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誰が学校を変えるのか の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2019/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小中学生の教育費に、一人当たり100万円の税金が使われている。年間約10000コマの授業・行事が行われるから、1コマの授業に生徒1人が税金から1000円払っている計算になる。「今やった1時間分の授業は、生徒1人1人が1000円払う価値のある授業だったか?」先生は自問しなければいけない。

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2014/06/17

「よのなか科」21世紀を生き抜くための授業である。受けてみたいと思えることが展開される。 僕はこの本で、初めて著者藤原和博さんの存在をしり、今では(20146/17)では3冊目の著作を見ようとしてるところで、やはり21世紀が、緊密な地域社会とはまったく異質な成熟社会であり、その成...

「よのなか科」21世紀を生き抜くための授業である。受けてみたいと思えることが展開される。 僕はこの本で、初めて著者藤原和博さんの存在をしり、今では(20146/17)では3冊目の著作を見ようとしてるところで、やはり21世紀が、緊密な地域社会とはまったく異質な成熟社会であり、その成熟社会を生き抜くために、コミュニケーション教育を実施するという運びになるということです。 よのなか科の授業を受けれる中学生は幸せですね、まぁやっていることはさまざまな視点から物事をみる ということが根底なのだと僕は感じましたが、クラスという特別な 、それこそ緊密な単位のなかで、ロールプレイをしながら勉強できること、すごく幸せだと思います。

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2014/01/10

再読。 学齢期の子どもの親として、また、学校に第三者として身を置く者として読んだ時、改めて惹きつけられるものがありました。 学校や教師についての見方については、とても納得しました。 「学校」のできること、できないことを明示することで、「学校という場」を利用してできることの実...

再読。 学齢期の子どもの親として、また、学校に第三者として身を置く者として読んだ時、改めて惹きつけられるものがありました。 学校や教師についての見方については、とても納得しました。 「学校」のできること、できないことを明示することで、「学校という場」を利用してできることの実践例を示されています。 これはやっぱりおもしろい。 「関係者」の立場だと実践がやはり難しい面もありますが、この本をきっちり読み込んでいけば、「できることは、ちゃんとある」こともわかります。 要は、やるかやらないか。 懐かしさが、心の拠り所になる、という運びはいいなぁと思いました。 確かに、確かに。 子どもの中に懐かしい気持ちを残せるような、そんな大人でありたいと思いました。

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2012/09/30

初の民間出身校長である藤原氏の公教育論。 氏の実践してきたよのなか課、地域本部がいかに成熟化した日本にとって重要か、説いています。 ・学校の眩しさを失わせた3要因は、テレビ、家庭の経済力、先生の年齢 ・これからの時代に求められるのは、情報収集力ではなく、情報編集力 ・小中...

初の民間出身校長である藤原氏の公教育論。 氏の実践してきたよのなか課、地域本部がいかに成熟化した日本にとって重要か、説いています。 ・学校の眩しさを失わせた3要因は、テレビ、家庭の経済力、先生の年齢 ・これからの時代に求められるのは、情報収集力ではなく、情報編集力 ・小中学生の教育費に一人あたり約100万円の税金が使われている ・身の回りの経済、政治、現代社会の諸問題との関わり方については、学校はずっと目をつぶってきた ・学校の中に地域本部を置き、様々な学校活動の空いている時間と場所に地域社会からボランティアを大量かつ多様に引き入れる。 ・教育の効果は、関わる大人の量と質と多様性によって決まる。 ・そのためには、子供達が地域社会の大人たちと学べる場所が必要になる。それがよのなか科の授業である。

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2010/10/19

この本は著者によると、学校の先生が一番読みたがらない本だそうだ。 しかし現職教員の自分は書いてある内容に?と思う所はあまりなく(全くなかったわけではないが)納得しながら読めた。 学校に居場所がない、居心地が悪いという理由で不登校になる子どもが多いが自分たちも以前に比べたら学校は居...

