある女性自体の 本当の姿が 紐解かれていくという 本でした。 地名や 日本神話の神の名前など 難しいのですが それをもっと知りたくなるほどの 面白い作品でした。 シリーズになっているようなので 他の作品もぜひ読んでみたい!
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太古よりの信仰の地、熊野三山にまつられる謎の神々「ケツミコ」「ハヤタマ」「フスミ」の正体とは。熊野三山参詣順序に秘められた秘術とは。全国に、そして特に東北地方に熊野ゆかりの神社が多い理由は。 紀の国熊野の深い森は神武東征の真実を語るのか。きっと旅行へ出かけたくなる。QED-ventus 熊野の残照を熊野古道への旅のお供に。
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男性・・・というより、レイプされるっていうことが想像しにくい人が書いたんだなあという印象。 他人に、しかも自分の父親にレイプされることは、どんな理由があっても決して許せることではないと思う。 最初のほうは当人も嫌悪感丸出しだったのに、理由を知った途端「そんな理由があったなんて・・・」みたいな雰囲気になるのはおかしいでしょう。 そもそも明治や昭和初期ならともかく、現代の設定なのだから引っ越せばいい話。 (実際引っ越すことに問題は無さそうだったし。禮子も簡単に都内に出れたし) 母親も、愚かな人だった、馬鹿な人だった、で済ませられますか、普通。 このシリーズを読み進めようか迷う一作だった。読むけどさ。 他人から見たタタルさんと奈々ちゃんの様子が伺えた点はよかった。
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今回は熊野がテーマ。 熊野といえば中上健次の印象が強い。 本書にも火まつりの話が出てくる。 歴史的なことについては、ほとんどわからないので、読んでいてもついていけてないところが多々ある。 でも、その分、勉強して改めて読んでみたくなった。 とりあえず熊野に行ってみたい。
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