教育格差の真実 の商品レビュー
教育と経済の格差について社民的価値観から語られているが、対談本なのでよく言えば読みやすく、悪く言えば内容は薄く、学術的でもない。入門書として読む分には悪くはないが、各々の主張に左翼的偏りがある事を予め留意して読む必要はあるだろう。 本書の特徴は各々の体験談というか裏話的な事柄にい...
教育と経済の格差について社民的価値観から語られているが、対談本なのでよく言えば読みやすく、悪く言えば内容は薄く、学術的でもない。入門書として読む分には悪くはないが、各々の主張に左翼的偏りがある事を予め留意して読む必要はあるだろう。 本書の特徴は各々の体験談というか裏話的な事柄にいくつか興味深い点がある事である。その中でも、なぜ学者が体制側に付くのか?(政府批判ができないのか?)という点に関して、官庁から最新データをいち早く入手できるので、それを分析すれば頭を使わなくても世界初の論文を書く事ができるメリットがあるという指摘は興味深い。学者達は名誉と引き換えに魂を売っているのか?それとも研究のために面従腹背で割り切っているのか?
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2007年のリーマンショック前に行われた尾木ママと森永卓郎さんの対論。題名には教育格差とありますが、それ以上に小泉政権が打ち出した構造改革による新自由主義経済政策を徹底的に批判する内容。 それから10年、さらに格差が広がった現代日本を、改めて二人に論じてほしいです。
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尾木先生と森永さんの対談集で読みやすかったです。とくに森永さんはテレビとの印象が違って、いっていることが勉強になりました。
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2008年に出された本なんだよね。かれこれ5年前。5年後にも関わらずあのころよりはますます状況が悪くなって行っている気がするんだけど。 本当に教育格差って恐ろしいんだってことを実感した。こわすぎる。こんな格差社会の中で生きて行くなんて、人間不信になっても仕方ないかもって思う。 そ...
2008年に出された本なんだよね。かれこれ5年前。5年後にも関わらずあのころよりはますます状況が悪くなって行っている気がするんだけど。 本当に教育格差って恐ろしいんだってことを実感した。こわすぎる。こんな格差社会の中で生きて行くなんて、人間不信になっても仕方ないかもって思う。 そして、教育と経済がこんなにもぴったりとくっつき合っている分野だってこともわかった。 これをふまえた上で、私は博物館教育という分野から何ができるんだろう?
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何かが おかしいと思っていたことを 社会のしくみを踏まえて 説明してくれています 明るい未来につながりますように
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「格差」、よく聞く言葉です。 その格差について、尾木氏は、 "自然現象"でも"歴史的必然"でもないからです。きわめて人為的、政策的、つまり政治が主導して生んだ格差 だと指摘しています。 そう指摘されて初めて気がつきました。 そういうことに...
「格差」、よく聞く言葉です。 その格差について、尾木氏は、 "自然現象"でも"歴史的必然"でもないからです。きわめて人為的、政策的、つまり政治が主導して生んだ格差 だと指摘しています。 そう指摘されて初めて気がつきました。 そういうことに気がつく人材を育てていくことが大切だと思うし、 「政治が主導して生んだ。それはおかしいではないか、そんな社会はおかしいではないか。」と「権力者の行動を看破できる教養や知性」を持つ人材を育てていくことが大切。 そこに、今の教育界に蔓延している競争原理主義は必要ないと私は思う。 政府は一握りのエリートがいればそれで十分、あとは物申さぬ国民を作ろうとしているけれど、そんな政策に騙されることなく、考えることのできる子どもを育てていきたい。
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今の日本の教育格差について、著者二人が対談形式で論じる。特に印象的なのは、日本の階級が固定化されてきているという事実。今の社会的格差は江戸時代よりもひどいとも言えるそうだ。一度落ちたらそこから這い上がるのが難しい現代の日本。それをいかに乗り越えていくか、そのヒントが書かれた本。
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現実に教育を受けていても、受けさせていても、 その評価は良く分かっていなかったことを実感。 習熟度別クラスの真実を知って、怖くなった。 教育とは、流し込むことではないことが分かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
二人の対談が面白い。自分の中の葛藤を内面化することを阻害するものの一つとして、ホームパージや掲示板を挙げている。深く格差社会が進行していることへの視点が的確。そう!’自分の頭で考え、心で考える’人生を過ごしたいものです!’事実の本質を見抜く力量を子どもたちに身につけさせたい’に同感。経済への説明もいい。
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現在の教育問題(学力格差、いじめ、不登校など)を 政治の観点から考察する本であった。 教育に対して政治が影響するところは大きいものであるということを感じた。
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