冷たい水と、砂の記憶 の商品レビュー
こんないかにも女らしい人たちがほんとにこの世に存在するのだろうか?2008年という少し前の作品だからそう感じるのか、読んでいて少し気恥ずかしくなった。 でも、最後の話は自分たち夫婦の心境に近い気がしてとても心に響く話だったので、最後まで読んで良かったと思う。
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二人が歩む道には。 読み手が男か女かによって解釈は変わるだろうし、短編に対する感想も変わってくるのだろうな。 物語の視点などが関係しているのかもしれないが、女性特有の心境が多いような気がした。
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短い短い短編が17作品も詰まった一冊。 どの作品もどの女性の心に潜む気持ちを繊細に描写している。 思い出すのは、ワインの瓶かな。 赤いフルボトルワインの瓶。
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男女関係の話は物語にしやすいのか。 今はそんな気分じゃないので、まったく心に響かないけどね〜。 いつでもトキメキを、心に潤いを、を心がけるべき!?
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「心の記憶と、体の記憶が絡み合っている」。 著者はあとがきでそれが本書のテーマであるように書いていたが それは最初の方だけで、後半になるにつれ テーマがぶれていくというか、ただ今までに書いていた 短編を寄せ集めてみただけのような本になっていた。 17編を200ページほどの本にまと...
「心の記憶と、体の記憶が絡み合っている」。 著者はあとがきでそれが本書のテーマであるように書いていたが それは最初の方だけで、後半になるにつれ テーマがぶれていくというか、ただ今までに書いていた 短編を寄せ集めてみただけのような本になっていた。 17編を200ページほどの本にまとめたものだから 本当に数ページで終わる話もあって、起承転結の 「起」すら始まる前に、物語が途切れているような 印象の短編も多々あった。 言葉が気障で、古めかしく、それなのにどの短編でも 紋切り型で、一気に読もうとしても心が飽和していく感じで 読んでいると疲れてくる。 ただ、表題作と、「世界にたった一つの香り」はよかったかな。 香りとともによみがえる記憶に、冷たい水を飲みながら 溺れかけるものの、それを簡単に放りだせる女と、 一緒に過ごした女たちの香りをすべてまとう男。 「香り」というアイテムに弱いだけかな、今のわたしが。
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女性の視点による、恋愛と別れの短編集。 作者の後書きに、身体と魂は必ずしも一致しない、とあったが、男である自分にはイマイチ共感できなかった。 まあ、現実もそんなものかもしれない。 発言には気をつけねば、という教訓が得られた一冊。
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全て女性が主人公の短編集。私は「風になびく青い風船」のお話が嫌いです。(どなたか、この街の親切な方、この犬をもらって下さい。車も一緒に差し上げます)←この一節が犬を飼ってる私としてはどうにもこうにも受け入れがたい。。。
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なんてことのない短編集。 平凡だけれど、安定した日常が、カスミにはどうしようもなく不安で、落ち着かなかった。 そんな中友人の誘いで行ったニューカレドニアで、出会ったアル。 [冷たい水と、砂の記憶] 2ページくらいで終わる短篇もあるので、すらすらと読める)^o^(
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