おばさん未満 の商品レビュー
「負け犬の遠吠え」で有名になった著者の本。 つい手に取ってしまった時点で私の負け(笑 年を取りたくないけど、若作りしてイタいとも言われたくない~! という、中途半端な年齢の女性の叫びが詰まっている。 硬い本ばかり読んでいるときは、気分転換になります。
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アラフォーのアラフォーによる本。 自分のひとつ上の時代のオネエサマ達は強い人が多い。 負けそうになるので、読んで知恵を借りようと思った。
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「負け犬の遠吠え」がおもしろかったからというのと、水森亜土のイラストに惹かれて読んでみた。自分は著者より一回り年下の、いわゆるゆとりちゃん世代だが、共感できるところが多くあった。自分も若さ至上主義のこの国での生きづらさを、20代前半にして既に感じている。精神が未熟なまま年齢を重...
「負け犬の遠吠え」がおもしろかったからというのと、水森亜土のイラストに惹かれて読んでみた。自分は著者より一回り年下の、いわゆるゆとりちゃん世代だが、共感できるところが多くあった。自分も若さ至上主義のこの国での生きづらさを、20代前半にして既に感じている。精神が未熟なまま年齢を重ねていくことは、もはや恐怖である。
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まだまだおばさんって呼ばれる年齢じゃないけど・・・共感できるネタが満載。 恐さ という章より お嬢タイプというのは、子供の頃から年下より年上が得意で、可愛がることより可愛がられることのほうが好き。だからこそ自分の年齢が上昇しても役割を交替することができず、可愛がられる立場と...
まだまだおばさんって呼ばれる年齢じゃないけど・・・共感できるネタが満載。 恐さ という章より お嬢タイプというのは、子供の頃から年下より年上が得意で、可愛がることより可愛がられることのほうが好き。だからこそ自分の年齢が上昇しても役割を交替することができず、可愛がられる立場というものに恋々としてしまうのです。 あたしも・・・このタイプっぽいぞ・・・
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※このレビューにはネタバレを含みます
老化は誰でもあることです。 けれど老化が怖いのではなくて、今は何歳であっても、 若く美しく外見を保つという傾向が強いので それを怠ると努力していない人と怠け者扱いされてしまう事なのです。 私も外見は歳相応に見られても良いですが、 心はいつまでも若くいたいなと思っている方なので、 このエッセイの内容の殆どに思わず頷かされてしまいました。 作者さんほど老化に対してまだ怯えてはいませんが、 口の項目は納得です。 バブル時代はあんなに口紅を塗りましたという具合の色合いだったものが、今はナチュラルメークになったので口紅はどんな色を塗れば良いのかと。 それは何故かというとナチュラルな口紅というのは、 ハリ、ツヤがあるからこそ映えるものですが肌がくすんできたりすると くすんだ肌にくすんだ色を塗ると血色が悪く見えるのです。 といってグロスを塗りすぎるのもなんだし・・・ といった具合です。 たるみも女性ならば気にする部分ですね。 それに対しても書かれていますが、 顔のたるみを見れば年齢が大体分かるというのも怖いですが、 その他に見落としがちなのが肘。 肘は永年に渡って頬杖をついたりしてきたことによって、 肘部分の皮膚がザラついたり、色素沈着されるそうです。 これはいくらテレビで綺麗に映っている有名人でも肘は誤魔化せないそうです。 でもそう思うと同じ人間なんだなと微笑ましく思えたりもしました。 女性の友達は男性と同じようにはいかなくて、 二十代後半から三十代前半くらいで分岐点がきます。 結婚して専業主婦になった人、結婚せずに仕事をバリバリする人など 結婚を境にして親友とも疎遠になる傾向が多いみたいです。 けれどまた四十代にして再分岐現象だけでなく、 友情の再統合というのもあるそうです。 専業主婦などによって別人格になったのではなく、ただ一時のことだけなのです。 子育てを経験をしている人というのは、お母さん特有の優しさ、包容力などがにじみ出てくるので久しぶりに会ってみるとほっとすることが多いそうです。 一度培った友情は例え疎遠になってしまっても、 また縁があれば戻ってくるものという言葉がとても頼もしく感じられました。 いつの時代でも若い人には負けられないと思っていても、 肉体は衰えていくものです。 けれど人生は一人で生きていくものではないので、 その苦しみを同じ女性同士で話すと心強くなり、 得意のガールズトークで楽しめれば老いも少しは怖くないなと思えました。 立ち振る舞いも年齢を重ねてきたからこそ良いものもあります。 外見の若さだけでなく、やはり内面からの美しさも 加齢と共にあると思うので女性は一生女性を演じていくものだなと思いました。 この本の表紙でもある水森亜土さんのイラストが、 この作品の内容を象徴しているのかもしれないとも思えます。 痛いおばさんにはならないぞ!なんて心の隅で思ったり・・・ とても読みやすい作品でした。