この本は著者によると、学校の先生が一番読みたがらない本だそうだ。 しかし現職教員の自分は書いてある内容に?と思う所はあまりなく(全くなかったわけではないが)納得しながら読めた。 学校に居場所がない、居心地が悪いという理由で不登校になる子どもが多いが自分たちも以前に比べたら学校は居心地の悪い所となっている。なぜか?この本を読んであ~そうかと思えた(腑に落ちた) 藤原氏ば元校長を務めていた和田中学校の「よのなか科」に興味があった。幸いにこの本に「よのなか科」の内容が書いてあった。興味のある人はぜひ本書を購入してください。 最終章にこう述べてある なぜ、勉強しなければならないのですか? 自由になるためです。 どうすれば自由になれるのですか? 積み上げた「クレジット」レベルが高ければ高いほど、あなたは自由になれます。 なぜ、仕事をするんですか? やはり、「クレジット」レベルを高めてより自由になるために。 勉強も仕事も自分のクレジットを高めるためだったんですね? そう、あなたが蓄積し運用する「クレジット」こそが、来るべき「市民社会」の通貨になるのですから。 なるほどなと思った箇所は 21世紀を生き抜くのに必要な5つのチカラ(なぜか力が片仮名です)として ① COMMUNICATIONするチカラ (異質なもの同士がお互いに交流し合い、異質性を認めるための梯となる技) ② LOGICALに思考するチカラ (自分の頭で考える癖をつけ常識に対しても一旦疑ってかかるようにして納得できる解答を探すための教育) ③ RolePLAYするチカラ (社会的に役割の異なる他人の立場になってもち自分がその人だったらどう思うか、どう考え、どのように行動するかに思いを馳せるチカラ) ④ SIMULATIONするチカラ (これが起こったら次にはあれが起こるんじゃなないかと類推するチカラ) ⑤ PRESENTATIONするチカラ (他人を納得させる力) 5つの力すべて、同一集団ではなく多様な集団の中で「共生」する道を探っていくことになる21世紀社会を生き抜くための力である。 異質な集団でも自分を見失わず、双方が納得する合意点を探す努力を続けられる人材がより幸福に近づける。こうした社会を著者は「クレジット社会」と言っている。 教職大学院の科目「組織マネジメント」でも学んだが、これからの学校は「コミュニティスクール」として存続していく方法が一番多くなるのではないかと思った。 学校が地域住民(藤原氏は住民ではなく市民になれと言っているが)と保護者の協働で学校を運営していく。言葉だけではなく本当に「開かれた学校」として。(永田)

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2009/10/04

これから教育者になろうと考えている人は必ず読んでもらいたい。 この本が全てで無い事も事実です。一つの特例かも知れません。しかし、教育現場の生き残るためには避けて通れない事なのかも知れません。 教育者になるかたは、もしこんな変化があった時のシミュレーションとして触れておく事も大切で...

これから教育者になろうと考えている人は必ず読んでもらいたい。 この本が全てで無い事も事実です。一つの特例かも知れません。しかし、教育現場の生き残るためには避けて通れない事なのかも知れません。 教育者になるかたは、もしこんな変化があった時のシミュレーションとして触れておく事も大切ですね。

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2009/10/04

核家族化・少子化により、子供たちが多様な関係性の中で生き、成長することが難しくなっている。ゆえに今後の学校は、教師や家族以外の人々(地域の大人たち、教師志望の学生、地元ではたらく自営業者・経営者など)、つまりタテでもヨコでもないナナメの関係を取り結ぶ場として機能することが求められ...

核家族化・少子化により、子供たちが多様な関係性の中で生き、成長することが難しくなっている。ゆえに今後の学校は、教師や家族以外の人々(地域の大人たち、教師志望の学生、地元ではたらく自営業者・経営者など)、つまりタテでもヨコでもないナナメの関係を取り結ぶ場として機能することが求められる。 杉並区は、小学校で学年平均2クラス、中学校で学年平均3クラスだそうな。いじめにあったら逃げ場がなくて相当辛いんだろうなぁ。今の子達は大変だわ。

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2009/10/07

社会と教育の関わりかた。ひとつの答えがここにある。これが日本中で実現されれば全く違う日本になっていくだろう。 「住民」ではなく「市民」になる教育。いま私ができることは「市民」になれるようにどんどん勉強することだ。

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