ぼくは本屋のおやじさん の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本屋さんはぜんぜんラクじゃないという苦労話と、楽しくしていこうという工夫の数々。 今と仕組みはいっしょか分からないが、棚に並べたい本を手に入れるのも一苦労なんだなと分かった。 特に小さな本屋さんなら尚更のことみたいだ。
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早川さんがボヤく。あっちにもこっちにもボヤく。ジャックス当時のように、もうちょいプロテスト感を出してボヤいてくれたら、もっと良かったかな。
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早川義夫の「サルビアの花」および「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」収録作を聞き、いっきにファンになった。 ウェブサイトのエッセイやコラムも控えめな人間愛に溢れた筆致にも触れ、新幹線の中で思わず落涙しそうになったものである。 「市井の人」「真面目な働き人」という面がも...
早川義夫の「サルビアの花」および「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」収録作を聞き、いっきにファンになった。 ウェブサイトのエッセイやコラムも控えめな人間愛に溢れた筆致にも触れ、新幹線の中で思わず落涙しそうになったものである。 「市井の人」「真面目な働き人」という面がもろに現れている。 つまりは散文的すぎる。愚痴が多い。言い訳が多い。 でも悪くない。 これに点数なんかつけるのはナンセンスだ。 本以外からの彼自身の文章にあった、 「僕は自分を見る鏡のように音楽を聴く」というフレーズ。 その、洗われる感じ、はっと気づく感じ、がところどころに現れる。
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たまに読み返して、色々はっとさせられるというか身につまされる本。本屋さんて本当に大変ですよねぇ。って他人事の様に思っちゃイケナイのですが。ずっと応援できる自分でいよう。
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70年代の伝説のロックバンド、ジャックスの早川さんが本屋をやっていたなんて、この本を読むまで知らなかった。 川崎市中原区の店で、1995年に閉店となっているが、本を読んでも辞めた理由は判然としない。 ただ、ご本人も言っているように、書店業は客商売であって、人と関わらず続けられるも...
70年代の伝説のロックバンド、ジャックスの早川さんが本屋をやっていたなんて、この本を読むまで知らなかった。 川崎市中原区の店で、1995年に閉店となっているが、本を読んでも辞めた理由は判然としない。 ただ、ご本人も言っているように、書店業は客商売であって、人と関わらず続けられるものではないし、出版不況で経営環境は20年前より格段と厳しい。この本では書店は全国2万軒と書かれているが、現在は1万3千軒まで減っている。こうした小さな書店が生き残ってほしいけど、実際は難しいんだろうな。
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[ 内容 ] 22歳(1969年)ロックグループをやめ、小さな書店を始めた著者の奮闘記。 置きたい本が入荷しない小さな店のもどかしさ。 冊子『読書手帖』を作って客とふれあい、書店主同士で通信を作り交流。 再び歌手を始めるまでの22年間で学んだ大切なこととは。 [ 目次 ] ...
[ 内容 ] 22歳(1969年)ロックグループをやめ、小さな書店を始めた著者の奮闘記。 置きたい本が入荷しない小さな店のもどかしさ。 冊子『読書手帖』を作って客とふれあい、書店主同士で通信を作り交流。 再び歌手を始めるまでの22年間で学んだ大切なこととは。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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この本は1982年刊行。 私が書店員を辞めたのは2010年。 書かれている図書流通の仕組みはほとんど変化なく、客注担当だったせいもあって、NHKテキストや雑誌定期購読には毎回ひやひやさせられた。 30年前から変わらない、ある意味伝統だったのですね・・・。
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本との距離、本屋という仕事との距離が、読んでいて気持ちいい。 色んな出来事に腹を立てながらも、来てくれるお客さんに少しでも喜んでもらおうと奔走する姿に共感。 業界内の仕組みに対するグチが多いけど、読んでいて不思議と疲れない。どこかホンワリした文章のせいだろう。 すごいのは、この本...
本との距離、本屋という仕事との距離が、読んでいて気持ちいい。 色んな出来事に腹を立てながらも、来てくれるお客さんに少しでも喜んでもらおうと奔走する姿に共感。 業界内の仕組みに対するグチが多いけど、読んでいて不思議と疲れない。どこかホンワリした文章のせいだろう。 すごいのは、この本でグチられている事の殆どは、今も変わらず行われているという事。 一体何年変わらないんだ…。
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これを読むまでは日本の本屋は再販制度のおかげでテキトーな商売なんだろうと思っていた節がかなりあって、近所の小さな本屋はどうも売る気がない、個性がない、潰れてしまえなどと呪詛していたが、間違っていた。けれども、本を買うのはやはり大型書店。というのが本音かもしれない。だからこそ書店主...
これを読むまでは日本の本屋は再販制度のおかげでテキトーな商売なんだろうと思っていた節がかなりあって、近所の小さな本屋はどうも売る気がない、個性がない、潰れてしまえなどと呪詛していたが、間違っていた。けれども、本を買うのはやはり大型書店。というのが本音かもしれない。だからこそ書店主も筆を執らざるを得なかったのだろう。もうわかっているかもしれませんが、この本には「就職しないで生きるには」という答えは当然ありません。
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本屋さんという仕事が自分の中でマイブームのときに、東京の本屋さんで買った。父親と一緒に本屋さんに行っていたのだが、この本の著者、早川義男という人は父親世代には有名なミュージシャンらしい。父親と一緒に本屋さんに行くこと自体ほとんどないのに、そこでたまたま手に取った本でそういうつなが...
本屋さんという仕事が自分の中でマイブームのときに、東京の本屋さんで買った。父親と一緒に本屋さんに行っていたのだが、この本の著者、早川義男という人は父親世代には有名なミュージシャンらしい。父親と一緒に本屋さんに行くこと自体ほとんどないのに、そこでたまたま手に取った本でそういうつながりがあるってやっぱり本屋さんはいい。肝心の内容は、ミュージシャンを辞めて、たぶん楽だろうと本屋さんを始めた著者がいろいろ愚痴りながら仕事を続けて行くエッセイ。
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