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痛いほどに身につまされた。 「成長」と「老化」って同義語なんじゃないの?という問いにはびっくりもしたけどその通り!とも思った。 ニンゲンの体は成長の先には老化があって、ずーっと成長し続けるなんてことはなく、いつかジェットコースターのてっぺんまで行ってあとは落ちる、って時を迎えるのだ。 ふぅ、怖い。 おばちゃんになったときに、どう年齢と向き合うか?これ若いころからずーーーーっと抱えていた問題ではあったけど、正真正銘のおばちゃんになった今、酒井さんが書かれたいたように「痛々しい」イタイおばちゃんにはなりたくない、とつくづく思った。 イタイ、というのはよくあたしも書いてるけど、おばちゃんなのに女の子のキモチを持ち続けちゃうこと。 酒井さんは、怖がられることを役割のひとつとして恐れていないタイプとして、おかあさん/姉御を挙げられていました。で、若い子から怖がられたくない!と頑なに思ってしまうお嬢さんタイプ。言うまでもなくこのタイプがいちばん痛いと。 見た目に関しても辛辣ながら「あいたたたた」って指摘がたくさん。 髪型のこと。白髪交じりの三つ編みは痛い、おかっぱも然り。そして無難な似合うと思われる髪型から脱却できない。はい、その通りです。似合わないかも?というビビりがあって冒険できない。 口紅のこと。バブル世代の定番色、青みのピンクを経て、ナチュラルカラ―になったけど、20代の頃と同じようにヌードベージュの口紅なんか付けようものなら、「顔色悪いけど」と言われかねない。年相応に似合うものを見つけるって難しいね。 酒井さんがマーガレット酒井というペンネームでOliveにコラムを書いてた頃、あたしもOlive少女でした。 で、ご多分にもれずその後もその手の雑誌/スタイリングを年齢の上昇とともにおっかけてた。酒井さんはそのしんどさにも触れている。一世代卒業すると次、次って新しい世代の雑誌があって、そこでは常にいつも一歩二歩先を行く、おされでステキな読者モデル/手が届きそうなモデルがいる。あたしたちはずーーーーっと「もっとステキに」を目指さなきゃいけない。でも、Olive少女だった時代、40なんておばちゃんでもう未来なんてないと思ってたけど、今楽しいし、未来も広がっている・・・ような気がする。そんなふうに年をとることが怖いことでも悲しいことでもなくって楽しいことになればいいな、と思う。 怖いけど、勇気が出る本。やっぱり酒井さんの観察力/洞察力はすごい。
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うまい具合に40代前半女子の生態を捉えている。ここはあくまでも“女子”である点がポイント。40代前半のお母さんであったり、奥さんのことも多少出てくるもののやはりそこは負け犬(!!)の酒井さんは聞きかじりでしかなく、あくまでも主役は女子である。 表紙が良いねー!
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そっか、こういうのはおばさんぽくみえるのか、と発見したり共感しました。読みやすくて、おもしろかった。読み終わると、まだまだこれから!と自分磨きしたくなる本です。
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まさにこれから通る道。 予習のような感覚で読みました。 少しずつ共感できる部分が増えていくのがコワイ…
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酒井順子も40歳になって、さあおばさんとよばれる年齢になって、その切り口はさらにするどくなるのか、それとも当事者としてあたりまえのおばさんらしくなるのか・・・なかなかするどい観察眼でおばさんを観察しています装丁の水森亜土さんのいらすとが、電車の中で読むにはちょっとはずかしい・・・
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