大人のいない国 の商品レビュー
読み終えて 頭に浮かんだのは 「子ども課長」 と呼んでいたあの方(笑)。 最近よく思うのですが, 私が就職した頃に見ていた 今の私くらいの年代の方たちって もっと大人(はっきり言えばおじさん・おばさん)に見えていた。 自分が実際にその年齢になって,どうか? 大人になりきれ...
読み終えて 頭に浮かんだのは 「子ども課長」 と呼んでいたあの方(笑)。 最近よく思うのですが, 私が就職した頃に見ていた 今の私くらいの年代の方たちって もっと大人(はっきり言えばおじさん・おばさん)に見えていた。 自分が実際にその年齢になって,どうか? 大人になりきれていない, 大人になりたくない自分がいる。 改めて考えさせられて本である。
Posted by
難しい表現(言い回し)が出てくる箇所もありますが、全体的にわかりやすく書かれていると思いました。 ページ数は少ないですが、ズシリと重いテーマです。 今の日本がいいのか悪いのか...このままではダメだということはわかりました。 価値観の乖離をどれだけ容認できるかが大人度なんでしょう...
難しい表現(言い回し)が出てくる箇所もありますが、全体的にわかりやすく書かれていると思いました。 ページ数は少ないですが、ズシリと重いテーマです。 今の日本がいいのか悪いのか...このままではダメだということはわかりました。 価値観の乖離をどれだけ容認できるかが大人度なんでしょうね。
Posted by
とてもいい本だった。 手放しに陶酔した訳ではないが、少なくとも育児者として自分を意識して読んでも考えるべき事に納得があり、いち日本人として意識してみて読んでも染み込むものがあった。 受け取り方は千差万別であろうが、全世代が好き嫌いを一旦おいて一度目を通すことを夢みたくなる一冊。誰...
とてもいい本だった。 手放しに陶酔した訳ではないが、少なくとも育児者として自分を意識して読んでも考えるべき事に納得があり、いち日本人として意識してみて読んでも染み込むものがあった。 受け取り方は千差万別であろうが、全世代が好き嫌いを一旦おいて一度目を通すことを夢みたくなる一冊。誰かに読ませたい、じゃない。自分も一員なのである。消費税増税にある程度の納得がいくのはそういう意識の上にあるからである。
Posted by
「大人」がいることで子どもは子どもらしく振舞える。 少なくてもよい。「大人」をどのように育てるか。 社会でも、地域でも、会社でも、そして家庭でも…。 身につまされる思いで読む。
Posted by
著者お二人とも好きなので、前々から読みたいと思いつつも、今日読了。 対談がずっと続くのかと思いきや、最初の数十ページだけやったので、それがちょっと残念でした。 お二人がそれぞれ自著で書いているような内容のような気もするけど、いやもうちょっと切れ味があったような、とも思う。 話のま...
著者お二人とも好きなので、前々から読みたいと思いつつも、今日読了。 対談がずっと続くのかと思いきや、最初の数十ページだけやったので、それがちょっと残念でした。 お二人がそれぞれ自著で書いているような内容のような気もするけど、いやもうちょっと切れ味があったような、とも思う。 話のまとまりもあまりないので、なぜこのような形で二人一緒に書かせたのか、そこがよくわからなかった。 もちろん、お二人がもともと好きな自分にとっては、内容は確実におもしろいと思うので、決して悪い本ではないですが。
Posted by
他人の子どもをキチンと叱れるのが一人前の大人だと思うんです。自分はまだまだ半人前。はやくオトナにならないと。
Posted by
対談は第1章のみ.あとは両人がそれぞれ各章を書いている. 内田樹の章がどれもシンプルに心にひびいてくる. 「大人」とは何か. 子どもが成熟するためには、周囲の価値観が統一されていてはならない. 「愛国者」や「(暴力的な)言論の自由」の論理矛盾. 「呪い」と「批判」の匿名性と責任を...
対談は第1章のみ.あとは両人がそれぞれ各章を書いている. 内田樹の章がどれもシンプルに心にひびいてくる. 「大人」とは何か. 子どもが成熟するためには、周囲の価値観が統一されていてはならない. 「愛国者」や「(暴力的な)言論の自由」の論理矛盾. 「呪い」と「批判」の匿名性と責任を引き受ける覚悟の違い. 内田樹はやっぱり面白い.
Posted by
成熟社会。株式会社三省堂の大辞林には、「量的拡大のみを追求する経済成長が終息に向かう中で、精神的豊かさや生活の質の向上を重視する、平和で自由な社会」と記載されている。 確かに、戦後の驚異的な復興、高度経済成長により、多くの人が自由で便利な生活をすることができるようになった。 し...
成熟社会。株式会社三省堂の大辞林には、「量的拡大のみを追求する経済成長が終息に向かう中で、精神的豊かさや生活の質の向上を重視する、平和で自由な社会」と記載されている。 確かに、戦後の驚異的な復興、高度経済成長により、多くの人が自由で便利な生活をすることができるようになった。 しかし、少子高齢化による社会保障費の増大や、1000兆円に迫る巨額財政赤字など、経済成長のピークは過ぎ、これからは生活の質、生活者の質を高めなければならない。 鷲田清一氏(大阪大学総長)と内田 樹氏(神戸女学院大学教授)のこの著書は、経済成長に甘んじて、思考停止状態に陥っている未熟な大人たちへの警鐘として、これからの社会生活の考え方や個人の精神生活を説いている。
Posted by
これまで個人的に考えていたことと重なる内容が多くて、そうだよなあそうだよなあと思いながら読んだ。 思考の整理のためのまとめ本として、少し時間をおいたら再読したい。 そのときは批判的な視点も持ちたいな。
Posted by
読め、と言われた気がして読んだ。 どの章もいいキモがしっかり入っている。 消費者、幼稚化、二元論への警告、愛国論、相互依存と妥協、呪いと祝い。 もっと矛盾と無秩序を。
Posted by