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大奥二人道成寺 の商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2022/07/06

お狂言師歌吉うきよ暦 シリーズ2 西川流の家元で、希代の振付師と謳われた四代目西川扇蔵は、かつて歌仙と互いに想いを懸けた仲だった。 その扇蔵が、重い病に臥せっているというので、見舞いに行く歌仙の共をしたお吉こと、歌吉は、先客、坂東照代と二人で帰る路すがら、又もや、賊に襲われた。...

お狂言師歌吉うきよ暦 シリーズ2 西川流の家元で、希代の振付師と謳われた四代目西川扇蔵は、かつて歌仙と互いに想いを懸けた仲だった。 その扇蔵が、重い病に臥せっているというので、見舞いに行く歌仙の共をしたお吉こと、歌吉は、先客、坂東照代と二人で帰る路すがら、又もや、賊に襲われた。 榊原主計頭が失脚したので、安心していたが、またしても・・と、井出内記、日向新吾、岡本才次郎は、お吉の身を案じた。 しかし、どうやら狙われたのは、照代の方であるらしい。 照代は、六年前、大奥で、お狂言師をしており、上様のお手つきとなり、子供を孕った途端に、逃げるように大奥を去ったらしい。 再び、上様から召されている照代を守る為、 歌吉は、照代と二人で、権力争いや妬み心の渦巻く大奥で「二人道成寺」を舞うことになる。 歌吉は、無事に照代を守れるか。 姉弟子の歌津代を探る際に知り合い、日向達のの手駒となった、材木商、角善の若旦那・宗助と、日向新吾との、恋の鞘当てが、面白い。 次作が、益々楽しみ。

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2020/05/30

前作では、お狂言師歌吉の誕生が描かれたが、 今回の舞台は江戸城大奥。愛憎溢れる大奥だけど、それぞれに人間味があって面白い。日本舞踊には興味なかったけど、どういう衣装でどんな風に踊るのか興味が湧く。それと、江戸の古地図アプリを、見ながら舞台となる場所を探して、現代の地図と比較するの...

前作では、お狂言師歌吉の誕生が描かれたが、 今回の舞台は江戸城大奥。愛憎溢れる大奥だけど、それぞれに人間味があって面白い。日本舞踊には興味なかったけど、どういう衣装でどんな風に踊るのか興味が湧く。それと、江戸の古地図アプリを、見ながら舞台となる場所を探して、現代の地図と比較するのが楽しみになった。

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2015/11/23

相変わらず江戸情緒溢れる書きっぷりで・・・などと呑気に評している場合じゃない。歌吉シリーズは『精姫様一条』を初めに読み遡ったが、これで仕舞いかとネットで検索すると、杉本章子さんが乳癌で余命宣告を受けたとあるではないか。今年の「オール讀物4月号」に掲載されている。2009年に兆候が...

相変わらず江戸情緒溢れる書きっぷりで・・・などと呑気に評している場合じゃない。歌吉シリーズは『精姫様一条』を初めに読み遡ったが、これで仕舞いかとネットで検索すると、杉本章子さんが乳癌で余命宣告を受けたとあるではないか。今年の「オール讀物4月号」に掲載されている。2009年に兆候があって敢えて診察を受けなかったって、そんな。2011年に我が町の歴史をご案内させて頂いた際には、とても朗らかで元気そうだったのに。決して作品は多くないが、近世の風土と風習を存分に学んで描かれる彼女の作品世界にもっともっと浸りたい。

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2015/06/28

月刊誌連載中は親切な説明が1冊の本になった場合、まとめて読む身には少し煩わしく感じた。 とんでもない方向に話が進んだりして昔の時代劇風ではありましたが面白くなってきた。

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2011/09/13

お狂言師歌吉が坂東流名取照代と大奥、上様の御前で二人道成寺を舞う。 上様の大奥お渡り、御寝所での作法等〃いつもながら時代考証がすばらしい。 

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2010/06/25

大奥と聞くと何か秘めたどろどろとしたものを浮かべるが、 歌吉を想う二人の男性、宗助、日向の男らしいさっぱりとさえ感じさせる愛がなんとも美しい。 二人は恋敵なのに相手を気遣い、牽制しあいながら歌吉を想い続ける。 細やかな情景描写もひきつけられる。 長編小説だけれども各章ごとに入る説...

