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源氏物語 新装版(四) の商品レビュー

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2024/01/31

《目次》 ・「若菜 上」 ・「若菜 下」 ・「柏木」 ・「横笛」 ・「鈴虫」 ・「夕霧」 ・「御法」 ・「幻」 ・「雲隠」 ・ 紫式部と気脈を通じる「作家」の訳  大塚ひかり

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2018/12/08

円地文子 訳 「 源氏物語 」平成13年刷 4/5 柏木〜総角 無常観を感じさせる内容 *光源氏の晩年の苦悩(後妻の不倫、夕霧の愛執) *光源氏の最期「雲隠」〜雲は時間、年齢を暗喩? *光の世界から 薫の世界への遷り変わり 物語の作り方がうまい。宇治十帖は 光源氏の設定を ...

円地文子 訳 「 源氏物語 」平成13年刷 4/5 柏木〜総角 無常観を感じさせる内容 *光源氏の晩年の苦悩(後妻の不倫、夕霧の愛執) *光源氏の最期「雲隠」〜雲は時間、年齢を暗喩? *光の世界から 薫の世界への遷り変わり 物語の作り方がうまい。宇治十帖は 光源氏の設定を 少しずらして 現代風な恋愛小説になっている 光源氏の最期と薫の登場 *雲隠〜雲で光が隠れ(光源氏の最期) *雲は何かを暗喩したものなのか〜時間、年齢 *匂宮〜光の世界から 薫の世界へ *光=眩しくて近づけないイメージ=光源氏 *薫=惹き寄せられるイメージ 身分(源氏生前) *朱雀院〜雲隠で死 *源氏〜雲隠で出家、死 *紫の上〜御法で死 身分(源氏死後) *薫=柏木と女三宮の不倫の子〜中将→椎本で中納言 *匂宮=明石中宮と今上の子=源氏の孫 *玉鬘の子=大君は冷泉院と、中の君は今上と 宇治十帖 人間関係 *八の宮(聖の宮。源氏の弟) *大君=八の宮の娘→総角で亡くなる *中の君=八の宮の娘→匂宮と *浮舟=八の宮の娘 総角(あげまき)=離れていたけど、いつしか寄り合う

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2013/07/11

夕霧が親友の未亡人である女二の宮を口説くのだけれど、彼の手管は、「どんなに女に拒まれても、帰らない」という迷惑なもの。 いかにも二人が懇ろであるかのように朝帰りして浮名を立て、もう立ってしまった浮名を元には戻せないと女にあきらめさせる。なんとも姑息なやり方。 しかしこんな無体な...

夕霧が親友の未亡人である女二の宮を口説くのだけれど、彼の手管は、「どんなに女に拒まれても、帰らない」という迷惑なもの。 いかにも二人が懇ろであるかのように朝帰りして浮名を立て、もう立ってしまった浮名を元には戻せないと女にあきらめさせる。なんとも姑息なやり方。 しかしこんな無体な、女の名誉を犠牲にしたやり方でいっしょになったのに、いつの間にかむつまじい夫婦になってしまうんですね、これが。この、語られない「いつの間にか」が源氏物語の特徴です。 そして夕霧は、幼なじみの雲居の雁と女二の宮(落葉の宮)とに月に15日づつ通って、義理固さを表します。 夕霧って、夕霧って、なんかとってもちっちゃい男よ・・・・。

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2011/03/16

全6巻 出版社/著者からの内容紹介 国語学者の中でも、特に言語感覚が鋭敏だった訳者による『源氏物語』第二巻。十七歳になった光源氏は、「心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花」の女主人の、その名の象徴するような死に遇い、そこはかとなき人の世の無常を感じ、心労のあまり熱病に...

全6巻 出版社/著者からの内容紹介 国語学者の中でも、特に言語感覚が鋭敏だった訳者による『源氏物語』第二巻。十七歳になった光源氏は、「心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花」の女主人の、その名の象徴するような死に遇い、そこはかとなき人の世の無常を感じ、心労のあまり熱病にかかったが、その加持のために北山に出向き、「手に摘みていつしかも見む紫の根に通ひける野辺の若草」の少女に最愛の女藤壺の面影を見た源氏は、本邸に迎え取って養育する。 著者紹介 1900年愛知県生まれ。1923年國學院大学文学部卒業。國學院大学名誉教授。文学博士。主著『国語発達史大要』『国語史概説』『現代語の性格』『日葡辞書の研究』『徒然草-附現代語訳』『源氏物語-本文編-』(共編)外多数。1976年没。 円地文子訳『源氏物語』(レビュー前)

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2009/10/07

若菜がこんなに長大だったとは……光源氏が女三の宮を迎えてから亡くなるまでの、なんというか、下降の一途をたどる巻でした。かなりの部分を夕霧など他の人の描写に費やしてもいたり。とりあえずここで一区切り。

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