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名著で学ぶインテリジェンス の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2018/10/17

インテリジェンスを日本語でいうと、知能、理知、英知、情報と辞書には書いてある。私のイメージではさらに、諜報やスパイという言葉を思い浮かべる。この本は、情報活動を様々な視点から捉えて分析した本を紹介している。ここで紹介されている本で一番読みたいと思った本は、ロベルタ・ウールステッタ...

インテリジェンスを日本語でいうと、知能、理知、英知、情報と辞書には書いてある。私のイメージではさらに、諜報やスパイという言葉を思い浮かべる。この本は、情報活動を様々な視点から捉えて分析した本を紹介している。ここで紹介されている本で一番読みたいと思った本は、ロベルタ・ウールステッターさんの書いた「パールハーバー」という本。奇襲をどうして防げなかったのかという命題を研究したもの。情報にはシグナルとノイズがあるということを彼は定義している。このフレームワークになるほど!と感心してしまった。アメリカからみた大東亜戦争も一度読む意味でも興味を持った。

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2017/05/07

中西輝政さんが主宰している情報史研究会が著作元になっているインテリジェンスに関する書籍の紹介本です。 これを読んで英語を勉強しなきゃと考えましたが、いまだ考えただけです(笑 ローウェンソルの本のように、ここで紹介された本が翻訳化されるのを願うばかりです。

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2012/10/19

五部二十章で構成 ABCD包囲網にこだわる方は避けたほうが良い本かも・・・ ◆個人的に気になった部分を 情報の政治化 大井中佐、宇都宮中佐、明石大佐の報告 シグナルとノイズ 南方軍の情報課廃止 ミトローヒン文書に書かれた日本の保守記者 東方外国軍課の投降-イギリスか?アメリカ...

五部二十章で構成 ABCD包囲網にこだわる方は避けたほうが良い本かも・・・ ◆個人的に気になった部分を 情報の政治化 大井中佐、宇都宮中佐、明石大佐の報告 シグナルとノイズ 南方軍の情報課廃止 ミトローヒン文書に書かれた日本の保守記者 東方外国軍課の投降-イギリスか?アメリカか?

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2011/11/23

アカデミックな研究対象としてインテリジェンスを取り扱った書物のガイドブック。レファレンスとしては十分。

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2010/12/01

古来より、戦争における情報戦は重要視されてきたものであったが、近現代の情報・諜報活動(インテリジェンス活動)は第二次世界大戦の前ほどの時代からその価値が再認識されたそうである。 国家が保有するインテリジェンスに関する資料は当然のことながら最高レベルの機密事項であるから、戦前・戦...

古来より、戦争における情報戦は重要視されてきたものであったが、近現代の情報・諜報活動(インテリジェンス活動)は第二次世界大戦の前ほどの時代からその価値が再認識されたそうである。 国家が保有するインテリジェンスに関する資料は当然のことながら最高レベルの機密事項であるから、戦前・戦中は公開されることもなく、学問的研究の対象ともなりえないものであった。しかし、戦後イギリスが積極的に正史を編纂し、戦時中の資料も徐々に公開されていったことから、インテリジェンスは学問として成立するものとなっていった。本書は、現在に至るまでに刊行されたインテリジェンスに関する書籍のうち学問的価値の高いものを紹介することで、明らかになってきた国家によるインテリジェンス活動を概観することを企図している。 本書で主に紹介されている書籍は米・英のインテリジェンスに関するものがほとんどであり、邦訳されていないものもかなりの数に上る。しかし著者の紹介によって時代背景が描かれ、あらすじも簡単に紹介されていることで、知識のない段階の読者にもインテリジェンスの世界を垣間見ることができるよう設えてある。また、数は少ないが日本やソビエト、ドイツの研究についても紹介されており、特にソビエトに関する文献は、国家の体制も鑑みたとき、その発行経緯や内容に触れるにあたり、冷や汗が出るような思いがした。 上記のように、本書は主に西側諸国のインテリジェンスを紹介しているのだが、著者らによれば、インテリジェンス研究は未だこの段階でしかないとのことであった。基本的には公開情報からの研究しか出来ないことを考えると、体制の異なる国のインテリジェンスについて研究することは想像に難くない。 しかし、それでも本書の価値は失われるものではない。インテリジェンス研究の歴史をたどることで見えるものは大きく、またここから新たな時代のインテリジェンスのあり方を探ることも可能となるであろう。学問としてのインテリジェンスの存在意義はそうした点にあると考えられる。 しかし、非常に残念なのは本書の序章である。 日本において、今まさに一般の国民がインテリジェンスに興味を持つきっかけとなったのは、実務者によるインテリジェンスの世界の生々しいレポートである。しかし、序章において、編者の代表はそれを「自慢話」と切って捨て、こうした書物がインテリジェンスのインテリジェンスの普及に資することは好ましい事態ではないと断じている。学問的インテリジェンス研究こそ正道であると言わんばかりに。 何事においても興味の入り口は必要で、それはきわめて魅力的でなければ、入り口たりえない。ほとんどの人が興味を持っていないときに「学問としてのインテリジェンス」と、大上段に構えた表現をしたところで誰がそれを「入り口」と見るだろうか。研究者ならば、研究の対象となる実務家に最大限の敬意を払うべきであろうし、日本人にインテリジェンスの世界を拓いてみせたという功績は、評価されることはあっても非難の対象となるものではないと考える。こうした点、学者・研究者の傲慢さが垣間見えたことは不快であり、残念であった。

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2009/10/04

intelligenceを学ぶ際の本の紹介。 日本ではあまり研究が盛んでなかったので 日本語の本は少ないが英語の本はたくさん 良書があるのでこれで興味のある本を 探して頑張って英語で読んでみるのがいい。

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