プライベートエクイティ6つの教訓 の商品レビュー
PEファンドのバリューアップ策について書かれている。PEがバリューアップをする際にどのような視点で投資先を見て経営改善を行うかイメージするのには良いが、抽象的で分かりきった内容も多く、もう少し踏み込んだ解説が欲しかった。ただ、本書で述べられている事は経営改善にとっては本質的な事だ...
PEファンドのバリューアップ策について書かれている。PEがバリューアップをする際にどのような視点で投資先を見て経営改善を行うかイメージするのには良いが、抽象的で分かりきった内容も多く、もう少し踏み込んだ解説が欲しかった。ただ、本書で述べられている事は経営改善にとっては本質的な事だと感じた。
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同書の中にも書いてあるが、目新しいアイデアやテクニックは書いていない。だからこそわ分かる。 一般にやるべきと言われていることをやり切れば勝てることを。 ポテンシャルを現実到達可能な最大限に見極め、ロードマップを描き、適切な人を集め活かし、毎日毎週毎月の目標にこだわって精一杯を尽く...
同書の中にも書いてあるが、目新しいアイデアやテクニックは書いていない。だからこそわ分かる。 一般にやるべきと言われていることをやり切れば勝てることを。 ポテンシャルを現実到達可能な最大限に見極め、ロードマップを描き、適切な人を集め活かし、毎日毎週毎月の目標にこだわって精一杯を尽くす。 それだけ。でもそれが簡単に出来る人がいない。だから日々精進する。
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"最高のPEファーム"がポートフォリオ企業のフルポテンシャルを達成するための教訓を、普通の企業経営に応用するための本。表現などややわかりづらところはあったものの、PEファームの経営意識の高さを感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久々に以前勉強していた資金運用関係の本が読みたくなり、その当時一番興味のあったプライベート・エクイティ関係の最近の状況がどうなっているのか知りたくて、2冊ほど買いました。これはそのうちの1冊で薄い方。 「プライベート・エクイティ」という運用方法にもいろいろあり、日本で「ハゲタカ」と言われた「会社乗っ取り」手法のものもこれに含まれたりもしますが、この本は、「王道」である投資先企業の株を握ることでその企業の経営を刷新し、長期的・本質的な企業価値を高めてからその企業の株式を次の投資家に売却することで利益を得ようとするもの。したがって、買われた企業側にもメリットがあります。 そういうものであることから、この本の内容は、プライベート・エクイティ・ファンドが、どうやって投資先企業の経営を改善し、企業価値を高めようとしているかについて述べているもので、投資手法の解説と言うよりもむしろ企業経営の改善手法といった趣が非常に強いものでした。 韓国の例も一例ありましたが、残念ながら日本の例はゼロで、ほとんどは欧米の事例ということもあり、日本での社会風潮、企業風土での適用にはやはり結構難しいのかなとも思わされましたが、なかなか勉強にはなりました。
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