大奥と聞くと何か秘めたどろどろとしたものを浮かべるが、 歌吉を想う二人の男性、宗助、日向の男らしいさっぱりとさえ感じさせる愛がなんとも美しい。 二人は恋敵なのに相手を気遣い、牽制しあいながら歌吉を想い続ける。 細やかな情景描写もひきつけられる。 長編小説だけれども各章ごとに入る説明もあり、私にはとてもわかりやすい。

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2011/09/29

あでやかな女狂言師二人が披露する二人道成寺能や歌舞伎はイメージできるけど狂言はすぐにはイメージできなかったでもそんなことはまったく問題ないすべて文中に表現してあるから小町娘とうたわれた主人公のお吉(水木歌吉)の顔には1寸ほどのキズがあるのだけどえーと1寸でどんくらいだっけ?1寸=...

あでやかな女狂言師二人が披露する二人道成寺能や歌舞伎はイメージできるけど狂言はすぐにはイメージできなかったでもそんなことはまったく問題ないすべて文中に表現してあるから小町娘とうたわれた主人公のお吉(水木歌吉)の顔には1寸ほどのキズがあるのだけどえーと1寸でどんくらいだっけ?1寸=3.03cmおお結構な長さ・・・今でこそカバーする方法が色々あるけど江戸時代だものなぁ恋心を抱きながらも 芸事一筋!と言い切るお吉に涙今回出てくる人みんな恋してるんだよね残りのページが少なくなっても全然解決しないからどーなることかと思ったら・・・むふふいただいたサイン本やっと読みました気分が乗るまで寝かせていたんですよ エヘヘ

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2010/05/25

図書館の新刊コーナーでタイトルと装丁に惹かれて借りちゃいました。したら続編だったんだよねー。まあ、人間関係とかある程度は説明があるけれども、なにせ主人公のお上の捕り物方の手駒として(女スパイとでも言えばいいのかしら)働く歌吉が、顔に傷を負った事件をちゃんと読んでからのほうが、歌吉...

図書館の新刊コーナーでタイトルと装丁に惹かれて借りちゃいました。したら続編だったんだよねー。まあ、人間関係とかある程度は説明があるけれども、なにせ主人公のお上の捕り物方の手駒として(女スパイとでも言えばいいのかしら)働く歌吉が、顔に傷を負った事件をちゃんと読んでからのほうが、歌吉の気持ちに入り込めるかな、と。宗助と日向の人となりも、前の事件のときの言動を知らないと、どっちに肩入れしていいのか決めかねて。大奥モノだし、将軍家慶の頃の政治背景とか最後の側室お琴の方とか、史実にからめて「実は家慶にはもう一人子を成したのに町方に逃がした母子」がいたっていう設定で、まあここらへんは作者の想像から生まれたもしもストーリーなんだろうけど、こういう話は女性ウケしそう。実在の人間もたくさん出てくるので、大奥や後期徳川が好きな方にはなおのこと楽しめるとは思う。でもなぁ。。なんか、きっとこの先続編があるんだろう、だからこそお兄ちゃんの頼りなさげな婚約者とかひとくせありそうなその母とか、大奥で力を貸してくれた千さととか、もっとなんかありそうなのに「あれっ出番これだけ?」な肩透かしだし、けっきょく歌吉と日向がどうなるのかも明かされないままだし、ちと消化不良でした。まあまず元編を読まなくちゃだな。そしてきっと3話が出たら、もっとすっきりとこの作品に惚れることができるかもしれない。西川の3代目と歌仙の最後のやりとりは大好き。下手なベッドシーンよりも艶がありました。顔に傷もつ美しい町娘スパイ、これいつか実写になるかもしれないなぁ。

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